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2019.05.14
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Apple Payで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

このページの目次

日本では圧倒的なシェアを誇っていることで知られているのがapple社が手掛けるiPhoneです。iPhoneはスタイリッシュなデザインと革新的な機能を多く取り入れており、老若男女問わず人気があるのも頷けます。

そのiPhoneで唯一弱点と言っても過言ではなかったのがおサイフケータイに対応していなかった点です。日本ならではのガラパゴスな機能であったために対応が遅れていたのが事実ですが、ついにiPhoneでもApple Payという形で利用することができるようになりました。

では、Apple Payとはいったいどのような機能を持っているのでしょうか?ここでは、Apple Payの特徴や法人カードの相性について紹介します。

Apple Payの特徴

Apple Payとは、apple社が提供している電子財布及び非接触型決済サービスのことを指します。利用者が所有しているクレジットカードまたはデビットカード、磁気ストライプカードなどの番号情報を、iPhoneなどに保存して利用することができる機能です。

登録されたカード情報は、iOSアプリのWalletで管理することになり、店舗側の非接触信用照会端末において読み取ることで認証を行ったうえで決済することができます。原理上は多くの国で利用されている非接触支払いの複要素認証版に近いものが採用されています。

電子マネーの場合、個人情報を抜き取られることが懸念され、Apple Payの利用時は「自動セキュリティコードが各取引で生成しました」という表示が生成されますが、利用者、ベンダー、銀行間では共有されることはないので、利用者の支払い情報については販売店に知られることはありません。

日本では、各国に遅れること2016年10月にサービスが開始されました。この普及が遅れた要因としては、日本で普及しているFeliCa方式を搭載したiPhone自体の登場が遅れたことによるものです。

それもあり、スタート当初はiPhone 7、iPhone 7 Plusだけに対応して、FeliCaモジュール非搭載であった海外版では日本国内でApple Payは利用できないといった事態が発生しています。このような変遷を経て、今では電子マネーにおいてスタンダードな存在になっているのです。

Apple Payでは、革新的な技術を多く取り入れて様々なメリットがありますし、同時にデメリットも存在しています。では、具体的にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

メリット

Apple PayはiPhoneなどのデバイスを使用してカードレスで決済することができる点が最大の魅力となっています。イメージとしては、クレジットカードなどをそのままiPhoneなどに組み込んで使用するといった形でスマートな決済を行えるのが魅力的です。

他にも、apple社らしい革新的な機能を多く取り込んで、魅力的なサービスとなっているのです。具体的には、Apple Payにおけるメリットには次のような項目があります。

iDやQUICPayとして利用可能!

Apple Payの最大の魅力として、登録したクレジットカードにおいてiDやQUICPay機能がある場合、そのまま利用することができます。iDやQUICPayは、Apple Payと同様に非接触型でスマートな決済が行えるサービスとして知られています。

対応カードも多いことで知られていますし、毎回カードを持ち歩く手間も省くことができます。例えば、iDとQUICPay両方に対応したカードもありますが、それぞれ別のカードで利用する場合、単純に2枚のカードを使い分けなければなりません。

それをApple Payに登録すれば、カードレスで決済することができます。iDとQUICPayは、クレジットカードが利用できる多くのお店で対応していることから、Apple Payとリンクさせることでよりスマートに決済することができます。

特に支払いするケースが多い方にとっては、とても便利な機能であるといえます。

旅行に出かける際に特に便利!

Apple Payが特に活躍するシーンとしては、旅行があります。旅行では、電車を利用したり飛行機で出かけることもありますが、チケットを持っていると折り曲げてしまったり場合によっては紛失してしまうリスクもあります。

特に航空券を紛失してしまうと、金額的なリスクが非常に大きいので絶対に避けたいですよね。そこで活躍するのがApple Payです。

Apple Payでは、suicaなどの交通系カードを登録することで、改札をタッチするだけで利用することができます。また、ANA Skip(スキップ)サービスも利用することができるのです。

ANA Skipサービスとは、航空券の予約や購入、座席の指定をWebで事前に済ませておくことで、空港で搭乗手続きをすることなく保安検査場まで進み、飛行機に搭乗できるサービスです。特に混雑時には早めに空港に着いて並んで搭乗手続きしなければなりませんが、それを簡素化できるのは魅力的です。

航空券は最近では紙で印刷することができる場合もありますが、かさばって持ち運びに困ることが多い中で、Apple Payはとてもありがたい存在であるといえます。

エクスプレス予約登録も可能!

Suicaをカードレスで利用できる仕組みは以前からないわけではありませんでしたが、弱点として新幹線などの特急券と場合によっては指定席を利用する場合にsuicaでは利用できなかったという点があります。

ただ、徐々にシステムが整ってきて自由席であればsuicaで利用することができるようになりました。また、さらに一歩進んでApple Payではエクスプレス予約登録なども行うことができます。

エクスプレス予約とは、JR東海の新幹線をお得に利用できるサービスであり、事前予約することも可能です。同じ新幹線に乗るにしても、よりお得な価格で利用できると経費節減にもつなげることができてよいですよね。

エクスプレス予約サービスを利用するためには、Suicaアプリケーションもインストールして事前に設定する必要があります。それでも、お得になるのですから新幹線を利用して出張が多い方はぜひ利用したいですね。

apple watchでも利用可能!

Apple Pay を利用できるデバイスとしてはiPhoneがありますが、実はiPhoneだけでなくapple watchでも利用することができます。apple watchとは、スマートウォッチに位置付けられていますが、iPhoneと遜色ないほど高機能なデバイスとして知られています。

また、有名高級ブランドであるエルメスやNikeなどのブランドともコラボレーションしたapple watchを展開しており、ファッション性の高さも魅力的です。apple watchは身に着けているだけでも自慢できますよ。

そのapple watchでは、iPhoneとほぼ同じイメージでApple Payを利用することができます。apple watchは設定上で右利きと左利きモードを選択することができますので、タッチする際にも困ることはありません。

ただ注意したいのは、apple watchとiPhoneは高い次元でリンクでき、Apple Payの情報も引き継ぐことができるのですが、suicaについては1つのカードにおいて1デバイスまでしか登録することができません。例えば、iPhoneに登録したsuicaはapple watchでは利用することができませんので、両方のデバイスに登録したい場合は2枚のsuicaが必要です。

このように、若干不便な面はありますがapple watchに登録することでより自由な利用が可能となる点は魅力的です。

セキュリティが強固!

Apple Payはすべての動作をiPhoneなどのデバイスで行うことができますが、便利な反面セキュリティ面が気になりますよね。便利なほど逆にリスクが高くなるわけですが、セキュリティ対策も十分施されている点も評価できます。

iPhoneなどのデバイスを万が一紛失したり盗難にあったとしても、他にapple IDを登録しているデバイスがあればロックをかけることができます。よって、不正利用される前に処置できれば、被害にあうことはありません。

他にも、決済する時にはTouch IDや顔認証などの方法で認証しなければなりません。Apple Payは、iPhone内に登録しているクレジットカード情報についても暗号化されているので安心して利用することができるのです。

ポイントカードも登録可能!

Apple Payはクレジットカードを登録するのがメインと思われがちですが、実はポイントカードも登録することができます。代表的なポイントカードとしてPontaがありますが、Pontaを登録しておくことでローソンのみでありますが決済とポイントを貯めることができます。

ポイントカードを含めると、財布の中には多くのカードを保有しなければなりませんが、Apple Payに登録できるというのは非常に大きなメリットとなりますね。

海外でも利用できるシーンが多い!

Apple Payは、もともとは海外で先行してリリースされた機能ですので、海外のあらゆるお店で使用することができます。具体的には、Mastercardコンタクトレス、JCB Contactless、American Express Contactlessというサービスによって、Apple Payで決済が可能です。

これは、Apple Pay がNFC Payと呼ばれる方式に対応していることによって利用できるものであり、日本でもマクドナルドで同方式を使用した決済が可能となっています。

デメリット

Apple Payは非常にメリットの大きな電子マネーではありますが、デメリットも存在しています。主なデメリットとして次のような項目が挙げられます。

おサイフケータイよりは対応サービスが少ない

日本で電子マネーとして先に普及したものとして、おサイフケータイがあります。おサイフケータイは電子マネー機能だけでなく、クーポン機能などあらゆるものが実装されたとても便利なサービスですがApple Payはまだその域にまでは達していません。

実際に利用できるのは、iDまたはQUICPay、モバイルSuica、ANA SKiPサービス、iTunesギフト券やホットペッパーグルメのサービスなどが対象となります。特に、PASMOやSMART ICOCA、PiTaPaに対応していないので、suica以外の交通系カードの利用者にとっては不便に感じてしまいます。

新しいサービスは続々と追加されていますので、今後に期待したいですね。

カード特典が利用できない場合もある

Apple Payを利用して決裁した場合、通常カードで決済した場合で得ることができる特典を得ることができない場合もあります。代表例としては、ファミリーマートではTカード提示で0.5%のTポイントが獲得することができますが、カード提示しなければ特典は得ることができません。

結局、ポイントカードを常に携帯しておかなければならないですし、提示する手間があります。ローソンなど一部店舗ではApple Payでもポイント取得できますが、非対応なお店が多いのは事実です。

Apple Payで使えるクレジットカード一覧

Apple Payでは、様々なクレジットカードが利用することができます。その種類の多さがApple Payの魅力でもあります。

一般カードも含めて、以下のようなカードをApple Payに登録できます。

  • Orico Card THE POINT
  • 楽天カード
  • dカード GOLD
  • 三井住友VISAクラシックカード
  • エポスカード
  • セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

iDやQUICPayも利用できるというのが、対応カードの多い主な理由ですね。

おすすめの法人クレジットカード

Apple Payが登録できるのは、一般カードだけではありません。そこそこ多くの法人カードも登録することができるのが魅力的です。

その中で、特におすすめしたい法人カードは次に紹介するものです。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、所有しているだけでステータス性が高く自慢したくなるカードです。また、ビジネス・アドバンテージというサービスがあり、法人向けサービスがよりお得な価格で利用することができます。

プライオリティパスもあり、旅のお供に最適ですね。

オリコビジネスカードGold

オリコビジネスカードGoldの魅力としては、限度額の上限が1,000万円と非常に高い点があります。事業運営により幅を持たせることができるのが魅力的で、Apple Payとの相性の良さも魅力的です。

注意点

Apple Payは一般カードとしてみるとほぼ主要なカード会社のカードが登録できるのですが、法人カードと言う観点で見るとアメックスとオリコカードしか対応していません。この差異はしっかりと把握しておきましょう。

また、最も利用価値の高いsuicaですが、先に紹介した通り1枚のカードに1つのデバイスだけしか登録できません。よって、どのカードを割り当てるかを把握してくことも重要です。

他にも、改札入場後にiPhoneがバッテリー切れとなったら、Apple Payが使用できず利用区間運賃を現金払いしなければなりませんので注意してください。

チャージ方法や使い方

Apple Payはチャージという概念はなく、あくまでもクレジットカードなどを登録しておき、タッチによって決済する仕組みを採用しています。

カードはWalletというアプリで登録・管理することができますが、登録はカード情報を写真で撮影するだけの簡単操作でよい場合が多いのが魅力的ですし、もちろん手入力での登録も可能です。

Suica機能を使用する場合は、そのまま特に操作は不要で改札でタッチすればよいだけです。また、店舗などで利用する場合は、使用する電子マネーを伝えた後にリーダーにタッチすることで決済可能です。

その他おすすめの電子マネー

Apple Payを使用する上で欠かせない電子マネーとして、iDやQUICPayもおすすめできます。

iD

iDは株式会社NTTドコモが運営する決済方式です。特に、docomoのカードとの相性が抜群でが、利用店舗も比較的大きく便利なカードとなっています。

iDを搭載している法人カードには次のカードがあります。

  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
  • 三井住友クラシックforOwners

QUICPay

QUICPay は、先駆けで利用されていたiDや楽天Edyなど提携することで、利用店舗が増大しています。エディオングループやすかいらーくグループでも利用できるのが魅力的ですね。

QUICPayを搭載している法人カードには次のカードがあります。

  • オリコEX Gold for Biz
  • JCB法人カード
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

まとめ

Apple Payは日本でのサービス提供が遅れていましたが、いざ開始されるとその利便性の高さもあり急激に普及が進みました。残念ながら、まだおサイフケータイには及びませんが、対応スピードも速いのでいずれは肩を並べるサービスになることでしょう。

また、apple watchにも対応しているのが魅力的で、スマートな決済を行えるものとして評価できます。

Apple Payで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

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