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2019.05.14
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SUGOKAで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

交通系カードの名称として、明確なルールはないものの各社で最後にca(ヵ)が付くようにネーミングされています。また、3文字で付けられていて、各社で工夫を凝らしてインパクトが強いネーミングとなっています。

数ある交通系カードの中でも、最もユニークなネーミングとしてSUGOCAがあります。そのフレーズを聞くだけで九州を連想させますよね!

そんなSUGOCAですが、カードの名前に負けないほどの凄いカードになっています。では、具体的にどのような点に優れているカードなのでしょうか?

ここでは、SUGOCAの電子マネーとしての性能や、法人クレジットカードとの相性について紹介します。

SUGOCAの特徴

SUGOCAについて詳しく解説すると、九州旅客鉄道(JR九州)が2009年3月1日から導入した、サイバネ規格のICカード乗車券のことを指します。

今では数多くの交通系カードが存在していますが、時系列で見るとJRのICカード乗車券としてはSuica、ICOCA、TOICA、Kitacaに次いで5番目に発行されました。SUGOCAというネーミングはインパクトがありますが、Smart Urban GOing CArd の略称であり、それに「凄い」を意味する肥筑方言である「凄か」に引っ掛けています。

CMなどにおいては、「スッ!とゴー!でSUGOCA」といったキャッチュフレースも用いられています。キャラクターとしては、ロドニー・グリーンブラットさんのイラストによる「カエルくんと時計くんの組み合わせ」を採用しています。

ロゴはブラックでSUGOCAのOの右側と続くCの色を白色に反転させていて、これでICカードであることをアピールしています。ロドニー・グリーンブラットさんは、過去にJR九州の特急回数券のイメージキャラクターを務めていたPUFFYのCDジャケットをデザインした経験もあります。

非常に可愛いデザインであり、各地の交通系カードの中でも凝ったデザインであることでも有名です。導入当初からSuicaを導入しているJR東日本やnimocaを導入している西日本鉄道、はやかけんを導入している福岡市交通局で乗車券機能と電子マネー機能を相互利用することができます。

メリット

SUGOCAは、その名の通りすごいサービスを得ることができるカードとしておすすめです。その中でも、特に以下の項目についてメリットを感じることができます。

  • ほぼ全国で利用可能
  • 改札の通過をスマートに行える
  • ポイント制度がある
  • Webで明細を確認できる

では、各項目について詳しく解説していきます。

ほぼ全国のエリアを網羅している!

SUGOCAは誕生こそさほど早いと言えないカードですが、相互利用できる範囲が広い点が魅力的です。主な相互利用できるカートしては、次のカードがあります。

  • Suica
  • Kitaca
  • TOICA
  • ICOCA
  • NIMOCA
  • はやかけん
  • PiTaPa
  • manaca
  • PASMO

また、電子マネーについてもPiTaPaだけが対応していませんが、他のカードとの相互利用が可能となっています。なぜPiTaPaに対応していないかというと、PiTaPaだけが後払いを採用しているためです。

このように、SUGOCAをもっているだけで全国を出張する際にも困りませんね。SUGOCAに多くチャージしておくことで、他のカード自体を保つ必要がなく、財布の中身を減らすことができますよ。

改札をスマートに通過できる!

SUGOCAは他の交通系カード同様に、自動改札でタッチするだけで乗降車することができます。事前にきっぷを購入して乗らなければならない場合、金額を確認して必要なきっぷを購入して、それを自動改札に通さなければなりません。

意外と手間がかかりますし、きっぷを紛失するリスクもありますが、SUGOCAを持っていればそのような心配は必要ありません。SUGOCAはパスケースに入れたままでタッチできますので、なおさら安心ですよね。

他にも、乗り過ごししてしまった場合には精算しなければなりませんが、SUGOCAの場合は乗車と降車する駅の記録を照合して適切な金額が請求されるので、乗越精算も不要ですし支払いすぎの懸念もありません。

普段通勤区間であれば間違える可能性は低いですが、出張先では意外と金額のミスが多くなりがちですので、正確な金額を確実に支払えるのは魅力的ですね。

SUGOCAポイントサービスがある!

交通系カードでは、クレジットカードのようにポイント制度がなく決済してもお得感がないものが大半です。ただ、SUGOCAではポイント制度があって利用実績に応じてポイントを獲得することができます。

JRキューポというサービス名で、列車に乗るたびに、お買い物をするたびに、ポイントが貯まっていきます。また、カード残額を使用してSUGOCAエリア内の駅までの自由席特急券を購入する場合でも、JRキューポが貯まるのです。

気になるのがポイント付与率ですが、以下の条件でポイントが貯まっていきます。

  • 自動改札機で引き去った運賃×1%
  • 自動券売機でSUGOCAエリア内の駅までの自由席特急券を購入した場合、特急料金×5%
  • JR筑肥線・唐津線駅入場→福岡市地下鉄出場または福岡市地下鉄入場→JR筑肥線・唐津線駅出場の利用で、区間に関係なく10ポイント
  • JRキューポ対象加盟店で買い物するとポイント獲得

基本還元率だけでなく、キャンペーンも頻繁に行われていてポイント増額などのサービスもあります。キャンペーン情報は常にチェックしておくと、よりお得にポイントを貯めることができますね。

貯まったポイントについては、列車の乗車やお買い物などで利用することができます。ポイントは有効期限が2年と長めに設定されているのも魅力的です。

乗車で利用できることもあって、法人としても経費削減などにつなげることができますね。

電子マネー機能も充実!

SUGOCAはお買い物できるお店が充実している点も評価できます。主に利用できるお店として、以下が該当します。

  • コンビニエンスストア(サークルKサンクス、セブンイレブン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソン)
  • ショッピング・スーパー(アミュプラザ鹿児島、アミュプラザ小倉、アミュプラザ長崎、肥後よかモン市場、鹿児島中央駅店舗、マチ駅1丁目佐賀、えきマチ1丁目姪浜、イオン、SAKODA、させぼ五番街、はるやま、マックスバリュ、マミーズ)
  • 飲食(トランドール、シアトルズベストコーヒー、うちのたまご直売所、うどん居酒屋絆、うまや、博多ラーメン 一杢、マクドナルド、松屋、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、すかいらーく、リンガーハット、ロイヤルホスト)
  • キヨスク、自動販売機、ロッカー
  • 家電量販店(コジマ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ)
  • ドラッグストア(ドラッグイレブン、サッポロドラッグストア、シモカワ
  • ホテル(JR九州ホテル)

このように、生活に密着している店舗で利用できるのがすごいですね。他にも、エッソ・モービル・ゼネラルやタクシー、レンタカーでも利用でき、出張先でも活躍すること間違い無しのカードです。

今後も、利用できる店舗が拡大する予定というのですから驚きです!

Webで明細を確認できる!

交通系カードは、券売機などで利用明細を確認することができますが、SUGOCAではJR九州Web会員となると記名式のSUGOCAに限定されますが利用履歴をWeb上で確認することができます。

出張精算をする際に、交通費をWeb上でチェックできるととても便利ですよね。他にも、インターネット列車予約とSUGOCAのJRキューポが合算できたり、ポイントをSUGOCAにチャージする操作も行えます。

SUGOCAユーザーであれば、ぜひとも登録しておきたいですね!

紛失時のチャージ残高保証がある!

クレジットカードやデビットカードでは、紛失した場合に不正利用などがあった場合に保証してもらえる制度があります。各社やカードの種類によって限度額と期間は異なりますが、それでも保証してもらえるのはとてもありがたいものです。

SUGOCAでも記名式のカードがあるので比較的セキュリティを意識しているのですが、それでも紛失して不正利用されてしまう可能性があります。その時に、カードの紛失届を出して再発行した場合、ロックが掛けられた時点の残高をチャージしてもらえます。

但し、記名式のカードに限られますので、可能な限り記名式カードを発行するようにしてください。

デメリット

SUGOCAは便利なカードであるのですが、デメリットもあります。主なデメリットとしては次が該当します。

デポジットが必要

これは多くの交通系カードでも同様なのですが、新規及びカードの再発行時にはデポジットとして500円が必要になります。新規の場合は2,000円が必要で、その中で500円がデポジット分となり、実質1,500円からのスタートとなります。

デポジットは払い戻し時に変換されますが、少し損した気分になるのは間違いありません。

SUGOCAで使えるクレジットカード一覧

SUGOCAにチャージする方法はいくつかありますが、一部クレジットカードからのチャージも可能となっています。チャージできるクレジットカードとしては、JQ CARDがあります。

主なカードとしてJQ SUGOCAやJMB JQ SUGOCA、イオンSUGOCAカードなどのSUGOCAを搭載したカードとなっていて、オートチャージすることが可能となっています。JQ CARD はJR九州の公式クレジットカードであり、各カード会社と提携して発行しているクレジットカードです。

JR九州の駅ビル(JR博多シティ、アミュプラザ小倉など)で利用すると、5%オフになるなど魅力的な特典が多くあります。また、他にも各提携先のポイントが貯まったりお得な特典を得ることもできます。

更に、SUGOCAへのチャージでもポイントが貯まりますので、出張などで利用することでカードのポイントが貯まっていきますし、もちろんSUGOCAを利用するとSUGOCAのポイントも貯まっていきますよ。

SUGOCAの注意点としては、金額は20,000円が上限となっているので、長時間の移動や高額な支払には向いていない点があります。また、Apple Payなどに登録できませんので、常にカードを携帯しておく必要があります。

チャージ方法や使い方

SUGOCAを利用するためには、まずはカードを発行する必要があります。無記名式のSUGOCAは自動券売機で発行できますが、記名式SUGOCA乗車券、特別デザインカード、小児用SUGOCA乗車券、SUGOCA定期券・特急定期券についてはみどりの窓口で発行する必要があります。

発売価格は2,000円となっていますが、このうち500円をデポジットとなるので1,500円分を運賃や電子マネーとして使用することが可能です。また、金額が不足した場合には以下の方法でチャージできます。

  • コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、サークルKサンクスなど)
  • スーパー・ショッピングセンター、家電量販店など
  • チャージ機、SUGOCA発券機能付き自動券売機、SUGOCA対応自動精算機
  • オートチャージ

チャージ金額は、1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円、10,000円の6種類があります。最低1,000円単位でのチャージしかできませんので注意が必要です。また、オートチャージについては1日あたり10,000円、1ヶ月あたりで50,000円が限度となります。

その他おすすめの電子マネー

SUGOCAの他にも、多くの交通系カードがあります。その中で、ライバルとなるカードとして以下カードがあります。

Suica

SUGOCAと同じく、オートチャージに対応しているのが魅力的なのがSuicaです。Apple Payへの登録やモバイルSuicaを利用することで、カードレスで利用できる点も魅力となっています。

Suicaでは、モバイルSuicaを利用することで以下の法人カードなどでもチャージが可能となっています。

  • ビュー法人カード
  • P-one Business MasterCard
  • UC法人カード/一般カード
  • セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

manaca

SUGOCAと同じく、ポイントサービスのあるmanacaというカードもおすすめできます。名古屋エリア限定となりますが、バスの利用で最大30%ものポイント還元があるというのは魅力的です!

かわいいキャラクターを採用している点も、SUGOCAと似ていますね。manacaではクレジットカードでのチャージはできませんが、ジョイント登録という機能がありmanacaに名鉄ミューズカードを登録して使用することが可能です。

まとめ

SUGOCAはカード名に恥じないものすごいスペックとなっているカードであり、特にポイント制度は魅力的です。また、利用できる店舗がとにかく多いのですが、法人向けとしては若干使用しにくいのが難点です。

JQ CARDとの相性抜群ですので、同時利用することも検討する余地がありますが、法人カードとしては登録できない点には注意しましょう。

SUGOKAで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

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