- このページの目次
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- ビュー法人カードの特徴
- メリット
- えきねっとでよりお得に新幹線を利用できる!
- モバイルSuicaの年会費が無料に!
- JRホテルグループや東急ホテルズの優待を受けることができる!
- 駅レンタカーが10%引きに!
- 旅行保険が充実している!
- Visaビジネスオファーを利用できる!
- 引き落としまでの期間が長い!
- 年会費が安い!
- デメリット
- ポイントが付かない
- ショッピング保険がない
- Suicaへのオートチャージはご利用できない
- 法人ETCカードも年会費が発生
- 個人事業主は発行できない
- 法人カード選びとしてビュー法人カードを比較
- 初めてのカード選びとして比較
- ステータス、年会費等の同レベルカードと比較
- ビュー法人カードの基本情報データ
- まとめ
頻繁に鉄道を使用して出張などに出かける方にとって、ビューカードは便利ですし身近な存在となっています。そのビューカードでは、法人向けのクレジットカードであるビュー法人カードがあり、多くの企業で導入されています。
特に、出張が多い方にとってとても便利なカードなのですが、ビュー法人カードとは一体どのようなカードなのでしょうか?ここでは、ビュー法人カードのメリットやデメリット、他の法人カードとの比較を紹介します。
ビュー法人カードの特徴
ビュー法人カードは、基本的な機能としてはビューカードを踏襲しています。ビューカードは特にJRを頻繁に利用される方にとって、とても恩恵があるカードですが、メリットもあればデメリットも存在しています。
では、具体的にどのようなメリットとデメリットが有るのでしょうか?
メリット
ビュー法人カードでは、多くのメリットがありとても使いやすいカードで有名です。ここでは、具体的なメリットについて詳しく解説します。
えきねっとでよりお得に新幹線を利用できる!
ビュー法人カードを発行しているのは、JR東日本です。よって、JR関連のサービスととても相性がよく、また多くの割引も受けることができます。
その中でも、最もメリットが多きいのがえきねっとの利用です。えきねっととは、JR東日本の電車予約を行えるサービスのことです。
えきねっとでは、JR東日本管内の新幹線を最大35%割引で利用できるとてもオトクなサービスです。乗車予定日の一ヶ月前から指定席の予約が可能で、指定列車において数量が限定されますが割引を受けることができます。
また、最初の予約から3ヶ月以内であれば、乗車日の変更なども無料で行うことができます。但し、キャンセルする場合はえきねっとで通常料金より割引された金額が手数料として差し引かれて返金されますので、注意が必要です。
また、発券はJR東日本管内の各駅でのみ対応しています。例えば、JR西日本管内ではえきねっとで予約したきっぷは発券できませんし、きっぷの郵送による受け取りもできません。
制約こそありますが、新幹線をお得に利用できるサービスとして非常に高く評価されています。また、各種特急もオトクな料金で利用できるので、出張時の強い味方として活躍してくれること間違いありません。
えきねっとは、登録されたクレジットカードでのみ発券ができますので、発券時にはビュー法人カードを忘れずに持参して発券するようにしましょう。
モバイルSuicaの年会費が無料に!
スイカなどの鉄道系カードが登場して以降、改札できっぷを用意する必要がなくなりましたが、最近ではスマートフォンなどのデバイスの中にSuica機能を取り入れた、モバイルSuicaによって、より便利度を増しています。
モバイルSuicaは、通常のSuicaと同様に自動チャージ機能があるのですが、ビュー法人カードから自動チャージすることができます。これによって、交通費を一元管理することができるのです。
確かに便利なモバイルSuicaですが、1,030円の年会費がかかってします。ただ、ビュー法人カード利用者の場合は当面の間年会費が無料になるキャンペーンを行っています。
非常に便利なモバイルSuicaが無料で使えるのですから、メリットが大きいと言えます。
JRホテルグループや東急ホテルズの優待を受けることができる!
JRは鉄道事業だけでなく、ホテルも経営しています。代表的なホテルとしてはメッツがあり、全国の主要都市に店舗があります。
ビュー法人カードでは、JR系列のホテルを優待価格で利用することができます。また、東急ホテルズも同時に優待価格で利用することができます。なんと、最大20%引きの価格で利用できるのですから、ぜひ有効利用したいですね。
東急ホテルズを組み合わせると、多くのホテルが対象となるので、出張先に対象ホテルが有るかどうかをチェックすることをおすすめします。
駅レンタカーが10%引きに!
地方などに出張する際は、レンタカーを利用する必要もあります。レンタカーの場合、意外と費用がかさみますし、その費用を計上するのも実に面倒なものです。
ビュー法人カードでは、レンタカーもお得に利用することができるのも魅力的です。最大10%引きで利用することができますので、経費削減に大きく寄与します。
また、ビュー法人カードではETCカードも利用することができますので、レンタカーでの移動中に高速道路などを使用するケースにおいても、経費の支払いをより便利にできます。
旅行保険が充実している!
ビュー法人カードは旅行する上で向いたカードですが、更に旅行保険も国内・国外で付与されているのも魅力的です。法人一般カードでは、基本的に国内旅行の保険は付いていないものが多いのですが、ビュー法人カードでは国内保険も付帯しているのです。
内容についても、海外旅行傷害保険で最高500万円、国内旅行傷害保険でも最高1,000万円とそこそこ高い金額となっています。通常、海外旅行のほうが金額を高めに設定されているケースが大半ですが、国内の方を厚めにしているあたりが、ビュー法人カードらしいポイントです。
Visaビジネスオファーを利用できる!
ビュー法人カードでは、Visaビジネスオファーというサービスを利用することができます。Visaビジネスオファーとは、様々なジャンルのサービスを優待価格もしくは優先利用することができる魅力的なサービスです。
Visaグルメオファーでは、全国の有名料理店をお得な価格で利用することができます。接待などで格式高いお店を利用したい場合にも使えると好評を博しています。
他では、トラベル関連としてワシントンホテルが割引化価格で利用できますし、事務用品を購入できるサービスなど多種多様です。基本無料で利用できますので、是非活用したいサービスとなっています。
引き落としまでの期間が長い!
ビュー法人カードで地味ながらもメリットとなる項目となるのが、引き落としまでの期間が長い点があります。これによって、余裕を持って資金調達ができますので、経理担当者にとってとてもありがたいものとなっています。
年会費が安い!
法人カードでは、年会費も選ぶ上で重要となる要素です。その点で、ビュー法人カードでは年会費はかかりますが477円ととてもリーズナブルな設定となっています。
初年度も477円がかかってしまいますが、2年目以降も同じ年会費となっています。メリットを加味すると、お得感が強いですよね。
デメリット
ビュー法人カードにおけるデメリットとしては、次のような項目があります。
ポイントが付かない
法人カードでも、利用金額に応じてポイントという形で還元されるのが一般的です。その還元率の良し悪しでそのカードの良さを図ることもできますが、実はビュー法人カードはポイントサービスがありません。
ビューカードの場合は、ポイントサービスがあってJRE POINTが様々な方法で貯めることができます。これは、JR系のサービスだけでなく、月額の利用料金をすべてが対象となります。
地味ながらも、ポイントが貯まることで様々な商品に交換することができます。例えば、そのポイントを福利厚生費用に充てたりもできるのですが、ビュー法人カードでは残念ながらポイントが貯まることはありません。
普通に使用している社員にとっては関係がありませんが、企業にとってはデメリットになりうる事象です。
ショッピング保険がない
海外旅行では、旅行保険はビュー法人カードで付帯しているので、いざという時でも安心です。他でも、一般的な法人カードにおいてもショッピング保険という制度を採用しているケースがあります。
ショッピング保険では、主に海外で購入した商品が故障したり盗難等のトラブルにあった場合、一定額まで保証してもらえる非常に便利な機能です。海外では特に盗難等のリスクは非常に高いので、ショッピング保険は絶対欲しい機能です。
但し、ビュー法人カードの場合は残念ながらショッピング保険がありません。もし購入初期で何かしらのトラブルが起きても保証されませんので、注意が必要です。
Suicaへのオートチャージはご利用できない
先にモバイルSuicaを無料で利用でき、更にオートチャージもできるのでとても便利なのですが、一方で従来のカード方式のSuicaではオートチャージが利用できません。
オートチャージがあると、仮に残高が不足しそうなときには自動でチャージしてくれるので非常に便利なのですが、オートチャージできないので常に残高を注視しなければなりません。
その点で、若干不便なカードであります。
法人ETCカードも年会費が発生
ビュー法人カードでは、ETCカードも利用することができます。たしかに便利な半面、ETCカードを発行する場合は年会費が477円かかります。
通常の法人カードでは、年会費は無料でETCカードを発行できるケースが大半ですので、少し損した感じも受けてしまいます。
個人事業主は発行できない
ビュー法人カードでは、法人代表者の申込みがかのうとなっていますが、一方で個人事業主は申込の対象になっていません。このカード自体が比較的従業員が多い企業にとってメリットが大きいサービスですので、その意味でも個人事業主自体が申し込めないというのは確かに残念ですがさほど大きな弱点にはなりません。
法人カード選びとしてビュー法人カードを比較
法人カードは実に数が多くあり、目移りしてしまいます。その中で、ビュー法人カードを選択肢の一つに入れた場合、どの程度優位性があるのでしょうか?
ここでは、様々な要素を加味して、ビュー法人カードと他のカードを比較していきます。
初めてのカード選びとして比較
ビュー法人カードは、先に紹介したとおり残念ながら個人事業主は申込みできません。これは法人カードとしても珍しいものです。
他では、ビュー法人カードは法人であっても発行するためには業歴が3年以上であるといい制約があります。これは、起業したばかりの企業の場合は、まだ信用という面では劣ってしまうので、ある程度実績を見てから利用可否を判断するという側面があります。
まだ生まれて間もない企業でもすぐにクレジットカードを発行したいケースにおいては、ビュー法人カードは向いていません。同様に運営実績の有無で審査を行うカードとしてはアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードがあります。
審査レベルとしても、ビュー法人カードは比較的厳しいものとなっています。他の法人カードが発行できても、ビュー法人カードでは発行できないというケースも多々見られます。
但し、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードのように黒字決算であることが条件というところまで設定されていませんので、まだ発行することができる余地は十分あります。この点も含めて、発行可否を判断したいところです。
ステータス、年会費等の同レベルカードと比較
ビュー法人カードは、便利である半面で審査は厳し目ですので発行することすらままならないことがあります。また、難しい中でステータスという面では、残念ながらあまり高いとは言えません。
イメージとしては高ステータスカードから若干劣るも、一般的なステータスよりは高いという位置づけです。同様の位置づけである法人カードとしては、次のようなカードがあります。
- 三井住友forOwners
- 楽天ビジネスカード
- P-one Business Mastercard
同レベルのステータスの法人カードと年会費を比較すると、楽天ビジネスカードは12,000円とダントツで高く、他のカードもビュー法人カードよりは高くなっています。年会費という観点では、ビュー法人カードは魅力があるカードになっています。
ビュー法人カードの基本情報データ
ビュー法人カードの基本情報を紹介します。
・年会費:477円
・還元率:なし
・国際ブランド:VISA
・利用限度額:最大200万円
・海外旅行傷害保険:500万円
・国内旅行傷害保険:1,000万円
・追加発行できるカード:IC搭載カード、ETCカード
・締め日:10日
・支払日:一括振込の場合は20日、口座引落としの場合は5日
・申込条件:法人で3年以上の業歴があること
まとめ
ビュー法人カードは、特にJR東日本管内で出張が多い方にとっては、とても役に立つクレジットカードです。また、ホテルもリーズナブルな価格で利用できるのも良いですね。
年会費もリーズナブルですが、使い方次第ではメリットを受けることができませんので、有効活用できる環境を整えてから発行すると良いでしょう。
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