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2019.03.28
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楽天ビジネスカードの締め日と支払日に関する全知識まとめ

このページの目次

会社を経営されている人や個人事業主であれば、誰しもが手にすることであろうビジネスカードですが、その中でも今回は「楽天ビジネスカード」について紹介していきます。

ビジネスカードを使う上で最も気になるのが、クレジットカードを使用した際の「締め日」と、法人口座からお金が引き落とされる「支払日」なのではないでしょうか。

ビジネスカードも個人用のクレジットカード同様に、月々の利用額を滞納してしまった場合は、会社の信用を毀損することにつながります。最悪の場合は、ビジネスカード自体の利用停止や、信用情報に傷が付くなど、今後の会社運営に大きな影響を及ぼすことにもなりかねません。

今回は、楽天ビジネスカードにおける締め日や支払日について解説していきます。

楽天ビジネスカードの「締め日」と「支払日」とは?

まずはじめに解説していくのは、楽天ビジネスカードにおける「締め日」と「支払日」についてです。

楽天ビジネスカードの場合、とても日程的にわかりやすくなっているため、他社のビジネスカードの日程と比較したときに、経営者や個人事業主にとってメリットの多いビジネスカードになっています。

楽天ビジネスカードの締め日と支払日はいつ?

楽天ビジネスカードの期日について簡潔にお伝えすると下記の通りになります。

  • 「締め日」…毎月末
  • 「支払日」…翌月の27日

このため、支払いまで最長で「57日間」の支払い猶予がうまれます。
ちなみに、ビジネスカードにおける締め日と支払日では休日の扱い方が異なります。

締め日の場合は、月末が土日祝日であっても締め日自体に影響が出ることはありません。そのため、翌営業日等にずれ込むことなく請求金額が確定されます。
(翌営業日とは、金融機関が次に営業をする日を主に指しています)

しかし支払日が土日祝日の場合は、翌営業日に引き落としがかかるようになります。理由として挙げられるのは、提携銀行等が営業をしていないためです。

例えば、支払日が「1月27日・日曜日」の場合、支払日になるのは「1月28日・月曜日」という形になります。
仮に27日が土曜日の場合であれば、「27日・土曜日」・「28日・日曜日」は引き落としが行われることはありません。(月曜日が祝日の場合は、翌営業日の火曜日が支払日になります)

楽天ビジネスカードの「年間締め日・支払日一覧表」

先述してきました内容を、下記の図にわかりやすくまとめてありますので、参考にしてください。左欄に「カードを利用した期日とその締め日」を記載、右欄には「指定法人口座から確定金額が引き落とされる日にち(支払日)」を記載してあります。

締め日(利用期日) 支払日(引き落とし日)
1/1〜1/31 2/27
2/1〜2/28 3/27
4/1〜4/30 4/27
11/1〜11/30 12/27
12/1〜12/31 翌年1/27

締め日がズレる可能性はあるのか?

基本的には毎月末を締め日の目安と考えて良いでしょう。
ただごく稀にビジネスカードを利用した分の明細が来月にずれ込んでいるといった例も存在します。

これは楽天ビジネスカードを利用したお店が楽天カード側に請求する日が多少遅れたことによって起こります。

本来であれば3月30日にビジネスカードを利用した明細は、「3月31日が締め日で、翌月4月27日の支払い」となるところが、「来月の4月30日での締め日に繰り越され、翌々月の5月27日に支払いになる」というズレが生じる場合があるということです。

ただし、これはあくまで一例として挙げさせていただきましたので、“頻繁に起こるものではない”と認識しておくと良いかと思います。

「月末締め・翌月末払い」である楽天ビジネスカードのメリット

続いては、楽天ビジネスカードの月末締め・翌月末払いによるメリットを簡潔にまとめさせていただきました。これは楽天ビジネスカード自体のメリットではなく、あくまで支払い期日に対してのメリットになりますので、ご了承ください。

「お金の流れが把握しやすい」

会社を経営を行っていくうえで大変となるのが、月々の経費や税金の支払いなど、これらの項目にかかる会計や経理処理になります。これらにかかる作業は、年間でも多くの時間を費やして行われるため、他社のビジネスカードのように締め日が「3日」や「15日」、「19日」、20日」、支払日が翌月の「10日」などのように月の合間で行われるのでは作業自体がより煩雑になります。

しかし、楽天ビジネスカードのように月末締めであれば、1ヶ月間に使用した経費の総金額の把握が簡単に行えたり、支払いサイクルがわかりやすくかるため、経営効率が格段に良くなります。

「締め日や支払日の違うカードを使い分けることでさらに業務が効率化」

法人カードを作る際は、メインのビジネスカードと合わせて2枚持つことで、さらに相乗効果を発揮させることができます。ビジネスカードによっては支払日が変更できるビジネスカードや、そもそも締め日が月末に設定されていないカードがあります。

そのため、楽天ビジネスカードとは異なる期日が設定されたビジネスカードを利用することで、「用途別」や「勘定科目別」など、あらゆる項目によって使い分けることが可能となります。このように締め日や支払日を自在にコントロールすることで、会社経営や業務効率を大幅に効率化させることができます。

楽天ビジネスカードの締め日や支払日を確認する方法とは?

続いて紹介するのが、楽天ビジネスカードの締め日や支払日を確認する方法になります。

多くのビジネスカードの場合、確認する方法が複数設定されているカード会社もありますが、楽天カードにおいては確認する方法はあまり多くないため、「ただ締め日と支払日を覚えておくだけでは不安」という人は、下記の方法を活用してください。

「楽天e-NAVIでの案内」

楽天ビジネスカードの締め日や支払日を知る方法は、「楽天e-NAVI」での案内だけになります。楽天e-NAVIに登録後ログインしていただき、「ご利用明細」の欄から確認をしてみてください。楽天e-NAVIの更新のタイミングは、「毎月12日頃」が目安となります。

確認のため再三お伝えしておきますが、楽天ビジネスカードの情報を確認するためには、楽天e-NAVIに登録後、楽天ビジネスカードのカード追加登録を行う必要がありますので、忘れずに登録しておきましょう。

楽天ビジネスカードの締め日や支払日を変更するには?

次に解説していくのは、楽天ビジネスカードの締め日や支払日を変更するための方法になります。「支払日を月初めに行いたい」や「会社の状況に合わせて支払日をコントロールしたい」という経営者や個人事業主もいると思われるので、是非下記の内容を参考にしてみてください。

「締め日や支払日を変更することはできない」

結論からお伝えすると、楽天ビジネスカードは締め日も支払日も変更することはできません。これは楽天カードコンタクトセンターや楽天プレミアムカードデスク等へ問い合わせを行っても変更には応じてもらうことができません。
そのため、楽天ビジネスカードを利用する際は、締め日は毎月月末、支払日は翌月27日と理解した上で利用するようにしましょう。

楽天ビジネスカードの締め日や支払日における注意点とは?

楽天ビジネスカードを使用する場合は、締め日や支払日に注意しておくことが重要です。ビジネスカードも個人で扱うクレジットカードと同様に、支払い期日を間違えると、今後の仕事に支障をきたしたり、支払の遅延が続くことで、利用限度額が減ったり、カード利用が停止されるなど、将来的に組織の信用問題につながる恐れも出てきます。

そのため、毎月の支払日にはしっかりとお金が引き落とされる状況を作るよう心がけましょう。

今回は、締め日や支払日における注意点やポイントを下記に列挙させてありますので、最悪の事態を招くことがないよう、しっかりと覚えておくことをおすすめします。

「支払日が土日祝日の場合は、翌営業日に変更される」

先ほど締め日と支払日の際にも解説させていただきましたが、支払日が土日祝日と重なった場合は、翌営業日に支払日が変更となります。この内容はあくまで「支払日」の話になります。

「利用限度額が回復するのは、締め日ではなく支払日」

よくこの部分を混同して認識している人も多いですが、ビジネスカードの利用限度額が回復するのは「締め日」ではなく、「支払日」になります。

「口座へ入金するタイミングは、最低で”も支払日の2日前”には済ませておく」

よく他のサイトでは、口座内の残高が支払金額に及ばない場合、入金するタイミングとして「支払日の前日または当日でも問題ない」などと書かれていますが、前日はともかく、当日の入金については、とても危険なのでやめてください。

金融機関によって引き落としのタイミングや回数が異なるため、間に合うかどうかは一概に判断できません。仮に入金を忘れてしまった場合は、引き落としを行う金融機関への問い合わせ、または楽天ビジネスカードのサポートデスクまで問い合わせを行うようにしてください。

ただし、これらに関わる対処については、各金融機関で異なりますので、できる限りは前日または2日前までに指定した法人口座への入金をしておきましょう。

「残高不足が発覚した場合は、早急に連絡してカード会社の指示を仰ぐ」

個人・法人問わず、支払いの遅延は致命的なミスに繋がりかねませんので、出来る限りこの事態は避けたいところですが、残高不足によって引き落としが行われないなどの事案に直面した場合は、早急にカード会社の指示を仰ぐことをおすすめします。

また楽天ビジネスカードの場合、「再振替サービス(自動再引き落とし)」を行なっていますので、「再振替サービス対象日」までに口座内に入金しておけばひとまず問題はありません。

ちなみに再振替サービス(自動再引き落とし)とは、下記に列挙してある金融機関を引き落とし口座として登録してある場合、再振替サービス対象日に自動的に引き落としが行われることになるサービスを指しています。再振替サービスを利用される場合は、サービス対象日となる前営業日までに該当する口座内に入金をしておきましょう。

○再振替サービス対象の金融機関

  • 楽天銀行 ・みずほ銀行 ・三井住友銀行 ・三菱UFJ銀行 ・ゆうちょ銀行 ・りそな銀行
  • 横浜銀行 ・福岡銀行 ・北海道銀行 等

全部で18行の金融機関が対象となっています。

しかし、再振替サービスを行う上では下記の3点に注意をしてください。

  • 先月分を延滞している場合は、再振替サービス(自動再引き落とし)サービスの対象外であること
  • 上記に該当しない金融機関の場合、再振替サービスが利用できないため、楽天カードが指定する口座への入金が必要となる
  • 対象となる金融機関が「ゆうちょ銀行」か「ゆうちょ銀行以外」かでサービスが行われる対象日が異なる

(例:ゆうちょ銀行への対象日が2019年4月1日(月曜日)である場合、その他の金融機関は3月28日(木曜日)、3月29日(金曜日)、4月1日(月曜日)、4月2日(火曜日)のどれかにサービスが実行されることになります)

仮にその期日にも間に合わない場合には、楽天カードに電話連絡を入れましょう。支払日前までに連絡を入れることで支払の時期やタイミングの見直しなど支払い猶予に応じてもらえる場合もあります。

連絡するタイミングによって、相手側の対応も千差万別になるかとは思いますが、今後もカード会社との関係を円満に継続していきたい場合は、楽天カードに連絡を行い、相談するようにしましょう。

まとめ

今回は楽天ビジネスカードの締め日と支払日について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

楽天ビジネスカードの場合は、締め日や支払日に対する期日が明確で、変更や確認における窓口も一本化されていることから、ビジネスカードとして活用しやすいと言えます。

また今回の記事では、楽天ビジネスカード本来のサービス内容には触れなかったものの、楽天ビジネスカードには、様々な付帯サービスや提携先を持つことから、より効率的に利用することで、より一層利便性を高めることも可能です。

ただし、先ほども注意点で述べてきましたように、臨機応変に日程の調整を行えない点や、確認する方法が限られているため、締め日と支払日を確認する頻度が減る恐れがあるため、注意は必要となります。

楽天ビジネスカードを正しく使うことで、経営や運営する上での強い味方になりますが、支払期日を守れなかったり、遅延などがあると信用を失うことになります。

楽天ビジネスカードを使う際は、これらの点に十分に気をつけて利用されることをおすすめします。

楽天ビジネスカードの締め日と支払日に関する全知識まとめ

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