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2019.05.15
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manacaで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

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交通系ICカードは各地域や会社で独自のものがあり、コレクションしている方も多いのではないでしょうか?中には非常にレアなものがあって、持っているだけでも自慢したくなるカードもあります。

各社でかわいいキャラクターをモチーフとしていますが、特に可愛さで言えばmanacaが群を抜いている印象があります。Manacaは主に中京エリアで発行されている交通系ICカードですが、一体どのような特徴があるカードなのでしょうか?

ここでは、manacaの特徴や法人クレジットカードとの相性などについて詳しく解説します。

manacaの特徴

Manacaというカードについて詳しく解説すると、エムアイシーと名古屋交通開発機構が発行しているカードで、主に名古屋鉄道、名鉄バス、名古屋市交通局、名古屋臨海高速鉄道、名古屋ガイドウェイバス、豊橋鉄道、愛知高速交通が発売しています。

サイバネ規格のICカード乗車券となっていますが、サイバネ規格とは日本鉄道サイバネティクス協議会が制定した規格の俗称です。ICカード乗車券だけでなく、磁気乗車券や駅コードの規格も存在しています。

規格自体は非公開となっており、参画事業者のみが知ることができます。基本的にSuicaと同じ仕様となっているので、manacaはSuicaが利用できる改札では問題なく利用することが可能です。

エムアイシーではmanaca、名古屋交通開発機構や名古屋市ではマナカと表記していますが、これはそれぞれに商標権を所有しているために使い分けしているだけであり、同じものとなっています。

規格についてもう少し詳しく解説すると、ソニーの非接触型ICカードFeliCaの技術を用いていて、2011年2月11日にサービスを開始しています。サービス開始時には、記念の特別仕様のmanacaが各社局の主要駅で合計2万枚限定で販売されました。

その後、順調に利用者を伸ばしており2018年現在では約621万枚が発行されています。Manacaという名称は「日本の真ん中」にである中京圏の公共交通機関が協力したことに由来しています。

「日本の真ん中をつなぎ、くらしの真ん中をつなぐICカード」をコンセプトとしており、黄色くて丸いキャラクターが描かれていますが、実はこのキャラクターに名称はありません。

メリット

Manacaは主に名古屋エリアで発行されている交通系ICカードでありますが、それだけにとどまらない魅力があるカードとしておすすめできます。主に、以下のようなメリットが有るカードとして推奨できます。

利用エリアが広い!

先に紹介したとおり、manacaは名古屋エリアを中心に発行されているカードですが、機構自体はFeliCaを使用しているのでSuicaが利用できるエリアでは問題なく利用することができます。他にも、kitaca、PASMO、ICOCAの利用エリアでも問題なく利用することができるので、全国津々浦々でmanacaで移動することが可能です。

また、名古屋エリアでも豊橋鉄道、名古屋市交通局(地下鉄)、名古屋鉄道、あおなみ線、リニモ全線で利用することができますし名古屋ガイドウェイバスや市バス、名鉄バスでも問題なく利用できます。名古屋に出張になった場合にmanacaがあるととても便利ですね。

他では、駅ナカや駅側、地下街にあるお店でも利用できるカードとなっていて、ショッピングも楽しむことができます。キャッシュレスでスマートに決済したい方にとっても、manacaは絶対に欠かせないカードです。

独自のポイント制度がある!

単に移動時のキャッシュレス決済だけであれば、Suicaなども視野に入るのですが、manacaが優れている点の一つに独自のポイント制度であるマナカマイレージポイントというものがあります。1か月間(毎月1日から末日)に市バスや地下鉄を2,000円以上利用すると、合計利用金額に応じてポイントを貯めることができます。

平日(昼間)及び土曜、日曜、休日の利用に対しては、通常ポイントよりお得な昼間ポイントが適用されるのも魅力的です。通常ポイントと昼間ポイントの区分けは以下のようになっています。

区分 昼間を除く平日 平日の昼間、土曜、日曜、休日
市バス 通常ポイント バス昼間ポイント
地下鉄 通常ポイント 地下鉄昼間ポイント

これで気になるのがポイント還元率ですが、通常ポイントと昼間ポイントは以下のようになっています。

通常ポイント

大人用マナカ 小児用・割引用マナカ ポイント還元率
15,000円以上 7,500円以上 13%
10,000~14,999円 5,000~7,499円 12.5%
5,000~9,999円 2,500~4,999円 12%
2,000~4,999円 1,000~2,499円 10%

昼間ポイント

区分 大人用マナカ 小児用・割引用マナカ ポイント還元率
市バス 2,000円以上 1,000円以上 30%
地下鉄 2,000円以上 1,000円以上 20%

なんと、最大30%もの還元があるので驚異的ですよね。しっかり把握して乗車するタイミングを計算するのも良いでしょう。

貯めたポイントを還元するためには、駅のマナカ対応券売機やチャージ機でポイント還元ボタンを押して、お持ちのマナカに移しかえる必要があります。ポイントについては、利用のあった翌月の10日までにセンターシステムに記録されます。

ポイントは、10ポイント=10円相当の乗車料金として交換できます。よって、出張などでも頻繁にmanacaを利用して名古屋周辺の移動をすることで、経費節減にも寄与できるのです。

Manacaで貯めたポイントは他のmanacaへの移行はできないなどの制約はありますが、是非活用したいサービスとしておすすめできます。

計算する必要がない!

きっぷを購入して電車に乗車する場合、事前に料金を把握しておき適切なきっぷを購入しなければなりません。また、バスの場合は降車時に支払うのですが意外と料金が正しいかどうかが心配になりますし、小銭がないと両替して支払う必要があります。

その点で、manacaを利用することで適切な料金支払いが可能ですし、キャッシュレスでスマートに決済できる点も魅力となっています。特に、乗越精算する必要がない点は魅力的に感じます。

また、きっぷの場合は紛失するリスクもありますので、その点でもmanacaを利用するのはメリットが大きいと言えます。

記名式カードがある!

Manacaにおいても、他の交通系カード同様に記名式カードが発行できます。記名式とは、カードに自分の名前などを刻印できるカードであり、刻印された本人の身が利用できるカードです。購入時に、氏名、生年月日、性別、電話番号の登録が必要ですが、不正利用される可能性を考えると登録しておくのが良いでしょう。

また、法人で複数のカードを発行する場合、誰向けのカードであるかが一目瞭然になるというメリットもあります。

デメリット

Manacaは便利である一方で、デメリットも少なからず存在しています。主なmanacaのデメリットは以下になります。

発行手数料がかかる

Manaca最大のデメリットの一つに、発行するために手数料として500円かかるという点があります。例えば、Suicaの場合は発行手数料も年会費もかかりませんので、500円かかるというのはかなり痛手に感じます。

もちろん、ポイントサービスなどを考えればお得感があるカードかもしれませんが、名古屋エリアの交通期間を利用しなかったりキャッシュレス化を目的としているだけであれば、他のカードを発行することも視野にいれるべきです。

乗継割引の対象外となる

名古屋市営の交通機関では、90分以内に乗り継いだときは80円割り引かれる乗継割引という制度があります。これは他のエリアにはないサービスで、割引額も魅力となっています。

但し、地下鉄などの乗り継ぎで自動改札を使用すると、一部ケースで適切な判断ができずに乗継割引が適用されないことがあります。本来得ることができる割引が適用されないとなると、通勤で毎日のように利用しているとかなり大きな額となってしまいますので、注意が必要です。

チャージ上限額が低い

Manacaの場合、チャージできる上限額が最大20,000円までとなっています。また、一度にチャージできる額も10,000円に制限されています。

頻繁にmanacaを利用して決済したいと考えている場合、常にチャージ残高を確認しておく必要があります。上限額が低いことは使いすぎのリスクを減らす効果もありますが、それでも自由度は狭まってしまうのが事実ですね。

manacaで使えるクレジットカード一覧

Manacaは特殊なカードであり、他の交通系カードがクレジットカードからのチャージが可能となっているのに対して、manacaがチャージできるクレジットカードは名鉄ミューズカードに限定されています。

よって、法人向けクレジットカードからのチャージはできないことを意味しています。名鉄ミューズカードとは、名鉄が発行している個人向けクレジットカードであり、年間のお買上げ金額に応じて、翌年度の優待率が最大10%となるお得なカードです。

また、ミュースターポイントと呼ばれるポイント制度もあり、通常名鉄百貨店での衣料品や雑貨のお買い物で200円につき1ポイント、食品やレストランの利用で2ポイントが付与されます。

更に、クレジットカード決済の基本ポイントとして200円につき1ポイントを獲得できます。これは、manacaへのチャージでも適用されるので、チャージするたびに0.5%分のポイントを獲得できるのです。

他にも、ジョイント登録という仕組みがあり、manacaに名鉄ミューズカードを登録しておくと、チャージではなくクレジットカード払いも可能となります。このように、名鉄ミューズカードはmanacaとの相性が抜群なカードとして知られています。

チャージ方法や使い方

manacaを利用するためには、まずはmanacaカードの発行をする必要があります。カードは記名式と無記名式がありますが、記名式の場合は個人情報を提供して記名してもらうことになります。

1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円の5種類から選ぶことができますが、デポジットという形で500円がかかりますので、実質的にこれが手数料となっています。

使用していく中で残高が不足してしまった場合、チャージする必要があります。チャージする際には、次の場所でチャージする必要があります。

  • 券売機
  • チャージ機
  • 駅長室
  • 改札窓口
  • 市バス車内
  • 交通局サービスセンター
  • コンビニエンスストア

チャージ機の場合は、紙幣でのみチャージとなりますので注意が必要です。また、先に紹介したとおりクレジットカードでのチャージは名鉄ミューズカードのみで行なえます。

チャージが完了したら、カードを使用して自動改札にタッチしたり、利用可能店で申告した上でタッチして支払うことができます。名鉄ミューズカードとのジョイントを行っている場合は、チャージ残高ではなく名鉄ミューズカードから直接支払うということも可能となっています。

その他おすすめの電子マネー

manacaは名古屋エリアで威力を発揮する交通系カードですが、他にも交通系カードは多く存在しています。では、その他でおすすめできる交通カードにはどのようなものがあるのでしょうか?

Suica

交通系カードの先駆けで、このジャンルにおいてリードする立場にあるのがSuicaです。圧倒的なシェアを誇っていますし、利用できるのは交通系だけでなく店舗、そして自動販売機にも対応しているのが魅力的です。

また、チャージ可能なクレジットカードの数もモバイルSuicaを経由することで多くあり、クレジットカードのポイントも獲得できると好評を博しています。Suicaをチャージできる法人クレジットカードとして主に以下のカードがあります。

  • P-one Business MasterCard<
  • セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
  • UC法人カード/一般カード

PASMO

PASMOは、関東地方を中心とする鉄道や路線バス事業者が延べ101事業者が加盟する共通乗車カードです。歴史も比較的古く、関東方面ではSuicaにも匹敵するほどのシェアを誇っています。

クレジットカード一体型PASMOがあり、手軽にオートチャージすることも可能な点も魅力的ですね。但し、法人カードとしてPASMOにチャージできるカードはありません。

PiTaPa

PiTaPaは関西方面を中心として発行されているカードです。カードデザインはPASMOに近いイメージで、シンプルでありビジネス使いしやすいものとなっています。

PiTaPaも法人カードとしてはチャージすることができず、OSAKA PiTaPaというクレジットカード機能付きのカードでのみ可能となっています。

まとめ

manacaは、他の交通系カードと違ってオリジナルのポイント制度があるのが魅力的です。また、乗車時間によってポイント還元率が変動して、最大30%が還元されるのはすごいの一言です。

他の多くの交通系カード同様に、法人クレジットカードからのチャージができない点、そしてカード発行時にデポジットとして500円かかるのが難点ですが、お得感が強いカードとしておすすめできます。

manacaで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

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