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2019.04.12
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JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの良し悪しと詳細

このページの目次

経営者にとって、経費精算や資材調達などに使えるビジネスカードはとても重要なものです。

カードによって様々な特徴や特典があり、利用の幅も変わってきます。どのカードを選ぶのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は法人カードの中から、JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの特徴やメリットデメリットについて詳しく紹介していきます。

法人カード選びの参考に、ぜひチェックしてみてください。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの特徴

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードは、JCBの法人カードです。

JCBは日本発のカードの中で、唯一の国際カードブランドで、加盟店は世界中に広がっており、現在は約3,000万を超えています。

国際カードとして、日本だけではなく世界で使えるカードです。日本初の国際カードだからこその安心感として、サポート力の高さにも定評があります。

JCB法人デスクがあり、トラブルがあった時も適切に電話でのサポートを受けられます。海外に設置されたサービス窓口である「JCBプラザ」、一部海外主要都市には会員専用の「JCBプラザ ラウンジ」もあり、海外旅行や出張の際のサポートあるのも魅力的です。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードを申し込めるのは、法人または個人事業主で、年会費は1万円となっています。

JCBには、法人向けカードとして、JCBビジネスプラス法人シリーズとJCB法人カードシリーズがあります。

JCBビジネスプラス法人カードは、ゴールドと一般カードの2種類、JCB法人カードは、ゴールド、プラチナ、一般カードの3種類があります。その中でも特典が多い上、お得で手軽なキャッシュバック制度を導入しているのがJCBビジネスプラス法人ゴールドカードなのです。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードを選ぶメリット

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの一番大きな特徴は、「利用額に応じて後日キャッシュバックが行われる」という点です。

クレジットカードが現金よりも魅力的だと思われるのがポイント制度ですが、ポイントを貯めてもきちんと交換しているでしょうか?

ポイント交換の手間が面倒、欲しい商品がない、などの理由でそのままになってしまっている方もいます。

特に法人カードは個人カードとは違い、利用額が大きい分、ポイントを無駄にしてしまっていてはもったいないのです。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードは、面倒なポイント制ではなく、利用額に応じてキャッシュバックが行われるのです。キャッシュバックは条件を満たせば自動で行われるため、ポイント交換のような手間はありません。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードのキャッシュバック制度を利用するには

キャッシュバック制度を活用するには、まずJCBビジネスプラス法人ゴールドカードを月間5万円以上利用します。5万円以上の利用があると、キャッシュバック対象となります。キャッシュバック率は、月間のカード利用額に応じて変わり、最大3%となります。

キャッシュバック率が決まると、翌月のカード利用金額の内、交通費と出張旅費の利用額合計からキャッシュバックされます。

利用対象となるのは、JR・高速道路・ガソリンスタンド・タクシー・レンタカー・航空券・宿泊・旅行代理店に限られます。キャッシュバック額が決まると、翌々月のカード利用代金支払い日にキャッシュバックされます。

具体的に見ていきましょう。JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの利用期間は毎月16日から翌月15日までです。キャッシュバック率やキャッシュバック対象となるカード利用額は、毎月16日から翌月15日までの期間で決まりますから注意しましょう。

4月16日から5月15日にカード利用額が合計80万円だった場合、キャッシュバック率は2.5%となります。

翌月である5月16日から6月15日のカード利用合計は、70万円、その内、JR・高速道路・ガソリンスタンド・タクシー・レンタカー・航空券・宿泊・旅行代理店での利用金額合計は30万円だった場合は、7,500円が支払日にキャッシュバックされるのです。

ポイントとして覚えておきたいのが、キャッシュバック率を決めるのはカード利用額合計、キャッシュバック対象となるのは交通費と出張旅費ということです。ここを間違えてしまうと、キャッシュバック額が変わってしまうので注意しましょう。

保険が充実!最高補償額1億円は大きい

キャッシュバック制度は、JCBビジネスプラス法人ゴールドカードだけでなくJCBビジネスプラス法人一般カードでも利用できます。しかしJCBビジネスプラス法人ゴールドカードは年会費が高い分、ゴールドならではの特典もあるのです。

最もメリットが大きいのが、保険が充実しているという点です。

JCBはカードに付帯する保険が充実していることで知られていますが、JCBビジネスプラス法人ゴールドカードは特に補償額が大きく、海外旅行傷害保険の最高補償額は1億円、国内では5,000万円となっています。

またショッピングガード保険もついており、最高補償額は500万円です。

ショッピングガード保険では、JCBビジネスプラス法人ゴールドカードで購入した品物が購入日から90日間に破損したり盗難にあった場合、補償してもらえるというものです。

仕事に必要な備品もJCBビジネスプラス法人ゴールドカードで購入することで、より安心感が出ます。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードを選ぶデメリット

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードのデメリットは、キャッシュバックの対象となるのがJR・高速道路・ガソリンスタンド・タクシー・レンタカー・航空券・宿泊・旅行代理店での利用金額合計に限られるという点です。

利用金額合計が高ければキャッシュバック率は高くなりますが、交通費と出張旅費以外の利用額はキャッシュバック対象とはならないため、それ以外での利用が多い場合はキャッシュバック額が少なくなります。

交通費と出張旅費をあまり使わない方の場合は、利用金額合計すべてが対象となるポイント制のカードを利用した方がお得になります。

年会費が高いのもデメリット

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの年会費は1万円です。同シリーズであるJCBビジネスプラス法人一般カードの年会費1,250円に対して、かなり高い金額となっています。

違いは旅行傷害保険の有無と、ショッピングガード保険の補償額が100万円に下がること、空港ラウンジサービス、JCBゴールドグルメ優待サービス、ゴルフエントリーサービスなどです。キャッシュバック制度は一般カードにも付帯しています。

ショッピングガード保険や旅行傷害保険にあまり魅力を感じない場合は、年会費の高さがデメリットとなってしまいます。

法人カード選びとしてJCBビジネスプラス法人ゴールドカードを比較

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードと他の法人カードを比較してみましょう。

初めてのカード選びとして比較

初めてのカードとしてJCBビジネスプラス法人ゴールドカードを比較してみましょう。

初めての法人カードとしてJCBビジネスプラス法人ゴールドカードを比較すると、気になるのは年会費の高さです。

同じJCBの法人カードであるJCB一般法人カードなら、年会費は1,250円です。

同じJCBですから信頼性やセキュリティの高さも同様に高いうえ、国内外での最高補償額3,000万円の保険サービスが付帯しています。キャッシュバック制度ではなくポイント制度ですが、利用額全額が対象となるのも魅力的です。

三井住友カードの三井住友forOwnersもJCB一般法人カードと同じく年会費は1,250円です。最高2,000万円が補償される保険サービスやキャッシング機能まで備わっており、利用しやすいカードとなっています。

ゴールドカードだからこそのステイタスや特典もありますが、初めて法人カードを作る場合やもっと気軽に法人カードを作りたい場合は、年会費が安い他のカードを選択肢に入れてみるのもよいでしょう。

ステータス、年会費等の同レベルカードと比較

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードと年会費やステータスが同ランクにあたるのが、三井住友ビジネスゴールドカードです。

年会費は同じ1万円です。使用者を追加すると、追加1名ごとにJCBビジネスプラス法人ゴールドカードは年会費3,000円、三井住友ビジネスゴールドカードは2,000円かかります。

カード利用可能枠はJCBビジネスプラス法人ゴールドカードが最大250万円なのに対し、三井住友ビジネスゴールドカードは最大300万円です。

ETCカードはJCBビジネスプラス法人ゴールドカードは無料、三井住友ビジネスゴールドカードは540円必要です。ただし三井住友ビジネスゴールドカードは年一回以上利用すれば無料となります。

ショッピング保険の補償額はJCBビジネスプラス法人ゴールドカードは500万円、三井住友ビジネスゴールドカードは300万円です。旅行傷害保険の最大補償額はJCBビジネスプラス法人ゴールドカードは1億円、三井住友ビジネスゴールドカードは5,000万円です。

三井住友ビジネスゴールドカードと比較した場合、JCBビジネスプラス法人ゴールドカードが勝っている点は保険の充実度とキャッシュバック制度です。

特に保険は、ショッピング保険や旅行傷害保険の最大補償額が高いだけでなく、三井住友ビジネスゴールドカードにはない航空遅延保険が自動付帯していることなど、かなりの充実度となっています。

ただし、カード利用枠の最大額や2枚目以降のカード年会費は三井住友ビジネスゴールドカードの方が優れています。

JCBビジネスプラス法人一般カードと比較

JCBビジネスプラス法人一般カードと比較していきましょう。

大きく違うのは年会費です。JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの年会費は1万円なのに対して、JCBビジネスプラス法人一般カードの年会費1,250円となっています。

追加カードの年会費は1名につきJCBビジネスプラス法人ゴールドカードは3,000円、一般カードは1,250円とこちらも安くなっています。

カード利用最大枠はゴールドカードが250万円、一般カードは100万円です。

大きく違うのは保険です。ゴールドカードには、海外では最高1億円、国内では最高5,000万円の保障が受けられる旅行傷害保険が自動付帯しています。

さらにショッピングガード保険が最高500万円、航空機遅延保険もあります。一般カードの保険は、ショッピングガード保険が海外のみ、最高100万円までとなっており、旅行傷害保険や航空機遅延保険はありません。

またゴールドカードのみの特典として空港ラウンジサービス、JCBゴールドグルメ優待サービス、ゴルフエントリーサービスがあります。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの基本情報データ

年会費(カード使用者1名の場合) 10,000円(税別)
初年度年会費無料(オンライン入会のみ)
年会費(使用者1名ごとに) 3,000円(税別)
1枚目のカードが年会費無料の場合、追加カードも無料
申込対象 法人または個人事業主
カード利用可能枠(総枠) 50万~250万円
旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合) 海外:最高1億円
国内:最高5,000万円
国内・海外航空機遅延保険 出向遅延費用等保険金(食事代):2万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等):2万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等):4万円限度
ショッピングガード保険 海外:最高500万円
国内:最高500万円
特典 キャッシュバック
追加可能なカード ETC QUICKPay

まとめ

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードは、キャッシュバック特典と保険の充実度が魅力的な法人カードです。

キャッシュバックは自動で行われるため、ポイント制度のようなわずらわしさはありません。ポイントのように期限に左右されることもないため、手間をなるべく減らしたい法人カードとしてはかなり魅力的です。

保険の充実度もかなり高くなっています。国内外での出張が多い方にとっては、出張ごとに保険に加入するよりもかなりお得になります。

補償額も大きいため、安心も高くなっています。ショッピングガード保険の保険額も最大500万円まで、国内での買い物も対象となるため、ビジネスに必要な資材や機器の購入は、JCBビジネスプラス法人ゴールドカードを利用するのがおすすめです。

ただし注意点として、キャッシュバック対象となるカード利用は交通費と出張旅費に限られているということが挙げられます。いくらカード利用額が多くても、交通費や出張旅費があまり掛からない仕事の方は、キャッシュバックの恩恵は受けられません。

これらの点を踏まえると、JCBビジネスプラス法人ゴールドカードが特におすすめなのは、出張が多い職種の法人です。特に営業担当者が多い法人では、各営業マンにJCBビジネスプラス法人ゴールドカードを持たせて、経費管理を行うとかなりメリットが大きくなります。

保険が充実していることも、営業マンが出張に出ることが多い法人ではメリットとなります。

営業で出張が多い法人の方は、ぜひJCBビジネスプラス法人ゴールドカードを検討してみてはいかがでしょうか。

JCBビジネスプラス法人ゴールドカードの良し悪しと詳細

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