1. ホーム
  2. クレジットカード(法人)の記事一覧
  3. カードブランド
  4. VISA
  5. SBS Executive Business Cardのメリット・デメリットと詳細まとめ
2019.04.23
1,760 views

SBS Executive Business Cardのメリット・デメリットと詳細まとめ

このページの目次

SBS Executive Business Cardは、2017年に誕生したばかりですので、比較的新しい法人向けクレジットカードです。

三井住友カードでは、既に三井住友ビジネスカード for Ownersというクレジットカードを発行していましたが、そこにSBSの独自特典を付けて付加価値が高いサービスを展開しています。

SBS Executive Business Cardでは、新しい時代に向けて取り入れたいクラウドサービスなども先取りして利用できるなどのメリットが有る反面、デメリットも存在しています。ここでは、SBS Executive Business Cardの良し悪しについて詳しく解説していきます。

SBS Executive Business Cardの特徴

SBS Executive Business Cardは、三井住友ビジネスカード for Ownersとの棲み分けを意識したカードとなっています。ただ、基本的な機能としては三井住友ビジネスカード for Ownersとほぼ同等となっていて、付加価値を付けたというイメージです。

ここでは、SBS Executive Business Cardのメリットとデメリットについて解説します。

SBS Executive Business Card公式ページ

メリット

SBS Executive Business Cardでは、トレンドとなっているクラウドサービスに注力して、様々なサービスを受けることができます。具体的には、スマートビリングサービス(SBS)と呼ばれる次に挙げるようなメリットが存在しています。

グローバルWiFi サービスが格安になる!

海外に出張される方にとって、ホテルなどの宿泊や交通手段の確保だけでなく、通信環境を確保できるかどうかが重要です。ノートパソコンやスマートフォンなどのデバイスはそのまま自分が普段使用しているものを持ち出せばよいのですが、通信環境だけは現地で使用できるものを確保しなければなりません。

そこで利用したいのが、グローバルWiFi サービスです。グローバルWiFi サービスを利用することで、海外でもインターネットを繋ぐことができますので、日本にいるときと同じ環境で仕事をすることも可能です。

基本的にグローバルWiFi サービスはルーターをレンタルで借りて、1日単位でレンタル費用を払って利用することになります。その料金は、出かけるエリアによって異なりますが、1日のレンタル料としてはアジア圏では670円~970円、アメリカでは970円、ヨーロッパとオーストラリアでは1,270円となります。

長期の出張となると、意外とその費用が大きな負担になってきますが、SBS Executive Business CardではグローバルWiFi サービスを20%割引価格で利用することができます。最近では格安SIMを利用してインターネットを楽しむという方法もありますが、どんなデバイスでもすぐに利用できるグローバルWiFi サービスがお得になるのはとてもありがたいですね。

士業に相談できるSHARES も魅力的!

事業運営していく中で、特に困るのが契約などの書面作成です。自分自身で行うには高度な法律知識が必要になってきます。

最近では様々な助成金や補助金制度があって、それを利用すると大きな恩恵を受けることができるのですが、その申請もかなり複雑なものとなっています。せっかく利用できるものであっても、その複雑さから断念するという方も多いのではないでしょうか。

更に、公的な書類の場合は士業と呼ばれる専門家が担当しなければなりませんので、企業側としても弁護士や司法書士などの資格を有した者を確保する必要があります。ただ、士業に依頼するには人脈が必要ですし、費用面でもなるべく抑えたいと考えるのが一般できます。

そこで、SBS Executive Business Cardでは法人登記から契約書作成、商標登録までを依頼できる非常に便利なサービスであるSHARESというものを利用することができます。SHARESで頻繁に依頼されるものとしては、次があります。

・確定申告
・契約書の作成・チェック
・決算書作成
・外国人雇用時の就労ビザ申請
・労働者派遣業の切替
・商標登録
・就業規則の作成・見直し
・株式会社の設立
・機密保持契約書の作成・チェック
・雇用助成金の申請・診断
・特許出願

身近な就業規則の作成などにおいても、士業の果たす役割は非常に大きく、SHARESを利用すればより手軽に対応できます。また、雇用助成金のような企業側にとって恩恵の大きな助成金の手続きも容易に行うことができますよ。

SHARESでは、平均30分で必要な専門家を見つけ出すことができますし、初期費用や月額顧問料は無料ですので、必要な時だけ費用を払えばよいのも魅力的です。使用するまでの流れとしては、まずは見積もり依頼を行って、その後専門家から見積もりが届き、それをベースとして面談や電話ミーティングなどで具体的に詰めていきます。

SHARESにおける専門家は、8士業(弁護士、弁理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、公認会計士、税理士、中小企業診断士)すべて揃っていますし、既に経験を多く積んだベテランが多いので、的確なアドバイスを頂くことができます。他にも、SHARES AIと呼ばれる、人工知能(AI)を使った経営分析エンジンを使用しています。

SHARES AIによって、単に申請の代行などを行うというだけでなく、経営状態の見える化によって事業の問題点を明確にして、的確なアドバイスを得ることができるのです。既に多くのメディアでも取り上げられる注目のサービスで、ぜひとも利用したいものですね!

カード利用代金を15ヶ月間照会できる!

SBS Executive Business Card で地味ながらもとてもありがたいサービスとして、カード利用代金明細を15ヶ月間照会できるという点があります。通常、半年や長くても1年間の明細しか確認できないというケースが大半です。

その場合、特に困るのが確定申告であり、前年の利用明細が必要なのに既に見ることができない!というトラブルに見舞われることがあります。そんな時に、SBS Executive Business Cardであれば確定申告の時期である3月になっても、前年のすべての明細をチェックできるのです。

いざという時にも安心なのが、SBS Executive Business Cardの魅力ですね。また、カードの利用から支払いまでのサイクルとしても、最長で56日後と長く確保することができます。これにより資金繰りという観点でも優れたカードであると言えます。

VISAのビジネスサポートが利用可能!

SBS Executive Business Card は、国際ブランドはVISAとなりますので、ビジネスサポートと呼ばれるサービスを受けることができます。VISAのビジネスサポートは様々なサービスの集合体となっていて、特に出張などではぜひとも利用したいサービスです。

まずはじめに、世界の約690の航空会社の中から、ご希望のクラスの飛行機を予約してくれるエアライン&ホテルデスクが魅力的です。新規発行手数料が2,000円かかりますが、確実性が高くお得にリザーブできるのが良いですね。

エアライン&ホテルデスクでは、海外ホテルの予約も可能です。世界の235,000件以上の海外ホテルの中で、予算などを伝えるだけでお手頃価格のホテルから高級ホテルまで、希望するホテルをリザーブしてもらえます。

特に海外出張の場合、自分で手配することも大変ですし、相場が分からず予約すると思わぬ損失となる可能性もあるので、その意味でとてもおすすめなサービスですね。航空機関連では、航空券チケットレス発券サービスも利用可能です。

ANA@desk for三井住友カードとJAL ONLINEが利用でき、インターネット上で24時間365日、出張者ご自身でチケットレス予約や決済ができるサービスです。割引価格で利用できたり、当日の予約変更も可能になるなど、頻繁に飛行機を利用される方にはありがたいサービスですね。

SBS Executive Business Cardでは、法人カード会員専用のじゃらん.netの利用も可能です。国内旅行において自分自身でホテルを予約する時に、割引価格での予約が可能で、経費削減にも大きく寄与できます。

VISAのビジネスサポートでは、VISAビジネスオファーというサービスも用意されています。VISAビジネスオファーは、VISAビジネスグルメオファーがあり接待などで利用できるレストランなどを優待価格で利用できますし、予約も代行してくれます。

他では、事務用品をお得な価格で購入できるサービスがあったり、ウォーターサーバーを無料でレンタルできるサービスもあります。一般的に、法人カードで受けることができるサービスは、カード所有者のみが恩恵を受けることができるサービスが多いのですが、VISAビジネスオファーでは社員全員が利用できるサービスが多いのが魅力的ですね。

プラスEXサービスで新幹線もお得に!

法人カードで飛行機をお得に利用できるサービスが多いのですが、SBS Executive Business Cardでは新幹線をリーズナブルな価格で利用できるプラスEXも利用可能です。プラスEXでは、東海道、山陽新幹線をインターネット上でお得な価格で予約することができます。

もし予定が変更になった場合でも、オンライン上ですぐに変更可能ですし、乗車時間直前までの変更は手数料無料で行えます。1,000円の年会費が必要となりますが、頻繁に新幹線を利用する方にとってはとてもメリットが大きなサービスです。

デメリット

SBS Executive Business Cardでは、様々なサービスによって恩恵を受けることができる反面、デメリットがあるのも事実です。SBS Executive Business Cardにおけるデメリットは、次のようなものがあります。

年会費が高い

SBS Executive Business Cardは、位置づけとしては一般法人カードとなり、上位にSBS Executive Business Card ゴールドがあります。ただ、SBS Executive Business Cardでは年会費は初年度は無料ですが2年目以降は10,000円の年会費がかかります。

ゴールドカード特有の空港のラウンジを無料で利用できるサービスなどはありませんので、年会費が高いというイメージは拭えません。

ポイント還元率は低め

SBS Executive Business Cardは、利用実績に応じてワールドポイント呼ばれるポイントが獲得できます。ワールドポイントは、貯めると景品に交換できたり各種マイレージやポイントへの移行、キャッシュバックなどを受けることができます。

SBS Executive Business Cardの様々な利用で貯まるのですが、気になる還元率は0.5%相当となります。これは他のクレジットカードと比較すると低いものとなっていて、物足りなさを感じてしまいます。

ETCカードの年会費がかかる

クレジットカードに欲しい機能の一つに、ETC機能があります。特に、車で出張に出かける事が多い企業の場合、ETCカードがないと困るというケースが多々あります。

SBS Executive Business Card ではETCカードの発行も可能ですが、年会費が500円かかります。初年度は無料となりますが、他のカードと比較すると高い印象があります。

法人カード選びとしてSBS Executive Business Cardを比較

SBS Executive Business Cardは少し特殊なカードであり、他のカードと比較するとその違いは明らかです。ここでは、他のカードとSBS Executive Business Cardを比較した場合の違いについて解説します。

初めてのカード選びとして比較

初めて法人カードを発行する場合、まず審査を通過できるかどうかが気になるポイントです。特に、まだ創業したてで実績がない企業の場合、そもそも申込できないというカードもあります。

SBS Executive Business Cardは、設立直後の法人や個人事業主の方でも申込みが出来る法人カードとなっています。また、登記簿謄本や決算書も不要ですので、創業してすぐでも申し込みできるのが魅力的です。

審査自体もさほど厳しいものではありませんので、発行しやすいカードと言えますね。創業してすぐに申込できる法人カードには、次のようなものがあります。

・三井住友ビジネスゴールドカード for Owners
・JCB法人カード

また、初めてのカードでは限度額はある程度高めであることが望まれます。ついつい使いすぎてしまうということもありますし、限度額が高いとより自由な資金繰りを行えます。

限度額という観点で見ると、10万円~80万円となっています。先に取り上げた三井住友ビジネスゴールドカード for OwnersやJCB法人カードと比較すると低い限度額となっていて、法人カード全体を見てもJAL法人カード普通カードに次いで低いのが実情です。

ステータス、年会費等の同レベルカードと比較

SBS Executive Business Cardは、プロパーカードではありませんので、若干ステータスとしては劣ってしまいます。また、スマートビリングサービス株式会社の冠が付いていますが、それもステータスという観点では大きな影響は与えていません。

年会費は10,000円と一般カードとしては高価となっていますが、年会費という観点では次のようなカードが同レベルにあります。

・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
・JCBビジネスプラスゴールド法人カード

一般カードとしてはアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードと同レベルにありますが、ステータスとしてはアメリカン・エキスプレスから見劣ってしまいます。

また、JCBビジネスプラスゴールド法人カードのようなゴールドカードと比較しても、サービス内容などを加味すると劣ってしまうのが事実です。

SBS Executive Business Cardの基本情報データ

SBS Executive Business Cardの基本情報を紹介します。

・年会費:10,000円 ※初年度は無料
・還元率:0.5%
・国際ブランド:VISA
・利用限度額:10万~80万円
・海外旅行傷害保険:2,000万円
・国内旅行傷害保険:なし
・追加発行できるカード:ETC、プラスEXカード、三井住友カードiD
・締め日:15日または月末
・支払日:10日または26日
・申込条件:満20歳以上の個人事業主もしくは法人代表者の方

まとめ

SBS Executive Business Cardは、三井住友ビジネスカード for Ownersの発展版カードと考えられていますが、年会費などを加味すると利用する上でよく考えなければならないカードです。経営相談サービスSHARESの月額基本料無料などのサービスは、収支改善を行えるきっかけとなりますので、有効活用できればとても高い効果を得ることができます。

SBS Executive Business Cardは発行しやすいカードでありますが、同系列の三井住友ビジネスカード for Ownersとどちらを発行すべきかを吟味することをおすすめします。

SBS Executive Business Card公式ページ

SBS Executive Business Cardのメリット・デメリットと詳細まとめ

この記事が気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

このページのタイトルとURLをコピー

SNSにシェアして役立つ情報をみんなに広めよう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連する人気の記事