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ここ数年特に注目を集めている電子マネーですが、実は日本ではインターネットが普及し始めた頃から電子マネーは存在していました。その中で、最古参ともいえる存在としてWebMoneyが有名です。
1998年4月3日よりサービス開始しており、すでに20年以上の実績を誇っているメジャーな存在であるWebMoneyですが、その時代に則してサービス内容も年々進化を遂げているのをご存知でしょうか?
ここでは、WebMoneyの特徴や法人クレジットカードとの相性などについて、詳しく解説していきます。
WebMoneyの特徴
非常に歴史の古いWebMoneyとは、プリペイド型電子決済サービスのブランド名称及びサービスを提供しているKDDIの子会社の企業の名称であります。KDDIといえば今はauブランドで様々なサービスを展開していますが、インターネットが普及し始めた時からすでにこのようなサービスを展開しているのですから驚きですよね。
WebMoneyはプリペイド型の電子マネーであり、16桁の番号にのみ通貨価値を持たせる方式を採用しています。よって、今のトレンドである磁気カードやICカードのような複雑な記録媒体や特別なハードウェアは不要で、導入しやすいという利点があります。
また、至ってシンプルなシステムですので、個人情報の登録や入力が不要となっていて、利用者の匿名性が高く情報漏洩などのリスクを最小限に抑えることができる仕組みを採用しています。
WebMoneyの誕生の背景には、当初からオンライン上における電子商取引の活発化を見越して開発されているという経緯があります。主に通販サイトやデジタルコンテンツサイトで導入されていて、そのシェアは非常に高いものがあります。
オンライン上での決済に特化していることも特徴であり、コンビニエンスストアや小売店などの実店舗における支払いは不可能でしたが、2014年5月に登場したMasterCardのプリペイドカード系統のWebMoneyカードでは支払いに使用することができます。
プリペイド型電子マネー市場の代表的な競合相手にはビットキャッシュがあり、日本国内においてはWebMoneyとビットキャッシュで市場の大半を占めている実情があります。ちなみに、同様のオンライン電子決済サービスとして、ロシアのWM Transfer Ltd社が運営するWebMoneyもありますが、日本国内ではKDDIグループが運営しているものをWebMoneyがメインとなります。
メリット
WebMoneyを使用すると、支払いがスマートに行うことができますし、特にインターネットショッピングにおける決済が容易に行える点も魅力的です。具体的には、次のようなメリットがあるカードであるといえます。
使用できる店舗が多い!
WebMoneyはすでに多くの店舗で導入されている支払い方法であるという点が最大のメリットとなります。WebMoneyでは全国及び世界のMasterCard加盟店で使用することができます。
MasterCardと言えば世界的なシェアが圧倒的に高く、様々な場所で使用することができるのが魅力的です。国内でも、コンビニエンスストアを筆頭としてあらゆるシーンでの使用が可能です。
また、オンライン決済に使用できる点も魅力的です。特にその利便性を活かして多く活用されているところに、オンラインゲームがあります。法人向けではなかなかオンラインゲームに使用することは少ないかもしれませんが、ほとんどのゲームで課金する際にWebMoneyに対応しています。
WebMoneyでは、オンラインゲームだけでなく音楽配信サービスなどの支払いも可能となっていますし、オンラインショップの決済でも頻繁に使用されているのを見かけます。以前はWebMoneyはオンライン上でのみ利用できる仕組みでしたが、WebMoneyカードの発行によってより幅広いシーンでの利用ができるようになったのが良いですね。
購入できる店舗も多い!
WebMoneyは、チャージしたい額面のコードを購入してWeb上やアプリでチャージする方法と、WebMoneyカードにチャージする方法で利用することができます。WebMoneyはコンビニ等のリアル店舗でも購入することができます。
コンビニ各社に設置してある専用機器やマルチコピー機で購入できますし、レジにギフトカードを出して購入も可能です。購入する際には、身分証明書などの提示も必要もありませんので、誰でも気軽に購入することができます。
コンビニ以外では、ウエルシアなどのドラッグストアやauショップ、オンラインではクレジットカードやオンラインバンキング、auかんたん決済においてチャージできますので、会社内で容易にチャージできるのが良いですね。
1円単位でチャージできる!
WebMoneyのようにギフトカード経由でチャージできる電子マネーは多いのですが、問題点としてチャージできる最小金額が設定されている点にあります。例えば、100円単位でしかチャージできない場合が多くあるので、もう少し細かく刻んでチャージしたいのにできないというケースもあります。
その点で、WebMoneyの場合はすべてのケースにおいてではありませんが、ファミリーマートに設置されているWebMoney JUST POINTや、各コンビニのレジで購入することができるWebMoneyギフトカードバリアブルを利用することで、1円単位でWebMoneyをチャージすることができるのです。
これは、地味ながらも非常にありがたい機能としてメリットとして取り上げることができます。
au WALLETとの相性抜群!
WebMoney は、同じ系列であるau WALLETとの相性が良いカードであることでも知られています。au WALLETプリペイドカードを使用すれば、WebMoney支払いも可能ですしチャージすることも可能です。
ただし、注意したいのは2018年11月をもってau WALLETプリペイドカードに内蔵されたWebMoneyは強制的にau WALLETにチャージされてサービス終了しています。カードとしては有効なのですが、新規発行することはできなくなっていますので注意しましょう。
カードをまとめるのも簡単!
WebMoneyは景品としても活用されていて、クレジットカードのポイントを交換してWebMoneyにすることができます。確かに便利な半面で、複数のWebMoneyがあると単純にカード枚数が増えてしまうなどの障害があります。
このような場合、WebMoneyカードケースという専用アプリを利用して、プリペイド番号を読み取ることで、カードの残高を一つのカードに集約することができます。これで、中途半端に残高が残っているカードが有る場合に集約することができて良いですね。
もしアプリが利用できない場合は、WebMoney公式サイトで残高引継ページから余ったポイントの統合が可能ですが、手数料として4%がかかりますので注意が必要です。WebMoneyカードケースは無料で利用できますので、スマートフォンをお持ちの方であればWebMoneyカードケースはインストールしておきましょう。
ポイントが還元される!
WebMoneyでは独自のポイントサービスがあり、利用に応じてポイントが還元されます。ポイント還元されるのは、WebMoneyカードケース、またはWebMoney Card裏面のプリペイド番号による支払のみが対象となります。
WebMoney加盟店であれば問題なくポイントが貯まりますが、気になるのが還元率ですよね。WebMoneyでは、WebMoneyカードを作成後3ヶ月間は利用金額1,000円毎に10円分のWebMoney、期間後は1,000円毎に5円相当分のWebMoneyが獲得できます。
ポイントと言うよりは、キャッシュバックしてもらえるのが魅力的で、法人での使用においても経費削減に寄与することができます。ただし、MasterCard加盟店などの実店舗での利用はポイント還元対象外となるので注意が必要です。
紛失時に即座にロックを掛けることが可能!
決済時にスマートに決済できるWebMoneyですが、その便利な半面で紛失してしまうと不正利用されてしまう可能性が高まります。そこで、WebMoneyでは紛失や盗難にあった場合に即座にロックを掛けることができます。
ロックさえ掛けてしまえば、不正利用される可能性が低くなりますので、いざという時も安心ですね。
デメリット
WebMoneyはメリットが有る一方で、デメリットもあるカードとなっています。主なデメリットは以下があります。
意外と使い道が少ない
WebMoneyは、主にオンラインゲームなどに使用することができ、特に未成年でクレジットカードを保有していない方が利用するものという印象があります。それもあって、法人としてWebMoneyを持っていても意外と使い道が少ないのが残念な点です。
実店舗ではコンビニエンスストアなどでも使用できますが、実店舗での利用はポイントの対象外となるので、他のカードを使用したほうがお得になるので、選択肢から外れてしまうのです。オンラインショッピングなどでは便利ですが、自社でどのようなシーンで決済が必要で、それに対してWebMoneyは利便性が高いかどうかで発行可否を判断することが重要です。
WebMoneyで使えるクレジットカード一覧
WebMoneyのありがたい点として、クレジットカードで容易にチャージできる点があります。
プリペイドカードの中には、クレジットカードのチャージができずに不便に感じることがあるのですが、WebMoneyでは以下のクレジットカードでチャージできます。
- 全てのMastercard
- クレディセゾンVISA・JCB
- UC発行のVISA
- au WALLETクレジットカード
- トヨタファイナンス発行のクレジットカード
- エポスカード
- 三菱UFJニコス発行のMUFGカード
- DCカード
- NICOSカードのVISA
MasterCardであればすべてのカードでWebMoneyのチャージに対応しているのがすごいですね。利用できる条件として、セキュリティコードが印字されていることとカード発行会社が提供する本人認証サービスが利用できる場合に限られます。
また、チャージできる金額は以下の設定額となっています。
・3,000
・5,000
・7,000
・10,000
・25,000
・30,000
・35,000
・40,000
・45,000
一つのWebMoneyカードにチャージできる限度額は100万円分となりますが、十分すぎる限度額ですね。他にも、auかんたん決済を利用してクレジットカードでチャージする方法もあります。
おすすめの法人クレジットカード
WebMoneyとクレジットカードの関連性として、やはりMasterCardとの相性の良さは見逃せません。特に、次の法人カードがおすすめできます。
P-one Business Mastercard
P-one Business Mastercardでは、キャッシングご利用可能枠が300万円ととても高いのが特徴です。WebMoneyによる決済だけでなく、急に資金が必要になった場合に借りることができる点が魅力的です。
ポケット・ポイントも2倍貯まるなど、お得感が強く積極的に利用したいカードとなっています。
UC法人カード
UC法人カードは、利用限度額が300万円と余裕があるカード使いが可能となります。年会費も1,250円と比較的リーズナブルであり、永久不滅ポイントをお得に貯めることが可能です。
航空券手配をスムーズにできたりと、特典も多いカードとしてもおすすめです。
注意点
WebMoneyは他のカードと比べてチャージが比較的容易に行える点が魅力的ですが、オートチャージ機能はありません。一度にチャージできるのが最大45,000円分であり、限度額も100万円相当まで可能ですのでチャージしておけば安心なのですが、使用したいのに残高不足で使用できないというリスクがありますので、常に残高は把握しておくようにしましょう。
チャージ方法や使い方
WebMoneyを導入したい場合、まずはコンビニエンスストアなどでWebMoneyを購入します。このカードを購入する際には、身分証明など必要なく年齢職業問わず誰でも購入することができます。
最初は購入した額面通り使用することができるのですが、もし追加でチャージしたい場合はWebMoneyカードを入手しましょう。Webから申し込みできて、最短60秒で発行手続きが完了して1週間程度で手元に郵送されます。
このカードに以下の方法でチャージして利用することができます。
・プリペイド番号
・セブン‐イレブン収納代行
・auショップチャージ
・クレジットカード
・インターネットバンキング
・三菱UFJ銀行チャージ
チャージしたら、オンラインサービスであればWebMoneyの番号を入力し、実店舗であればカードを提示することで支払うことが可能です。
その他おすすめの電子マネー
WebMoneyのように、幅広いシーンで活用できるプリペイドカードとして、次のようなカードがあります。
au WALLET
WebMoneyの実質的な後継者となっているのが、au WALLETです。WebMoneyと同じくMasterCard加盟店で利用できて、しかもauの様々なサービスの利用でポイントをお得に貯めることができるのが魅力的です。
カードへのチャージにauかんたん決済が使用できるのも良いですね。au WALLETと相性の良い法人カードとしては、次のカードがあります。
- EX Gold for Biz M
- ライフ ビジネスカード
ソフトバンクカード
位置づけとしてはau WALLETと似ていて、大手携帯キャリアでもあるソフトバンクが発行しているプリペイドカードです。VISA加盟店で使用できますし、Tポイント機能が内蔵されているので、利用するだけでTポイントを獲得できますよ。
ただ、弱点としてはクレジットカードでのチャージができず、ソフトバンクまとめて払いを経由する必要があり、手間がかかる点があります。
まとめ
WebMoneyは電子マネーの走りとして長きに渡って君臨し続けています。特にWeb系のサービスにおいて絶大なシェアを誇る半面、実店舗で利用する場合にはポイントがつかないなど不便に感じる点も多々あります。
そもそも、法人として利用できるシーンが少ないので、導入するに前によく吟味することが重要です。
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