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メガバンクが巨大な勢力を確保している中で、それにも匹敵するほどの規模を持つ都市銀行も存在しています。
その一つにりそな銀行がありますが、関西をメインとして店舗を構えていますが、系列店を含めると日本国内で約半分の都道府県に出店しており、都市銀行の枠を脱した事業運営をしています。
そのりそな銀行ではりそなビジネスデビットカードという法人向けのデビットカードを発行しています。では、りそなビジネスデビットカードはどのようなデビットカードなのでしょうか?
ここでは、りそなビジネスデビットカードの特徴や評判などについて紹介していきます。
りそなビジネスデビットカードとは
りそなビジネスデビットカードを発行しているりそな銀行は、大阪に本店があるりそなホールディングス傘下の都市銀行です。信託部門も併営していますが。これは国内では唯一の存在でありメガバンクにもない特徴となっています。
りそな銀行は、元々は旧野村財閥の財閥系都市銀行であった大和銀行と旧地方銀行及び貯蓄銀行から発足した都市銀行として知られるあさひ銀行の合併により誕生しました。
その成り立ちもあって、メガバンクに匹敵する規模を誇っており、大阪府の単独指定金融機関でもあります。
2018年には全国に328店舗を展開しておりますが、これは他の都市銀行に比べ店舗数自体は少なくなっています。47都道府県のなかで25都道府県に店舗を展開していて、りそなグループの埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行と合わせてみると、首都圏に拠点が集中している印象があります。
初の予防的公的資金注入が実施されて実質国営化されるなど、経営的には万全とは言えませんが2011年5月25日からりそなVisaデビットカード(JMB)の受付を開始しています。また、2013年7月22日にはりそなVisaデビットカード(オリジナル)の取り扱いをはじめました。
Visaデビットカード(JMB)はJMB提携カードであり、埼玉りそな銀行および近畿大阪銀行で利用できませんでしたが、りそなVisaデビットカード(オリジナル)の発行によって利用できるように改善が図られています。2017年10月1日からは、りそなVisaデビットカードの商品性を変更して名称もりそなデビットカードに変更して、様々な改善が図られています。
同時に、りそなビジネスデビットカードについても内容が見直されています。
りそなビジネスデビットカードの特徴
りそなビジネスデビットカードのカードスペックは、以下のようになっています。
・年会費:1,000円(初年度は無料、2年目以降も年一回以上の利用で無料となる)
・審査:なし
・ポイント還元率:0.6%
・海外ATM手数料:ATM設置機関所定の自動機手数料と利用代金の2.5%の事務手数料
・追加カード:あり
・利用限度額:0~1,000万円
・使用できる場所:VISAマークがあるお店
・申込条件:事業用の普通預金口座をお持ちの個人事業主・法人
りそなビジネスデビットカードには、様々なメリットもあればデメリットもあります。では、どのようなメリットとデメリットが有るカードなのでしょうか?
メリット
りそなビジネスデビットカードは、様々存在しているデビットカードの中でも、よりクレジットカードに近いスペックとなっているカードとして知られています。
一般的にクレジットカードを利用する上でのメリットとして、支払に使用することでポイントが付与されてお得になったり、海外でも利用できる点がありますが、りそなビジネスデビットカードでも以下のようなメリットがあります。
- 利用分のキャッシュバック制度がある
- 限度額を細かく設定できる
- 海外でも利用可能!
- VISAビジネスカード会員限定特典が利用できる
- メインカード会員に利用確認メールが送信される
では、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
利用金額の0.6%がキャッシュバックされる!
りそなビジネスデビットカードの特徴として、クレジットカードのポイント制度のように月間のご利用金額に応じてキャッシュバックされる仕組みがあります。月額の利用金額1,000円毎に6円がキャッシュバックされます。
キャッシュバックされる対象としては、海外での現地通貨引出しとカード年会費の引落しだけは対象外となりますが、逆にそれ以外の支払はすべて対象となります。例えば、月々の敷地料や光熱費、通信費などの引き落としにりそなビジネスデビットカードを登録して支払えば、キャッシュバックされるのです。
法人向けですと金額的にも大きなものとなりますし、ただ支払うだけでキャッシュバックされるのは魅力的です。キャッシュバックは年に2回(5月、11月)にまとめてビジネスデビット利用口座にキャッシュバックされます。
特別な申請など不要でキャッシュバックされるのは魅力的で、積極的にりそなビジネスデビットカードで支払いたくなりますね。
限度額を細かく設定できる!
デビットカードでは限度額としては口座の残高内である程度自由に設定できるものが大半です。ただ、各社員に対して追加カードという形で付与して自由に使用されると、口座残高が不足してしまう可能性があります。
そこで、利用限度額を設定しておくのは有効的な方法ですが、一般的なデビットカードでは日及び月あたりの利用限度額設定しかできません。また、設定も一律となっているケースも有り、自由な設定がしにくいのが実情です。
りそなビジネスデビットカードでは、1回/1日/1か月と細かく利用限度額を設定できます。限度額の初期設定と設定可能額は以下のようになっています。
【初期設定】
1回 | 1日 | 1か月 | |
ショッピング (国内・国外) |
50万円 | 50万円 | 100万円 |
海外ATM 引き出し |
10万円 | 10万円 | 30万円 |
【設定可能額】
1回 | 1日 | 1か月 | |
ショッピング (国内・国外) |
1,000円~200万円 | 1,000円~200万円 | 1,000円~1,000万円 |
海外ATM 引き出し |
1,000円~30万円 | 1,000円~30万円 | 1,000円~100万円 |
月間最大1,000万円まで設定できますが、これは他のデビットカードと比較して高い設定となっています。他にも、最小1,000円と低い設定にできる点も魅力的です。
これによって、法人に対して適切な設定を行える点は高く評価できます。
海外でも利用可能!
りそなビジネスデビットカードはVISAブランドのデビットカードとなっています。よって、国内だけでなく海外のVISA加盟店で一括払いではありますが支払に利用することが可能です。
海外の通貨での支払はかなり手間ですし、そもそも現金で支払うこと自体が海外ではあまり行われなくなっているので、よりスムーズに支払できるりそなビジネスデビットカードがあるととても便利です。ただ、小さな店舗や交通機関などでは、現金で支払わなければならないケースも想定されます。
りそなビジネスデビットカードでは世界200以上の国と地域にある260万台以上のVISA及びPLUSマークが付いたATMで現地通貨を引き出すことが可能です。これで、必要な時だけ現地通貨を入手することができて便利ですね。
但し、海外取引に関する事務手数料として2.5%を加えたレートの手数料が必要であり、更に現地金融機関の所定の使用料がかかることがあります。それを差し引いても便利であることには変わりありません。
VISAビジネスカード会員限定特典が利用できる!
りそなビジネスデビットカードでは、VISAビジネスカード会員だけが利用できる特典を利用できます。りそなビジネスデビットカードの他にもVISAブランドのデビットカードがありますが、VISAビジネスカード会員特典は利用できないものもあるので、貴重な存在と言えます。
VISAビジネスカード会員限定特典としては、次のようなものがあります。
- ビジネス用「じゃらんnet」ホテル予約
- 航空券チケットレス発券サービス
- ビジネスサポートサービス
- 福利厚生代行サービス
- 財務会計システムデータ連携サービス
- JR東海エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)
- Visaギフトカード
- Visaビジネスオファー
- Visaビジネスグルメオファー
- Amazon Business Visaセルフ登録ポータル
旅行に関する特典が多くあり、例えば航空券チケットレス発券サービスを使用すれば海外出張でもチケットレスで搭乗することができます。他にも、国内の新幹線移動ではJR東海エクスプレス予約サービスでお得な価格で新幹線予約が可能です。
経費節減という観点からも、VISAビジネスカード会員限定特典は積極的に活用したいサービスとなっています。
メインカード会員に利用確認メールが送信される!
りそなビジネスデビットカードでは、各社員向けに子カードを発行することができます。発行手数料として1,000円かかりますが、より利用の幅を広げることができてぜひとも発行したいものです。
ただ、各社員がどのような利用をしているのかを把握しておかないと、不正利用のリスクもあります。限度額のコントロールは可能ですが、それと同時にりそなビジネスデビットカードではショッピングまたは海外ATMの利用時に利用者だけでなくメインカード会員に対し「りそなWebサービス」に登録したメールアドレス宛にメールが送信されます。
これによって、いつ利用したのかをリアルタイムでチェックできますし、明らかにおかしなタイミングで利用されたことが分かれば不正利用された場合もすぐに把握できる点が魅力的です。
デメリット
りそなビジネスデビットカードは他のデビットカードと比較してメリットが多い反面、デメリットも存在しています。主なデメリットとしては次の項目があります。
年会費が発生する可能性がある
りそなビジネスデビットカードは、発行初年度は年会費無料ですが、2年目以降は500円の年会費が発生します。年間に一度以上の利用で年会費は無料になるのですが、他のデビットカードでは永年無料であるカードもあることを考えれば、少々劣っている印象があります。
追加カードの発行手数料が高い
りそなビジネスデビットカードでは自由に子カードの発行ができるのですが、発行手数料として1,000円かかります。これは初回のみであり、継続利用では通常の年会費と同じ額が必要です。
発行手数料についても、年会費同様に少々高めの設定となっていますので、多くの発行を想定している法人にとっては痛手となります。
りそなビジネスデビットカードの評判・口コミ
メリットが多めのりそなビジネスデビットカードですが、実際に利用されている方はどのような評価をしているのでしょうか?
これも昨日戻ってきてた。りそなデビットしゅごい https://t.co/Pq3GQeO1Yc
— めい@なますて🙏 (@meindia13) April 26, 2019
https://twitter.com/meindia13/status/1121913837567889408
イタリアの鉄道会社に二重請求されていたものが、特に申請など行っていないのに返金された事例です。このように、りそなビジネスデビットカードでは明らかな不正請求も見落とさないシステムがあるのが魅力的ですね。
りそなビジネスデビットカードは審査不要?
法人クレジットカードでは、与信審査などを受けて初めて発行することができますが、りそなビジネスデビットカードはあくまでも口座残高内で利用するデビットカードですので発行するための審査は不要です。
事業用の普通預金口座をお持ちの個人事業主や法人であれば発行することができる便利なカードなのです。
審査が不要な法人デビットカード
りそなビジネスデビットカードと同様に、審査不要で発行できるデビットカードとしては以下があります。
- ジャパンネット銀行Visaデビットカード
- 住信SBIネット銀行デビットカード
- SMBCデビット
- GMOあおぞらネット銀行Visaデビットカード
- 楽天銀行デビットカードJCB
- セブン銀行デビットカード
- ちばぎんスーパーカード
いずれも個性があるカードですが、VISAビジネスカード会員限定特典が利用できるりそなビジネスデビットカードは他と比較しても魅力があるカードです。
申し込みに必要な書類
りそなビジネスデビットカードを発行するためには、まずは契約する事業用の口座を確認するために最寄りの店舗に出向く必要があります。その後、もしりそなWebサービス未契約の場合においては、別途申込みが必要となります。
申込みについてはスタッフさんのサポートを受けつつ簡単に行うことができます。必要なものは印鑑と本人確認書類の提示を求められる可能性があります。
手続き後、12日程度でりそなビジネスデビットカードが簡易書留で指定の住所に届きますので、届いた時点から利用することができます。
まとめ
りそなビジネスデビットカードは、ポイントではなくキャッシュバックという形で還元を受けることができます。また、利用限度額も自由に設定することができるのも魅力的で、利用しすぎなどのリスクを回避できます。
利用者こそ多くないので評判などもあまり聞こえてきませんが、不正利用を検知するシステムも万全で安心して利用できるデビットカードとしておすすめです。
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