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2019.04.02
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UC法人カードの締め日と支払日はいつ?休日・日付変更の注意点も

このページの目次

事業での支払いに利用することで、経費精算を効率化できるのがUC法人カードです。カードを利用した日から最大55日の支払い猶予があり、資金練りしやすいメリットがあります。

UC法人カードの支払い方法は1回のみであり、負担を減らすために分割払いできないのが欠点。利用金額の支払いが遅れてしまうと遅延損害金が発生したり信用が落ちたりするのがデメリットです。

ビジネスシーンでの支払いで問題なくカードを利用するために、UC法人カードの締め日と支払日を知っておきましょう。

UC法人カードの締め日と支払日

UC法人カードは毎月10日が締め日であり、翌月5日が支払日です。「UC法人カード 一般」と「UC法人カード ゴールド」のどちらでも違いはなく、締め日と支払日は統一されています。

国際ブランドがVISAとMasterCardから選べるのがUC法人カードの特徴。カード会社が支払いスケジュールを決めているため、国際ブランドが変わっても締め日と支払日は変わりません。

締め日と支払日の間には25日間の猶予があり、最大で55日間の支払い猶予を持てるメリットがあります。例えば3月11日にUC法人カードを利用した場合、5月5日まで料金の支払いを延ばすことが可能です。

料金の支払いが後になれば資金練りしやすくなり、経営破綻を防げる利点があります。より安定した経営を目指している事業主に、支払い猶予の長いUC法人カードはオススメです。

締め日とは?

締め日は翌月の支払日にあなたの口座から引き落とされる金額を確定する日です。UC法人カードでは1回払いしか選べないため、締め日で決まった利用金額の変更はできません。

例えば4月5日に引き落とされる金額は、2月11日から3月10日までにカードで支払った金額の合計を計算することで求められます。実際の引き落とし金額は利用明細で確認可能です。

カードの利用は決済データがカード会社に届けられることで確定します。もし3月10日にカードを利用したとしても、データの送信が遅れれば5月5日の支払いになるのです。

締め日にカードを利用した場合は支払い猶予が大きくなる可能性があることを知っておきましょう。UC法人カードでは締め日が10日ですが、他の法人カードでは締め日が異なる場合があります。

支払日とは?

締め日に確定した利用金額が実際に引き落とされる日にちが支払日です。カード支払いで送らせていた料金の支払いを実行する日であり、登録した口座から利用金額が引き落とされます。

予定していた支払日が土日祝日の場合は、利用金額の引き落としが金融機関の翌営業日に延長されるのが特徴。登録している口座の銀行が休みだと、利用金額の引き落としをできないからです。

例えば10月5日が土曜日の場合は翌々日の月曜日に支払日が移動し、支払い猶予が2日間も増えます。祝日により支払い猶予が3日以上も増えることもあり、資金練りに大きく影響するものです。

支払日に利用金額が引き落とされる時間は金融機関によってちがいます。支払いの遅延を防ぐために支払日の前日には支払い金額を口座に入金しておくことがオススメです。

UC法人カードの締め日の注意点

クレジットカードを使い始めた人の中には、締め日や支払日の性質を詳しく知らないこともあるはず。締め日と支払日は正しく理解しておかないと、カードの利用でトラブルが発生する場合があります。

UC法人カードを利用するうえで知っておくべき締め日と支払日の注意点は以下の2つです。

  • 締め日の変更は不可能
  • 締め日は休日でも変わらない

これらの注意点をそれぞれ詳しく解説します。

締め日の変更は不可能

UCカードでは締め日と支払日が共通であり、10日締め日の翌月5日支払日を変更することはできません。事業主にとって支払いスケジュールの都合が悪くても、締め日を変えられないのです。

法人カードによっては複数の締め日を選べるものもあります。例えばアメリカンエキスプレスの場合、締め日を3日前後、7日前後、19日前後の3パターンから選ぶことが可能です。

締め日を変更することによって、利用金額の支払いを延期して資金練りを改善できます。もしアメックスで19日締めから7日締めに変更した場合、支払い猶予が2ヵ月以上になるのです。

経営の悪化で支払日までに資金を用意できなくても、締め日を変更できるカードなら安心。UC法人カードでは締め日を変更して支払い猶予を伸ばすことは不可能なので注意しましょう。

締め日は休日でも変わらない

カードの利用金額を確定する締め日は土日祝日であっても変動しません。UC法人カードの場合は10日が休日であっても、前月11日から締め日までの利用金額を集計して支払額を決めます。

締め日が休日でも変わらない理由は休日でもカードの利用金額を機器で処理しているから。カード会社は年中無休で営業しているため、休日にデータを集めて利用金額を確定できます。

支払日が休日によって変わる理由は、土日祝日に銀行が業務を停止しているからです。銀行が休みであれば利用金額の引き落としをできず、カード会社は利用者からお金を取り戻せません。

利用金額が返済されない状況を防ぐために、支払日が休日の場合は翌営業日に金額が引き落とされるのです。カードを利用する人は締め日は変わらず支払日が変動することを知っておきましょう。

法人カードで支払うメリット

UC法人カードを事業で利用する1番のメリットは経費を管理しやすくなること。カードの使途は事業費決済に限定されていて、プライベートでの支払いに利用することは不可能です。

個人カードで事業費を決済した場合、利用明細に個人の出費と事業での出費が混合します。経費を精算するときに事業費と私費を分ける作業が必要になり、経理での作業が増えてしまうのです。

カードで事業費を支払うことで、経費を精算しやすくなり経理を効率化できます。社員カードを発行することで、従業員に経費を仮払いしたり立替払いされたりするのを防ぐことも可能です。

法人カードを利用するメリットは経費を精算しやすくなるだけではありません。事業者はカード払いにより以下の3つのメリットを得られます。

  • カード支払いで猶予を作れる
  • キャッシュフローが安定する
  • カード支払いでポイントが貯まる

なぜこれらのメリットがあるのか、それぞれ詳しく知っておきましょう。

カード支払いで猶予を作れる

一般的に商品やサービスを購入する場合、取引先に料金を後払いにしてもらうことは難しいです。取引先としては購入者に信用がなければ、期日にお金が支払われない不安が生じます。

ですがビジネスではプライベートよりも支払額が増えるため、その場で現金払いするのは難しいこと。利益が後で発生しても現金がなくなれば経営破綻して事業が続かなくなります。

なるべく経費の支払いを後回しにして、手元の現金がなくなるのを防ぐのに役立つのが法人カード。カードで支払えば問題なく後払いを利用できて、現金がなくなる可能性を減らせます。

UC法人カードでは最大55日間の支払い猶予を作れて、1ヵ月以上ある支払い猶予の間に利益を増やせば問題ありません。カードを使うことで後払いをスムーズにできるのがメリットです。

キャッシュフローが安定する

業界や業種にもよりますが、一般的に経営するための費用は私費よりも大きくなりがちです。毎月100万円以上も利用する法人は多数あり、現金で支払うとキャッシュフローは不安定になります。

多額の経費を現金で支払えば、手元にある現金は少なくなるもの。もし事業で追加の支出があった場合、法人口座に現金がなければ利子付きでお金を借りたり倒産したりするのです。

法人カードを利用すれば一時的にカード会社が料金を負担してくれるため、現金の支払いを延ばしてキャッシュフローを改善できます。利益が出た後の支払いであれば難なく対処できるものです。

事業では資金を枯渇させないことが重要であり、資金を残すために法人カードは役に立ちます。安定したキャッシュフローを実現するために、支払い猶予がある法人カードは便利です。

カード支払いでポイントが貯まる

UC法人カードでは事業で支払った金額に応じて永久不滅ポイントが貯まります。1ヵ月間の利用金額1,000円に対して1ポイントが貯まり、ポイントの有効期限はありません。

カードで支払った金額が増えるほどポイントも貯まり、取得したポイントを活用することで経費削減できます。例えば毎月100万円の支払いがあれば、1年間で12,000ポイントを獲得。

1ポイントは約5円で交換することが可能であり、以下のギフト券やポイントに変換できます。

  • Tポイント:100ポイント交換で450ポイント獲得
  • 楽天ポイント:200ポイント交換で1,000ポイント獲得
  • アマゾンギフト券:200ポイント交換で1,000円分獲得
  • ANAマイル:200ポイント交換で600マイル獲得
  • JALマイル:200ポイント交換で500JALマイル獲得

社員カードを追加で発行しても、ポイントは代表者のカードに集まるのが特徴です。経費の支払いで貯まったポイントを交換することで、事業やプライベートでの支出を減らせます。

UC法人カードの支払いにおける注意点

ポイントが貯まって資金練りが良くなるUC法人カードには、利用するうえでの注意点もあります。事業主がカードを利用するときに注意すべき点は以下の4つです。

  • 支払い回数は1回のみ
  • 引き落とし日の延長は不可能
  • 余裕をもって入金することが必要
  • 支払いの遅延で信用が落ちる

トラブルを起こすことなくカードを利用するために、これらの注意点を簡単に知っておきましょう。

支払い回数は1回のみ

UC法人カードで利用できる支払い方法は原則として1回払いのみです。利用金額を複数回にわけて支払う分割払いや、毎月設定した金額が引き落とされるリボ払いを利用できません。

法人では個人に比べて資金に余裕があるところが多く、リボ払いや分割払いのメリットは少ないものです。事業資金がなければ金利の低い金融機関から借金するほうが、カードで分割払いするよりも理にかなっています。

ほとんどの法人カードでは一括払いのみですが、一部には分割払いに対応した法人カードもあります。どうしても事業費を分割払いしたい人はJCB法人カードやセゾンプラチナビジネスカードがオススメです。

引き落とし日の延長は不可能

UC法人カードの締め日は変更できないため、引き落とし日を延長することは不可能です。もし支払日後に資金を用意できるとしても、支払日までに口座に資金がなければ支払いが遅延してしまいます。

カードの利用金額を一括で支払うために、支払日までに余裕をもって資金を準備しましょう。

支払いの遅延で信用が落ちる

経費をカードで支払っていると、資金が足りなくて支払日までに入金できないケースもあります。支払日に利用金額を支払えない場合、UC法人カードでは支払不足分を指定の金融機関に振り込むことが必要です。

支払日から遅れて利用金額を入金する場合、支払日から入金が完了するまでの期間に対して遅延損害金が発生します。発生した遅延損害金は翌月以降の支払日に利用金額と一緒に引き落とされる仕組みです。

もし支払日にお金を入金したとしても、引き落とし処理が実行された後では再引き落としされないので注意しましょう。入金して問題ないと思っていても、引き落としされていなければ損害金が発生します。

何度も支払いの遅延があれば、カードの上限額が下がったり金融機関の審査が厳しくなったりするデメリットもあるのです。支払日に余裕をもって資金を入金することを勧めます。

まとめ

UC法人カードの締め日は10日であり、支払日は翌月5日です。支払い猶予は最大55日間もあるため、ビジネスでの資金練りを改善するためにUC法人カードは役に立ちます。

利用できる支払い方法は1回払いのみであり、分割払いやリボ払いはできません。支払日までに資金を入金しておかないと、利用者の信用が下がるデメリットがあります。

なるべく不必要な経費は削減して、適切にUC法人カードを利用することがオススメです。

UC法人カードの締め日と支払日はいつ?休日・日付変更の注意点も

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