
アメリカン・エキスプレスの法人向けクレジットカードといえば、アメックス・ビジネス・カードを連想する人が多いかもしれません。実はアメックスにはもう1つ法人カードがあります。それが、「アメリカン・エキスプレス・コーポレート・カード」です。
個人事業主や中小企業向けのアメックス・ビジネス・カードに比べ、アメックス・コーポレート・カードは大企業向けです。しかし、大企業で法人カードの導入を検討している方には、お得な点が多々あります。そこで今回は、「アメリカン・エキスプレス・コーポレート・カード」の特徴を3つまとめました。
アメリカン・エキスプレス法人カードのお得な特徴3つを解説

100年以上の歴史を誇るアメリカン・エキスプレスは、法人向けクレジットカードでも最高峰のサービスを提供しています。その3つの特徴は、ポイントの高還元率、業務効率を上げるシステム面のサポート、充実した特典です。
最大1.0%の高ポイント還元率
法人クレジットカードの還元率は、個人向けカードより低く設定される傾向にあり、平均値は還元率0.5%です。しかし、アメリカン・エキスプレスの法人カードは個人カードと同様、メンバーシップ・リワード・プラス(年会費3,000円)に加入することで、還元率0.6%~1.0%のポイントプログラムを利用できます。
更に法人向けのコーポレート・カードでは、専用のコーポレート・メンバーシップ・リワード・プログラム(年会費2,000円)を利用できます。このプログラムでは個人単位ではなく、企業単位でアメックスポイントを貯められるため、カードを支給した社員が退社した場合でもポイントは引き継がれるのが特徴です。
また、コーポレート・メンバーシップ・リワード・プログラムでは、ポイントを経費の支払いに充てられるフレキシブル・セービングや、航空券の代金や宿泊料金の還元率が高まるトリップ・フレックスなどのサービスも利用できます。
使った経費がタイムリーに社内システムへ反映

社員の経費を社内システムで管理している企業も多いかと思いますが、アメリカン・エキスプレス・コーポレート・カードを導入すると、クレジットカードの利用データを社内システムと連携できます。データ連携により、それぞれの社員が使った経費が直接社内システムに反映されるため、手作業で経費を集約する必要がなくなり、経費の精算業務を飛躍的に効率化することができます。
カードの緊急再発行、旅行傷害保険などの特典も充実
アメリカン・エキスプレスの法人クレジットカードは、万が一紛失してしまった場合でも、無料で再発行できます。カードがすぐに必要な場合は、緊急用の仮カードを発行することもできます。また、海外だけでなく、国内でコーポレート・カードを旅費に利用した場合、最大5,000万円の旅行傷害保険が適用できます。
その他、接待やプライベートでゴルフ場を利用する際に便利なゴルフデスクや、成田空港、羽田空港、関西国際空港の周辺の駐車料金が安くなる空港パーキングサービスなど、ビジネスパーソンに役立つ特典が充実しています。
コーポレート・カードとビジネス・カードの違いは企業の規模
アメリカン・エキスプレスの法人クレジットカードは、従業員が数千人を超える大企業向けのコーポレート・カードと、個人事業主や中小企業向けのビジネス・カードの2種類があります。ビジネス・カードは個人単位でも申し込めますが、コーポレート・カードは企業単位でしか申し込むことができません。個人事業主や中小企業の経営者の方は、ビジネス・カードを申し込みましょう。
アメリカン・エキスプレス法人カードは企業審査が重要
アメリカン・エキスプレスのクレジットカードの審査基準は、外部には公開されていません。しかし、アメリカン・エキスプレス・コーポレート・カードは大企業向けのため、カードの審査も企業の規模や業績、設立年数などが重要だといわれています。
もちろん、企業審査が通ったあとで、個人審査も受けることになります。アメリカン・エキスプレス・コーポレート・カードは基本的に企業払いのため、個人審査の難易度は比較的低いといわれています。しかし、個人口座から引き落とす支払い方式も選択でき、その場合は個人審査に落ちてしまう可能性もあります。
アメリカン・エキスプレス法人カードの年会費はやや低めの設定
アメリカン・エキスプレス・コーポレート・カードの年会費は、10,000円(外税)とやや低めの設定です。更にコーポレート・メンバーシップ・リワード・プログラムや、メンバーシップ・リワード・プラスなどのお得なポイントプログラムを利用する場合、クレジットカード自体の年会費に合算する形になります。
また、アメックスの法人クレジットカード1枚につき、ETCカードを5枚まで発行できますが、ETCカードの年会費は1枚500円(外税)に設定されています。
アメリカン・エキスプレス法人カードは個人カードとポイント合算OK
個人用のアメックス・カードをすでに持っている場合、アメックス・コーポレート・カードで貯めたポイントを合算できるため、よりお得にクレジットカードを利用できます。たとえば、アメックス・コーポレート・カードで経費の支払いなどをした際のアメックスポイントを個人用のカードに移行し、マイルや提携ポイントに交換したり、ショッピングに利用したりすることができます。
ゴールド法人カードなら空港ラウンジも利用可能
通常のアメリカン・エキスプレス・コーポレート・カードには、出張や旅行の際に利用できる空港ラウンジサービスが付属していません。しかし、アメリカン・エクスプレス・ゴールド・コーポレート・カードには付属しています。ゴールド・コーポレート・カードの年会費は、22,000円(外税)です。
その他、ゴールド・コーポレート・カードには、アクティブなビジネスパーソンに役立つ特典が充実しています。たとえば、出張や旅行の際に荷物を運んでもらえる無料ポーターサービスや、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港に手荷物を配送してもらえる無料宅配サービスなどがあります。
アメックス・ゴールド・コーポレート・カードの取得方法は、まずは通常のアメックス・カードを入手し、利用実績を積み重ねるのが一般的なルートです。
JR東海と提携したお得なアメリカン・エキスプレス法人カードも

東海道・山陽新幹線を頻繁に利用する方は、アメリカン・エキスプレス・JR東海エクスプレス・コーポレート・カードの取得もおすすめです。割引料金で新幹線を予約できたり、一定のポイントが貯まるとグリーン車が無料で利用できたりするエクスプレス予約サービスを利用できます。
アメリカン・エキスプレス法人カードは大企業のビジネスパーソン向け
アメリカン・エキスプレスの法人カード「アメリカン・エキスプレス・コーポレート・カード」は、最大1.0%のポイント還元率や、社員の経費をタイムリーに管理できるデータ連携、ビジネスパーソンに役立つ豊富な特典が特徴です。アメックス・ビジネス・カードと違い、大企業向けのカードのため、条件に当てはまる方はぜひ検討してみてください。