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2019.04.12
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JCBビジネスプラス法人一般カードの良し悪しと詳細

このページの目次

「仕事や出張での移動が多くて法人カードで交通費を支払いたい」
「ポイントではなくキャッシュバックで還元してほしい」

毎月の出張旅費や交通費が高額である法人にオススメなのがJCBビジネスプラス法人カードの一般カード。

カードの利用で最大3%のキャッシュバックを得られるのが特徴です。

ETCカードを無料で複数枚発行できて、各カード毎に明細で経費を楽に確認できます。

高い還元率でキャッシュバックされるJCBビジネスプラス法人一般カードのメリットやデメリットを知っておきましょう。

JCBビジネスプラス法人一般カードの特徴

JCBが発行している法人向けクレジットカードがJCBビジネスプラス法人カードの一般カードです。18歳以上の法人経営者か個人事業主がビジネスプラスカードを発行できます。

法人カードの特徴はカード利用額の引き落としに法人口座を指定できることです。事業費決済に法人カードを利用することで、経費を計上しやすくなるメリットがあります。

JCBビジネスプラス法人一般カードの年会費は税抜1,250円であり、初年度の年会費は無料です。追加カードの年会費も税抜1,250円であり、本カードの年会費が無料の場合は同じく無料になります。

カードの利用限度額は10万円から100万円です。一般カードはゴールドカードやプラチナカードに比べて限度額が低く、経歴の浅い法人でも審査が通りやすいメリットがあります。

メリット

JCBビジネスプラス法人一般カードにおける一番のメリットはキャッシュバックです。利用限度額に応じてキャッシュバックがあり、請求額が軽減される仕組みがあります。

ポイント型の法人カードに比べて還元率が高いのも魅力です。ビジネスプラスカードでは利用限度額に応じて以下のようにキャッシュバック率が決定します。

  • 1ヶ月の利用金額が5万円未満:0%
  • 1ヶ月の利用金額が5万円以上20万円未満:0.5%
  • 1ヶ月の利用金額が20万円以上40万円未満:1.0%
  • 1ヶ月の利用金額が40万円以上60万円未満:1.5%
  • 1ヶ月の利用金額が60万円以上80万円未満:2.0%
  • 1ヶ月の利用金額が80万円以上100万円未満:2.5%
  • 1ヶ月の利用金額が100万円以上:3.0%

還元率3%の法人カードはほとんどないため、他のカードよりもお得に経費を支払えるのがメリットです。JCBビジネスプラス法人一般カードには他にも5つのメリットがあります。

  • 対象の経費がキャッシュバック
  • ETCカードを無料で発行できる
  • 経費削減に役立つサービスを利用できる
  • QUICPayでスムーズに決済できる
  • 発行のハードルが低い

それぞれのメリットを簡単に見ていきましょう。

対象の経費がキャッシュバック

JCBビジネスプラス法人一般カードでは交通費や出張旅費といった移動に関する経費がキャッシュバックされます。移動費用以外の経費はキャッシュバックされません。

交通費や出張旅費の具体例は以下の通りです。

  • JR(JR東海エクスプレス予約利用分や交通系ICカードへのチャージなどは対象外)
  • 高速道路(ETCスルーカードNでの利用分を含める)
  • ガソリンスタンドでの給油費用など
  • タクシーでの移動費
  • レンタカー
  • 航空券
  • ホテルの宿泊費用
  • 旅行代理店で支払った費用

上記の費用をJCB加盟店で支払うことでキャッシュバックの対象になります。注意点は国内での支払いのみが対象であり、海外での利用分はキャッシュバックされないことです。

カードご利用代金明細で当月のキャッシュバック対象費用やキャッシュバックの金額を確認できます。キャッシュバックは翌々月のカード利用金額を軽減することで実施される仕組みです。

キャッシュバック対象費用の上限額は50万円であり、キャッシュバックの金額における上限額は15,000円。他の経費と合わせて交通費を支払うことで還元率は高くなります。

ETCカードを無料で発行できる

JCBビジネスプラス法人一般カードを持っている人であれば、年会費無料でETCスルーカードNを複数枚発行できます。車両ごとにカードを発行できてスムーズに有料道路を通行できるのがメリットです。

発行したETCカードの利用額は本カードとまとめて引き落とせるから、経費をまとめて精算できます。当月にETCで利用した金額が翌々月10日に請求されて、ショッピング1回払いで支払う方法です。

発行できる枚数はカード利用者の経歴や信頼によって異なります。カードでの支払いで過去に問題があった場合、希望の枚数分ETCカードを発行できない場合もあるため注意しましょう。

ETCスルーカードNの利用金額はJCB E-Co明細で確認できます。明細には利用金額のほかにご利用日、割引の種類、ご利用IC、車種も記載されて、明細で走行履歴を簡単に確認することが可能です。

経費削減に役立つサービスを利用できる

JCBビジネスプラス法人一般カードを保有している法人会員であれば、経費削減に便利な各種サービスを利用できます。お得にオンライン予約やチケットの購入などをできるのが特徴です。

例えばJCB.ANA@deskやJCB de JAL ONLINEを使えば、ネットで航空券をいつでも購入できます。予約した航空券の金額は法人カードで支払われるため、立替払いの手間を減らせるのがメリット。

じゃらんコーポレートサービスを利用すれば法人限定プランで安く出張できます。法人向けの管理機能があるから従業員の出張を可視化できて、無駄な経費を抑えることが可能です。

他にも事務用品やオフィス家具などを注文できるアスクルサービスや会計処理を効率化するサービスを割引価格で利用できます。法人カードを持つことでビジネスに便利なサービスを使えるのは魅力ですね。

QUICPayでスムーズに決済できる

今ではJCBビジネスプラス法人一般カードでQUICPayカードやQUICPayモバイルを追加できます。QUICPayに対応したお店の端末にタッチするだけで支払いが完了するのが特徴です。

SuicaやPASMOといった交通系ICカードなどとは違い、チャージしなくても決済できるのがメリット。QUICPayで利用した金額はJCBビジネスプラスカードと一緒に後日支払います。

加盟店はマクドナルドやガストといった飲食店やローソンやセブンイレブン、ファミリーマートなどのコンビニ。タリーズコーヒーやユニクロといったお店でもQUICPayで支払うことが可能です。

QUICPayでの支払いが増えるとカードの利用額が増えるため、キャッシュバック率が高くなるメリットがあります。経費をスムーズに支払うためにタッチ決済できるQUICPayはオススメです。

発行のハードルが低い

JCBビジネスプラス法人一般カードは下位グレードの法人カードであり、他のカードに比べて審査は優しめです。法人または個人事業主であれば大半の人はカードを発行できます。

法人カードによっては審査が厳しく、発行できない場合もあるため注意が必要です。例えばMUFGカードのプラチナビジネスアメックスカードの場合、申し込み資格は「業歴3年以上で2期連続黒字決算の法人または個人事業主」と記載されています。

カードのグレードが高いと、事業を始めて3年以内の法人や直近に赤字決算がある法人では発行できません。申し込むための資格がないから門前払いされてしまうのです。

利用限度額が低くて特典の少ない一般カードであれば、実績がなくてもカードをスムーズに発行できます。経歴の浅い法人や個人事業主にJCBビジネスプラス法人一般カードは最適です。

デメリット

カードを発行しやすくて高い還元率でキャッシュバックされるJCBビジネスプラス法人一般カードにはデメリットもあります。特に注意すべきデメリットは以下の4つです。

  • ポイントが貯まらない
  • 空港ラウンジサービスがない
  • 付帯される各種保険が少ない
  • カードの限度額が低い

それぞれの欠点を詳しく解説します。

ポイントが貯まらない

JCBビジネスプラス法人カードでは利用金額に応じてキャッシュバックするため、ポイントは貯まらない仕組みです。ポイントが貯まらない分、利用方法によっては損する場合があります。

ビジネスプラスカードのキャッシュバックの対象は交通費や出張旅費であり、その他の経費はキャッシュバックされません。仕事での移動が少なければ実質還元率は低くなります。

ポイント型のJCB法人カードであれば利用金額1,000円ごとに1ポイントが貯まるものです。出張が少なくてもカード利用金額に応じてポイントが貯まるから、還元が少なくなることを防げます。

仕事で頻繁に移動している人でなければ、ビジネスプラス法人一般カードを利用するメリットは少ないです。交通費や出張旅費でカードを発行すべきか判断することを勧めます。

付帯される各種保険が少ない

JCBビジネスプラス法人一般カードには海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険が適用されません。出張旅費がキャッシュバックの対象であるのに、保険がないデメリットがあります。

他にも乗継遅延費用保険金や出航遅延費用等保険金、手荷物紛失費用保険金などが付帯されないのが欠点です。出張時のフライトでトラブルにあっても自費で解決する必要があります。

カードで購入した商品に問題があれば補償するショッピングガード保険も国内では適用されず、海外であれば最高100万円までは補償されます。

移動時でのトラブルを対策したい人は、出張する前に任意で保険に加入することが必要です。一般カードの各種保険は少ない傾向にあるため、保険が必要な人は上位グレードの法人カードを検討しましょう。

カードの限度額が低い

JCBビジネスプラス法人一般カードの限度額は10万円から100万円です。事業主個人で利用する分には問題ありませんが、追加カードを発行して利用する場合は限度額が低い欠点があります。

限度額が低いとカードの利用で上限に達しやすくなり、法人カードで経費を支払えなくなることがデメリット。限度額に達している場合、ETCカードで有料道路を使うことも不可能です。

一般カードでは利用限度額が低い傾向であり、多額の経費支払いに向いてないカードが多くあります。利用限度額の高い法人カードを探している人は上位グレードのカードを検討しましょう。

法人カード選びとしてJCBビジネスプラス法人一般カードを比較

メリットやデメリットを知ったうえで、他のカードと比較して検討したい人も中にはいるはず。法人カード選びとしてJCBビジネスプラス法人一般カードを比較して解説します。

初めてのカード選びとして比較

初めて法人カードを発行する場合、事業を始めて間もない人が多いものです。初めての法人カード選びにおいて重要なのは審査が優しくカードを発行しやすいこと。

カードを発行する難易度が高いと申し込みが断られて、経費を法人カードで支払えません。特にゴールドカードやプラチナカードでは審査が厳しく、業歴の浅い法人では発行する難易度が高いです。

JCBビジネスプラス法人一般カードは一般カードであり、過去に支払いで問題がなければ高確率で発行できます。確実に法人カードを発行するためにJCBビジネスプラス法人一般カードはオススメです。

ステータス、年会費等の同レベルカードと比較

JCBビジネスプラス法人一般カードと同レベルのカードにはJCB法人一般カードがあります。年会費がビジネスプラスと同額であり、ETCカードも同じく無料で発行することが可能です。

JCB法人一般カードではキャッシュバックされず、1,000円毎に1ポイントのOki Dkiポイントが貯まるのが特徴。貯まったポイントはギフトカードや提携先ポイントと交換できます。

JCB法人一般カードでは旅行傷害保険が最高3,000万円補償されるため、ビジネスプラスカードよりも保険が手厚いことがメリット。キャッシュバックにこだわらない人にはJCB法人一般カードを勧めます。

JCBビジネスプラス法人一般カードの基本情報データ

JCBビジネスプラス法人カードの一般カードにおける基本情報は以下の通りです。

  • 年会費:税抜1,250円(追加カードは1枚につき税抜1,250円。初年度無料)
  • お申込対象:法人または個人事業主
  • 利用限度額:10万円から100万円(追加カードとETCカードの利用額を含める)
  • 旅行傷害保険:なし
  • 航空機遅延保険:なし
  • ショッピングガード保険:最高100万円(海外のみ)
  • 追加できるカード:ETCカートとQUICPay
  • 締め日と支払日:毎月15日締めの翌月10日支払い(ETCカードの利用分は月末締めの翌々月10日支払い)

まとめ

カードの利用額によって高い還元率でキャッシュバックされるのがJCBビジネスプラス法人一般カードです。

交通費や出張旅費が還元されるため、移動や出張が多い人にオススメ。

JCBビジネスプラス法人一般カードの良し悪しと詳細

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