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2019.05.15
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Yahoo!マネーで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

2019年になって、様々な電子マネーが乱立している状況が続いています。その中で、どれが有益な電子マネーであるかを見抜くことが重要であり、一概にキャンペーンなどで決めるのは危険であります。

数ある電子マネーの中で、比較的サービス開始が早かったのがYahoo!マネーです。Yahoo!マネーとは一体どのような電子マネーサービスなのでしょうか?

ここでは、Yahoo!マネーの特徴や法人クレジットカードとの相性について解説します。

Yahoo!マネーの特徴

まずはじめに、Yahoo!マネーと密接したサービスとして欠かせない存在であるYahoo!ウォレットについて解説します。Yahoo!ウォレットは、Yahoo! JAPANの有料サービスの決済を管理するサービスのことを指します。

サービスの登録費用は無料で、通常はYahoo! JAPANが提供する有料サービスの利用に必要な料金の支払い方法を、あらかじめ登録しておくという用途で使用します。また、それ以外にもYahoo! JAPANのサービスでユーザに対し報酬の支払が発生する際に現金を受け取る場合にYahoo!ウォレットが使用されます。

他にも、Yahoo! JAPAN以外の提携サービスの支払いにも使用することが可能で、決済手段はクレジットカードやジャパンネット銀行、楽天銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行からの口座自動振替、ソフトバンクグループの携帯電話会社、ソフトバンクモバイルが運営するSoftbank、Y!mobileの契約者向けの決済サービスでも決済可能です。但し、携帯電話向けの決済については、実質的にソフトバンクまとめて支払いのみに対応しています。

このYahoo!ウォレットのサービスの一環として、2016年に誕生したのがYahoo!マネーです。Yahoo!マネーは電子マネーとなっていて、様々な方法でチャージして支払に使用することができます。

メリット

Yahoo!マネーはYahooを利用する上では欠かせないサービスとなっています。また、法人使いするにも便利な一面もあります。

主にYahoo!マネーを利用する上でメリットとなる項目としては次のような点があります。

  • 手数料が無料
  • Yahooショッピングやヤフオクで利用可能
  • LOHACOでポイントを得ることができる
  • Pay Payとの相性が良い

では、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

手数料が無料!

電子マネーを利用していると、何かと手数料がかかりますよね。確かに便利ではあるのですが、手数料がかかってしまって結局は使わなくなるというケースがあります。

Yahoo!マネーでは、手数料がかからない点が魅力となっています。特に、現金をチャージする際にも手数料がかかりませんので、回数などを気にすることなく利用する事ができますよ。

但し、唯一チャージしたものを現金に戻す場合は、手数料がかかりますので注意が必要です。

Yahooショッピングがお得に利用できる!

数多くあるオンラインショッピングモールの中でも、独自のショップが出店しているので使い勝手の良さが魅力的です。また、様々なポイントが貯まることでも有名であり、利用者は多いのが特徴となっています。

そのYahooショッピングでは、Yahoo!マネーを利用して決済することが可能です。一部未対応のショップもあるのですが、ほとんどのショップで対応しているので、口座番号等確認する必要もありませんし、振込手数料も必要ありません。

また、Yahoo!マネーで決済すると1%のTポイントを獲得できます。TポイントはYahooショッピングだけでなく他にも貯めることができることで有名ですよね。最近では対応ショップが減少している事実こそありますが、まだまだ圧倒的なシェアを獲得しているので利用価値が高いポイントです。

ヤフオクなら更にお得に利用できる!

法人向けでも利用者が多いことで知られているオンラインオークションサービスであるヤフオクは、フリマアプリが普及している中でもまだまだ貴重な存在です。そのヤフオクでは、Yahoo!マネーをよりお得に利用できることで知られています。

ヤフオクでは、Yahoo!マネーを売上金として受け取ることもできますし、支払にも利用することが可能です。売上金としては、まず落札者からかんたん決済で支払をうけて、その売上金をYahoo!マネーにチャージする形で利用することができます。

実は、売上金をYahoo!マネーにチャージする際に、チャージだけでも1%分のTポイントを獲得することができます。また、ヤフオクでYahoo!マネーを使用して決済すると1%分のTポイントを獲得できるので、最大2%のポイントを獲得できることになります。

ヤフオクでは、各種の手数料がかかりますが、その手数料をカバーするためにもYahoo!マネーの利用が便利です。但し、売上金からPayPayへのチャージ機能が導入されたことによって、Yahoo!マネーでの落札代金の受け取り、及び売上金からのYahoo!マネーへのチャージ機能は2019年6月をもって終了となりますので、注意が必要です。

LOHACOでも利用可能!

LOHACOは、アスクルがヤフー株式会社の協力を得て運営しているインターネット通販サイトです。アスクルと言えば法人向けサービスを長らく務めていて、そのノウハウを活かして個人向けの通販サービスを展開しています。

取り扱っている商品も、以下のようにバラエティに富んでいることでも有名です。

  • 味の素
  • 味の素AGF
  • 花王カスタマーマーケティング
  • カルビー
  • コカ・コーラ カスタマーマーケティング
  • スリーエム ジャパン
  • 大王製紙
  • 日清食品
  • ネスレ日本
  • プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン
  • ユニリーバ・ジャパン
  • ライオン

もちろん法人としての利用も可能で、魅力的な商品が多いのが良いですね。そのLOHACOの決済としても、Yahoo!マネーを使用することができます。

LOHACOでもTポイントを取り扱っていて、Yahoo!マネーの利用で1%のポイントを獲得できます。

PayPayとの相性も良い!

電子マネーの中で最も勢いのあるものとしてPayPayがあります。PayPayを利用することで、多くの特典を得ることができますし、利用できる店舗が圧倒的に多いのも魅力的です。

そのPayPayとYahoo!マネーを連結させることができ、PayPayの決済においてYahoo!マネーを使用することができます。他にも、PayPay決済に対応した実店舗でも、Yahoo!マネーを使用できるのです。

Yahoo!マネーの弱点として、利用できるシーンが少なかったという点があり、ヤフオクとYahooショッピング、LOHACOしかありませんでした。それが、PayPay利用可能店舗でも利用できるようになったのは非常に大きな進歩なのです。

Yahoo!マネーでの決済利用特典として、最大3%のPayPay還元を得ることができますし、2019年5月末までは最大20%の還元があるのも魅力的です。

デメリット

Yahoo!マネーはYahooの各サービスを利用されている方にとってはとても便利なものである一方で、デメリットも多いサービスとなっています。主なデメリットとしては、次のような項目があります。

法人として利用できるシーンが少ない

Yahoo!マネーは、あまりにYahooのサービスと密接な関係があるサービスであるが故に、使用できるシーンが限られるのが難点です。唯一LOHACOが利用できますが、アスクルを既に利用されている法人にとっては、Tポイントを獲得できるというメリット以外にあまり目立った特典はありません。

PayPay利用可能店でも利用できるようになったのも良いのですが、現金を一度Yahoo!マネーにチャージしてからPayPayで支払う必要があるので、手間がかかるのが事実です。既にYahoo!マネーに残高がある場合は処理する方法として活用できるのですが、これから始めようという方にとっては、あまり恩恵はありません。

徐々にサービス内容が縮小されている

Yahoo!マネーとPayPayは、同じくソフトバンクグループが運営しているサービスとなります。同じ会社では、更にソフトバンクカードというプリペイドカードも発行していて、電子マネーが乱立している印象があります。

それもあって、Yahoo!マネーとしては徐々にサービスやキャンペーンが終了しているという事実があります。例えば、さっと割り勘 すぐ送金 from Yahoo!ウォレットというアプリがあり、これを使用するとYahoo!ウォレットユーザー同士で送金や割り勘を行えたのですが、2019年3月をもってアプリの提供とサポートを終了しています。

他にも、ヤフオクにおける売上金のYahoo!マネーチャージ機能、そして落札代金の全額受け取り機能も2019年6月に終了することになっています。このように、徐々にPayPayの方にシフトしていくことは明白であり、今からYahoo!マネーを始めても恩恵は多くありません。

現金化の手数料が高い

Yahoo!マネーは自分でチャージするだけでなく、ヤフオクの売上金をチャージすることも可能です。チャージしたものは現金化をすることも可能ですが、手数料2.16%がかかります

金額的に大きくなければさほど気にならないかもしれませんがヤフオクで大きな売上があって現金化したい場合、かなり金額的に大きくなってしまいます。他の電子マネーでも現金化する際には手数料がかかりますが、定額な場合が多いのでパーセントで設定されているのは損した気分になります。

また、指定した金融機関口座へ入金されるまでに、2~4営業日かかるのも難点です。

Yahoo!マネーで使えるクレジットカード一覧

Yahoo!マネーでチャージする方法の詳細は後述しますが、クレジットカードでのチャージを行うことができません。但し、Yahoo!ウォレットとして決済する場合、Yahoo!マネーの金額が足りない場合、Yahoo!ウォレットで登録したクレジットカードで不足分を支払うことは可能です。

Yahoo!ウォレットに登録することができるクレジットカードは次の通りです。

  • Yahoo! JAPANカード
  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • ダイナース
  • American Express

一部のクレジットカード・デビットカードなどについては、Yahoo!ウォレットに登録できない場合があるので注意が必要です。それでも、ほとんどのクレジットカードに対応しているのが良いですね。

但し、あくまでもYahoo!マネーと併用して支払う場合であって、Yahoo!マネーだけの決済においてはクレジットカードでの支払やチャージに使用できませんので注意してください。

チャージ方法や使い方

Yahoo!マネーを利用するためには、まずはYahoo! JAPAN IDでログインして、Yahoo!マネーの登録が必要です。よって、Yahoo! JAPAN IDが必須なサービスであります。

その後、携帯電話番号の登録を行い、暗証番号、プロフィールの設定をすることで利用することができます。サービス利用の準備ができたら、チャージを行います。

Yahoo!マネーへのチャージ方法としては、次の方法があります。

  • 預金払い用口座
  • コンビニエンスストア
  • ヤフオクの売上金

Yahoo!ウォレットのトップページにおいてチャージボタンを押して、利用したい方法を選択します。預金払い用口座としては、ほとんどの金融機関に対応しており、もしYahoo!マネーが不足した場合はオートチャージも可能であり便利な方法であります。

コンビニエンスストアにおけるチャージも、主要なコンビニに対応しており、情報端末にお客様番号(オンライン決済番号)と確認番号を入力することで支払が可能です。

ヤフオクの売上金については、ヤフオク落札代金の受取方法を設定する画面において、全額Yahoo!マネーで受け取るを選択することによって自動でチャージできます。

その他おすすめの電子マネー

Yahoo!マネーと類似した電子マネーサービスが多くありますが、その中で特におすすめしたい電子マネーとして次が該当します。

楽天edy

オンラインショッピングモールとしてのライバル関係にある楽天が手がけている楽天edyは、ローソンなどのコンビニエンスストアから地方のスーパー・飲食店まで、利用できるシーンが多いのが魅力的です。ビジネス使いも可能であり、既に導入している法人も多く見られます。

他にも、ポイントを最大3重で獲得できるのも魅力的ですね。その楽天edyにチャージできる法人クレジットカードは、楽天ビジネスカードが代表格となります。

WebMoney

Yahoo!マネーと同じように、使用するシーンがある程度限定される電子マネーとしてWebMoneyがあります。インターネットサービスが普及し始めた頃からある電子マネーで、主にオンラインでの支払において威力を発揮します。

また、WebMoneyはチャージできるクレジットカードが圧倒的に多く、特にMasterCardはすべてのカードでチャージ可能となっています。特に、以下の法人カードでのチャージがお得です。

  • P-one Business Mastercard
  • UC法人カード

まとめ

Yahoo!マネーは、PayPayとの連動で実店舗でも利用できる場所が増えた点は評価できますが、付帯サービスが徐々に終了する見込みでありあまり恩恵のない電子マネーになりつつあります。

LOHACOが利用できますので、法人向けに事務用品などを購入したい場合など、用途に応じては有効的な電子マネーとなりますが、利用する上ではよく吟味する必要があります。

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