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2019.04.24
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ラグジュアリーカード・ブラックのメリット・デメリットと全知識

このページの目次

どうせ法人カードを作るのであれば「ステータスが高い法人カードがいい」と考える方も多いはずです。
ラグジュアリーカードは日本で発行されているマスターカードの中で最上位の法人カードです。

クレジットカード利用についてのお困りごとはもちろん、それ以外のビジネスに関わるサポートも24時間体制でしてくれるコンシェルジュサービスがあるのが特徴です。

また法人登記していない個人事業主でも作成できるのでプライベートとは別にビジネス用のクレジットカードを用意したい方に便利です。

一般的な法人カードと比べて会費が高く、比較的審査が厳しいのが弱点です。ラグジュアリーカードの法人カードを使用するメリットとデメリットを解説します。

ラグジュアリーカードの特徴

ラグジュアリーカードは新生銀行グループのアプラスが発行するマスターカード最上位クラスのクレジットカードです。

ポイントやラグジュアリーカード限定の優待サービスや特典が多いのがメリットです。

マスターカード最上位のクレジットカードだけあって、ホテルや飛行機、空港などでほかのクレジットカードにはないサービスを受けられるので出張でも重宝します。

また、クレジットカードの不正利用があった場合は被害額の一部または全額を補償してくれるので、インターネットでのお支払いも安心です。

さらに、交通費や宿泊料金など旅行代の支払いにラグジュアリーカードを使っておくと万が一、事故などが起こった場合でも旅行傷害保険として海外旅行では最大1.2億円、国内では最大1億円まで補償してくれます。

法人カードの申し込みを検討している方の中には、ほかのステイタスが高いクレジットカードとラグジュアリーカードで迷っている人も多いでしょう。

カードを比較検討できるようにラグジュアリーカードを法人カードとして利用するメリットとデメリットについて見てみましょう。

ラグジュアリーカード・ブラックのメリット

法人用のクレジットカードの申込をする際には、登記簿謄本など法人であることを確認できる書類が必要となることが多いです。

そのため、法人登記していない個人事業主などの場合は、ビジネス目的であっても法人カードを作れないことが多くあります。

さらに、個人事業主が持てる法人カードであっても、実際のところ起業直後は審査に通らないケースがほとんどです。

しかし、ラグジュアリーカードは経営者や投資家といった富裕層をターゲットとしているので、法人登記をしていない個人事業主であっても一定の条件さえ満たしていれば屋号入りの法人カードを作ることができます。

法人カードとしてラグジュアリーカードを選ぶメリットは次の4つです。

  • コンシェルジュサービスが充実
  • 特典や優待サービスが豊富
  • ポイント還元率が高い
  • 新生銀行の振込み手数料が規定回数まで無料

コンシェルジュサービス

クレジットカードを利用していて問題が起こった際に対応してくれるカスタマーサービスなどは、どこのカード会社にもあります。

しかし、そうしたサービスはあくまでもクレジットカードのことに限った内容で、それ以外のことについては一切応じてくれません。

しかし、ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスでは、クレジットカードについてのお困りごとはもちろん、それ以外のことについてもサポートしてくれます。

コンシェルジュサービスは、世界中どこにいても365日24時間体制で電話やメールで相談すればいつでも対応してくれるのが特徴です。

例えば、「海外出張中の急な接待でレストランの予約が必要になったけど、時差のため秘書が不在で困った」という時でも、コンシェルジュサービスに相談すればご要望にあわせて最適なレストランを選定し、秘書に代わって予約までしてくれます。

また、大切なお取引先の方のお誕生日やお祝いなどで「何かギフトを贈りたいけど、何を贈っていいか分からない」という時にも贈る品物のご提案や購入するためのサポートをしてくれます。

これ以外にも急な出張で飛行機の予約が必要、海外のホテルの予約が必要だけど現地の言葉ができないといった場合でも変わって手配してくれるのでとても便利です。

コンシェルジュサービスの一例

  • 旅行に必要な航空券や宿泊先の手配
  • レストランの予約手配
  • ワインを検索しご提案
  • ギフトやプレゼントの手配
  • ゴルフ場の利用予約 など

特典や優待サービスが豊富

ラグジュアリーカードの申込みを検討している方の中には、高い年会費を払ってでも「得意先の人と一緒の時にステータスが高いことをアピールしたい」、「出張や海外旅行の際に便利なサービスを利用して快適に過ごしたい」という方が多くいらっしゃいます。

そのため、ラグジュアリーカードでは一般的なクレジットカードの特典や優待よりもワンランク上のサービスが用意されています。

例えば、通常だと予約が困難な名店やレストランでもラグジュアリーカードの優待を利用すると会員専用のお席をご用意できます。

そのうえ、ご指定の場所からお店まで送迎をしてくれるので、接待などで利用するとVIP感を味わっていただくことができ、商談がスムーズに進む手助けとなるかもしれません。

その他にも

  • 世界一流のラグジュアリーホテルでのお部屋のアップグレード
  • 世界1000以上の空港ラウンジサービスを無料で利用可能
  • 日本国内と韓国、ハワイの主要空港ラウンジが無料で利用可能
  • 国際線利用時の荷物を最大3個まで宅配無料
  • ハワイアン航空ではPualari Goldのステータスを提供
  • コンシェルジュで一定額以上の旅行商品を購入すると空港リムジンサービスまたは次回旅行商品ご予約時に利用できるトラベルクレジットの贈呈
  • 予約困難な名店やレストランも会員専用の席を利用できる
  • ラグジュアリーカード厳選レストランでコース料理のアップグレードなど
  • 会員様限定のテイスティングイベントへのご招待
  • ラグジュアリーカード厳選のお店で2名様以上所定のコースご予約で1名様分が無料
  • 世界18カ国にある人気レストランで会員様限定優待
  • 全国のTOHOシネマズでは毎月2回無料で映画鑑賞が可能
  • 毎週金曜日は国立美術館の企画展が会員様と同伴者1名が無料で鑑賞可能
  • 全国にあるWorld Wine Barや都内中心にあるカフェ「Sign」でグラス1杯無料
  • 通常クラブ会員以外はラウンドできない国内外の有名ゴルフ場や名門コースも予約可能
  • 会員制ジム「Club100」で会員限定優待プログラムを提供
  • フェラーリなどスーパーカーのドライブ体験イベントを優待価格で利用可能
  • 美容室EARTHでブローやアップスタイル、ヘッドスパなどが優待価格で利用可能
  • 家事代行サービスを会員限定優待付きで利用可能

などがあります。

これだけ多くの特典がありますので接待や出張での利用はもちろん、業務成績の向上や売上に大きく貢献した従業員への褒賞として活用することもできます。

ポイント還元率が高い

一般的なクレジットカードを利用していて「もう少しポイントの還元率が高ければいいのに」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。

日本で発行されているクレジットカードでは0.5%程度のポイント還元が平均的です。

しかし、ラグジュアリーカードはこうしたポイント付与においても1つ上をいくサービスが提供されています。

ラグジュアリーカードのブラックカードの場合、月間請求合計金額1,000円につき2ポイント(10円相当分)付与。また、ご利用明細ごと2,000円につき1ポイント(5円相当分)が付与されるので還元率で考えると1.25%となります。

これは競合となる”アメックスプラチナの0.5%””ダイナースプレミアムカードの0.8%”と比較してもはるかに高い還元率であるということができます。

電子マネーの利用でもポイントがたまる

普段はそんなにクレジットカードを使わないからポイントがなかなかたまらないという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ラグジュアリーカードの場合だとApple PayやSuicaなどへのチャージでもポイントが貯まります。

そのため、普段、仕事の移動でSuicaをよく使う方やiphonをお持ちでApple Payを使って買い物をすることが多いという方はラグジュアリーカードを使ってチャージすることで知らない間に自然とポイントが貯まっていきます。

特に法人用のクレジットカードとして利用する場合、営業など移動の多い従業員にラグジSuicaを持たせチャージはすべてラグジュアリーカードでおこなうようにさせるとポイントが貯まるだけでなく、交通費精算の手間を省くことができます。

税金の支払いでもポイントがたまる

経営者や個人事業主の立場から考えると電気代や電話代といった「公共料金」や「法人税などの税金」はかなり大きな出費であり、少しでも抑えたいものでもあります。

法人税は2017年からクレジットカードでの納付ができるようになりました。

そのため、既にクレジットカードでの支払いをおこなっている方が増えています。

ただし、法人税をクレジットカードで支払う際に注意する必要があります。

一般的なクレジットカードであれば、支払いの手間を軽減することはできますが、決済手数料がかかるだけで税の負担が減るわけではありません。

しかし、ラグジュアリーカードで支払いをおこなうと、決済手数料がかかるという点では同じですが、支払った法人税の額に応じてポイントが貯まります。

そのため、支払いに使うカードをラグジュアリーカードに変えただけでポイント分だけ節税できることになります。

公共料金の場合も同様にポイントが貯まるので、公共料金と税金分のポイントをあわせるとかなりの金額の節約になります。

ラグジュアリーカード・ブラックのデメリット

ラグジュアリーカードはポイントの還元率が高く、さまざまなサービスが充実しているという点では優れたカードだということができます。

しかし、まったくデメリットがないというわけではありません。

ここでは、法人カードとしてラグジュアリーカードのブラックカードを検討するうえで知っておくべきデメリットをご紹介しましょう。

年会費が高い

ラグジュアリーカードのデメリットの1つに年会費の高さがあげられます。

日本で使われている法人カードには年会費が無料のものと有料のものがあります。

有料のもののうち、ほとんどのものは年会費が1,000円~3,000円程度です。

これに対し、ラグジュアリーカードのブラックカードの年会費は108,000円(税込)と桁違いに高くなっています。

さらに、法人用のクレジットカードを検討していると「役員にもカードを持たせたい」、「出張が多い従業員にカードを持たせて経費の立替をなくしたい」という要望が出てくることもあります。

こうした要望を満たすため、ラグジュアリーカードでは本会員カード1枚に加えて、最大4枚まで追加会員のカードを発行することができます。

しかし、追加会員に関してもラグジュアリーカードのブラックカードの場合、27,000円(税込)の年会費がかかってしまいます。

そのため、最大4枚の追加会員カードを発行すると本会員とあわせて年間216,000円(税込)もの出費となります。

使えない店舗がある

ラグジュアリーカードはマスターカードの上位カードなので、マスターカードが使える店舗であれば基本的には利用可能です。

しかし、一般的なマスターカードが使える店舗であっても、ラグジュアリーカードは使えないという店舗があります。

その原因は、ラグジュアリーカードが金属製のカードであるという点にあります。
使えない店舗としてはコインパーキングがあります。

コインパーキングでクレジットカードを利用する際、清算機へカードを差し込んで決済します。

この際、清算機によっては機械の中でカードを円形状にまげて磁気を読み取っています。

そのため、金属製でできており曲げることができないラグジュアリーカードは使えません。

このほかにも

  • 昭和シェル石油
  • ファミリーマート
  • セブンイレブン

など大手の店舗でも一部店舗ではやレジの種類によって使えない場合があるのでお店の方に確認してから利用するようにしましょう。

クレジットカードと認識されないことがある

ラグジュアリーカードは2016年11月から日本で発行されるようになったクレジットカードです。
そのため、ほかのクレジットカードと比較するとまだまだ認知度が低いのが実状です。

また、カード自体が金属でできており一般的なクレジットカードとは見た目の印象が違うのでマスターカードの加盟店で提示しても店員がラグジュアリーカードのことを知らず、クレジットカードと認識してくれないというケースもあります。

初めてのカード選びとして比較

ステータスが比較的高い法人カードを作る場合、重視しなければいけない点として審査基準、年会費、サービスの3点があります。

ステータスの高いカードが良いと思って申し込んでも、カードの審査基準にあっておらず落とされれば意味がありません。

ステータスが高くサービスが充実しているカードを持ちたいが、起業したてという方や個人事業主の方にオススメなのが以下の3つのカードです。

  • ラグジュアリーカードブラック
  • 三井住友forOwnersプラチナ
  • アメリカン・エキスプレスビジネスゴールドカード
三井住友for Owners プラチナ 特徴 登記簿謄本や決算書の提出が不要の法人クレジットカードです。
メリット 1旅行につき最長3ヶ月まで最高1億円の海外・国内旅行損害保険があるので中長期の海外出張中に怪我をしたり、事故があった場合でも安心です。
さらに航空便遅延保険があり、飛行機の遅延だけでなく手荷物の遅延や紛失にも適用されるので安心です。
アメリカン・エキスプレスビジネスゴールドカード 特徴 設立直後の法人や個人事業主でも審査を通過しやすいカードです。
メリット 通話無料で利用できる経営のアドバイスを受けられるビジネスコンサルティングがあるので起業したての方や課題を抱えている法人の方に便利なカードです。
また、海外は最高1億円、国内は最高5000万円の旅行傷害保険があります。海外旅行障害保険には家族特約もあるので家族を伴っての出張でも安心です。

これらのカードは申込時の書類が少なく、設立したての法人や個人事業主でも審査が通りやすいカードです。

ニーズにあった法人カードを作るために、優待・特典や旅行傷害保険などの内容で比較検討するのがおすすめです。

上位のステータスをもつカードと比較

ラグジュアリーカードのブラックカードはインビテーションが不要なマスターカードの中で最もステータスが高く、サービスが充実した年会費有料の法人カードです。

同様のインビテーション不要で発行できる上位の法人カードには以下の4つがあります。

  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード31000
  • JCBプラチナ法人カード30000
  • ダイナースクラブビジネスカード27000
  • 三井住友ビジネスプラチナカード 代表50,000円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード 特徴 年会費31,000円で利用可能な法人カードです。
メリット 法人設立初年度や個人事業主でも審査に通るケースが多いです。
デメリット 分割払いやキャッシングの利用ができないというデメリットがあります。
JCBプラチナ法人カード 特徴 年会費30,000円で利用可能な法人カードです。
メリット 法人だけでなく個人事業主でも申し込めるというメリットがあります。
デメリット 比較的審査が厳しく、新設法人だと審査に通りにくく、通ったとしても限度額が低いというデメリットがあります。
ダイナースクラブビジネスカード 特徴 年会費27,000円の法人カードです。
メリット 追加カードを何枚でも無料で作ることができ、経営についての相談を専門家に無料でできるというサービスがあります。
デメリット カードの申込みをするにあたって年齢制限があり、ポイント還元率が0.4%と低めに設定されているデメリットがあります。
三井住友ビジネスプラチナカード 特徴 年会費50,000円の法人代表者や個人事業主向けのカードです。
メリット このカードを使うと会計ソフト「勘定奉行」と自動連携させられるうえに、ビジネスで使う消耗品やオフィス用品を購入する際に割引が受けられるサービスを利用することができるメリットがあります。
デメリット 法人の代表者や個人事業主が満30歳以上でないと申込みができないうえ、個人で三井住友カード発行のクレジットカードをもっていると法人カードと利用枠を合算した額にされてしまうのでカード1枚あたりの利用枠が低くなる可能性があります。

 

ラグジュアリーカードブラックの基本情報データ

ラグジュアリーカードブラックの基本データは以下の通りです。

・年会費:100,000円(家族会員25,000円)
・還元率:約1.25%
・国際ブランド:Master Card
・利用限度額:個別設定
・海外旅行傷害保険:最高1億2,000万円(自動付帯)
・国内旅行傷害保険:最高1億円(利用付帯)
・追加発行できるカード:本会員カード1枚につき追加カード4枚まで(ETCカード含む)
・締め日:毎月5日
・支払日:当月27日
・申込条件:20歳以上で電話可能な方(学生を除く)

まとめ

ラグジュアリーカードブラックは年会費が高額な法人カードです。出張や接待、取引先とのお付き合いで役に立つ私設秘書のようなコンシェルジュサービがあるのが特徴です。

またポイントの有効期限が5年でNTT docomoのdポイントや航空会社のマイルへの交換もできるので、出張の際の飛行機代の節約、事務所で使う家電の購入、打ち合わせ時の飲食代としても使うことができます。

年会費が高いというデメリットはありますが、法人用のクレジットカードの年会費は経費として会計処理することができます。

設立間もない法人の経営者や個人事業主でも作れる法人カードなのでオススメです。

個人事業主の方でもクレジットカードに屋号を入れることもできるので、ビジネスでの支払いを可能な限りクレジットカードにして銀行振込や窓口で支払う手間を省きたいという場合に便利です。

また、「出張を快適にするために、サービスを利用したい」、「従業員への福利厚生の一環として利用できるサービスを使わせてあげたい」などと特典や優待をフル活用するつもりであれば、高い年会費を払ってでも、ラグジュアリーカードブラックを法人カードとして利用することをおすすめします。

ラグジュアリーカード・ブラックのメリット・デメリットと全知識

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