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2019.05.04
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シナジーJCB法人一般カードのメリット・デメリットと詳細について

このページの目次

「社用車での移動が多いから給油が値引きされる法人カードを探している」
「給油するときに毎回カードを差し込むのが面倒」

出張や仕事での移動で車を利用する事業主にオススメなのがシナジーJCB法人一般カードです。カードの利用金額に応じて、最大1リッターに対して7円の割引が適用されます。

無料で発行できるスピードパスやETCカードを利用することで、給油や高速道路の料金をスムーズに支払えるのが特徴。シナジーJCB法人一般カードのメリットやデメリットを解説します。

シナジーJCB法人一般カードの特徴

シナジーJCB法人一般カードはJCBが発行している法人向けのクレジットカードです。18歳以上の法人または個人事業主が申し込めて、カードの特典には給油値引きがあります。

初年度の年会費は無料であり、2年目以降の年会費は税抜2,000円です。追加カードを発行した場合は1枚につき2,000円ですが、本カードの年会費が無料であれば追加カードの年会費も無料になります。

カードの利用限度額は100万円であり、本カードと追加カードの利用金額は合算される仕組みです。他の法人カードに比べて限度額は低めであり、規模が大きい事業者には不向きですね。

車での移動が多い個人事業主や小規模な法人が、給油割引を活用するのにシナジーJCB法人一般カードはオススメ。ガソリン代が割引されることで経費を効率的に削減できます。

メリット

シナジーJCB法人一般カードのメリットは給油割引できる法人カードを発行しやすいこと。一般カードだからランクの高い法人カードに比べて審査が通りやすく、業歴の浅い事業主でも発行しやすいです。

審査の基準が厳しいと法人カードを利用できず、値引きや特典を利用できないデメリットがあります。魅力的な法人カードであったとしても、発行できなければ意味はありません。

例えばあおぎんが発行しているAMEXプラチナビジネスカードの申込み資格は「業歴3年以上で、2期連続黒字決算の法人または個人事業主」と定められています。

業歴が2年以下の場合や赤字決算の場合はカードを申し込む資格がないのです。シナジーJCB法人一般カードには上記のような条件がないため、実績がない法人でも発行できる可能性が十分あります。

カードが発行しやすいこと以外にも、シナジーJCB法人一般カードには次の5つのメリットがあります。

  • 利用金額に応じて給油が割引
  • 無料のスピードパスで素早く給油できる
  • ETCカードを無料で複数発行できる
  • クラブオフで各種優待を受けられる
  • JCB法人会員向けサービスも利用できる

それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

利用金額に応じて給油が割引

シナジーJCB法人一般カードにはカードの利用金額が高いほど、給油での割引が大きくなるメリットがあります。ショッピング利用金額に応じて、以下のように給油値引きが定めれているのです。

  • 前月のショッピング利用金額が1万円未満:1リッターにつき1円値引き
  • 前月のショッピング利用金額が1万円超え2万円未満:1リッターにつき2円値引き
  • 前月のショッピング利用金額が2万円超え5万円未満:1リッターにつき3円値引き
  • 前月のショッピング利用金額が5万円超え7万円未満:1リッターにつき5円値引き
  • 前月のショッピング利用金額が7万円超え:1リッターにつき7円値引き

日本全国にあるエネオスやエッソ、モービルやゼネラルで給油することで給油の料金が値引きされます。ショッピング利用金額にはSSでの利用金額も含まれるため、いつも車を利用する事業主なら月7万円を楽に超えられるはず。

割引は請求時に割引額を請求金額から引くことで適用されます。

注意点はシナジーJCB法人一般カードでエッソ・モービル・ゼネラルコーポレートカードを追加発行して利用した場合、給油値引きの対象外になることです。

給油値引きで経費を削減するために、本カードや追加カード、スピードパスを利用して指定されたSSで給油しましょう。

無料のスピードパスで素早く給油できる

シナジーJCB法人一般カードを利用している事業主であれば、手数料無料でスピードパスを追加発行できます。年会費は無料であり、日本全国のエッソ・モービル・ゼネラルに加盟したSSで利用可能です。

スピードパスはキーホルダー型の決済端末であり、計量器にタッチするだけで給油の料金を支払えます。カードを差し込まなくても給油できて、後日シナジーJCB法人一般カードに請求されるのが特徴。

スピードパスには盗難補償が付いているため、失くした時や盗まれたときでも安心です。連絡して60日前から3日後までの不正利用を60万円まで補償してくれます。

「車での移動が多くてスムーズに給油したい」人にスピードパスはオススメです。タッチで給油費を支払って、翌月に割引料金で給油できるのがスピードパスのメリット。

ETCカードを無料で複数発行できる

シナジーJCB法人一般カードを持っている人であれば、ETCスルーカードNを複数枚発行できます。カードの年会費は無料であり、手数料を払うことなくETCを利用できるのがメリットです。

ETCカードは専用の車載器を搭載した車で利用できて、有料道路使用料のみ決済できます。社用車ごとにETCカードを発行しておき、使用料をまとめて経費として支払うことが可能です。

シナジーJCB法人一般カードにより発行したETCカードの締め日は毎月月末であり、翌々月10日に1回払いで請求されます。本カードの利用代金と合算して請求される仕組みです。

走行日や利用した区間、利用金額などの明細はJCB E-CO明細サービスで確認できます。インターネット上で手軽に確認できるから、経理処理が楽になるのがメリットですね。

クラブオフで各種優待を受けられる

シナジーJCB法人一般カードを持っている人はプライベートや接待などで活用できるクラブオフに入会できます。クラブオフ会員になれば以下のような優待を受けられるのが特徴です。

  • 遊園地やテーマパークなどのレジャー施設における利用料が最大75%割引
  • 日本全国にあるホテルや旅館の宿泊料が最大90%割引
  • 日本全国のシアターで使える映画鑑賞チケットを優待価格で購入できる
  • 日本全国にある日帰り温泉施設の入浴料が最大60%割引
  • 暮らしに役立つ各種サービスを優待価格で利用できる

具体的なクーポンや優待特典を確認したい場合はクラブオフ公式サイトをチェックしましょう。「ログインせずにサイトを見る」というボタンをタッチすることで各種優待を詳しく見れます。

接待や福利厚生などで優待による割引を利用したい人にもシナジーJCB法人一般カードはオススメです。

JCB法人会員向けサービスも利用できる

シナジーJCB法人一般カードを持つことでJCB法人会員専用サービスも利用できます。サービスにはチケットレスで予約できるANA@deskやエクスプレス予約などがあり、出張する際に便利ですね。

JCB法人会員サービスには事務用品やオフィス家具などを優待価格で購入できるアスクルサービスがあります。オフィスに必要な商品をネットで注文できて、当日か翌日に届けてくれるのが魅力です。

給油料金の支払いのみに利用できるエッソ・モービル・ゼネラルコーポレートカードの発行も可能。年会費税抜96円で発行できるため、少ない手数料で社用車ごとに給油専用のカードを用意できます。

他にも経理処理を効率化する弥生会計オンラインを最大14ヶ月無料で利用できる特典や、接待に便利なタクシーチケットやギフトカードの発行も可能です。

経営者や個人事業主のビジネスをサポートしてくれるのもシナジーJCB法人一般カードの魅力ですね。

デメリット

給油費を割引できて優待サービスを利用できるのがシナジーJCB法人一般カードのメリットです。経費の削減に便利な本カードには以下の3つのデメリットもあります。

  • ポイントが付与されない
  • 給油割引には上限がある
  • 付帯される保険が少ない

それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。

ポイントが付与されない

シナジーJCB法人一般カードには大半のクレジットカードにあるポイント還元特典がありません。カードを利用してもポイントが還元されず、ギフトや提携ポイントを獲得できないデメリットがあります。

例えばJCB法人カードであれば、1,000円の利用金額ごとに1ポイントのOki Dokiポイントが貯まるものです。10万円の料金をカードで支払えば1,000ポイント貯まり、好きなギフトやポイントと交換できます。

もしシナジーJCB法人一般カードで10万円の料金を支払っても、ポイントはまったく貯まりません。ポイントを貯めたい事業者には別の法人カードを利用することがオススメです。

給油割引には上限がある

前月の利用金額が7万円を超えていれば1リッターにつき7円値引きされますが、給油割引には上限もあります。追加カード含めて1ヶ月間に300リットルまでしか値引きされないことがデメリットです。

300リットルを超えた分の給油費は割引されず、割高なガソリン代を支払う必要があります。社用車の台数や移動が多くて1ヶ月間に300リットルを超える給油をする場合は注意しましょう。

付帯される保険が少ない

シナジーJCB法人一般カードに付帯される保険はショッピングガード保険のみであり、海外で購入した商品の破損に対して最高100万円まで補償されます。

旅行傷害保険や航空機遅延保険といった保険はないため、補償を受けられないデメリットがあります。安心して出張するために保険のある法人カードや保険会社の保険を利用することがオススメです。

法人カード選びとしてシナジーJCB法人一般カードを比較

「良し悪しは分かったけど自分にとってシナジーJCB法人一般カードが最適なのか分からない」と悩む人もいるはず。法人カード選びのために他のカードとシナジーJCB法人一般カードを比較して解説します。

初めてのカード選びとして比較

初めての法人カード選びとして重要なのは年会費が安くて特典が多いことです。事業を始めて間もない時は資金練りに余裕を持たせるために、コストを減らすことが重要になります。

例えばライフカードビジネスのスタンダードカードの場合、年会費無料で経費決済に利用することが可能です。ポイントサービスや保険はありませんが、ビジネス向けの優待サービスを活用できます。

シナジーJCB法人一般カードの年会費は税抜2,000円ですが、初年度の年会費は無料です。給油値引きやビジネス向け優待サービスがあるから経費を削減できるメリットがあります。

車での移動が多い個人事業主や経営者が初めて法人カードを発行する場合、シナジーJCB法人一般カードを選ぶことがオススメです。

ステータス、年会費等の同レベルカードと比較

シナジーJCB法人一般カードと同レベルカードとしてJCB法人一般カードがあります。年会費は税抜1,250円と安く、利用限度額やショッピングガード保険は同じ仕様です。

JCB法人一般カードには海外や国内での旅行傷害保険が最高3,000万円であり、出張時のトラブルを補償してくれるメリットがあります。ポイントが貯まるのもお得ですね。

ETCカードはどちらも無料で発行できますが、シナジーJCB法人一般カードには給油値引きを利用できるメリットもあります。車への給油が多い場合はシナジーカードのほうがお得ですね。

社用車を頻繁に使う人はシナジーJCB法人一般カード、あまり車を利用しない人にはJCB法人一般カードがオススメです。

シナジーJCB法人一般カードの基本情報データ

シナジーJCB法人一般カードの基本情報は以下の通りです。

・年会費:税抜2,000円(追加カードは1枚につき税抜2,000円。初年度無料)
・国際ブランド:JCB
・お申込対象:法人または個人事業主
・利用限度額:10万円から100万円(追加カードとETCカードの利用額を含める)
・旅行傷害保険:なし
・航空機遅延保険:なし
・ショッピングガード保険:最高100万円(海外のみ)
・追加できるカード:ETCカード
・締め日と支払日:毎月15日締めの翌月10日支払い(ETCカードの利用分は月末締めの翌々月10日支払い)

まとめ

カードを利用することで給油割引を利用できて、経費の削減に便利なのがシナジーJCB法人一般カードです。スピードパスやコーポレートカードを発行することでスムーズに給油できます。

社用車での移動が多い個人事業主や経営者にシナジーJCB法人一般カードはオススメです。

シナジーJCB法人一般カードのメリット・デメリットと詳細について

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