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2019.05.04
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TRUST&FLEXのメリット・デメリットと詳細について

TRUST&FLEXは、全国の出光、昭和シェルのSSで利用できる法人向けカードです。出光、昭和シェルの協同事業として、2018年4月から法人向けカードの相互乗り入れがスタートしました。

これまで出光のSSでしか使えなかった出光Bizカード/トラストは、昭和シェルのFLEXと一つになり、TRUST&FLEXに生まれ変わりました。利用できる店舗数も国内第2位となり、ますます便利になっています。

「事業所別・車両別の利用明細が確認できる」「車両毎に購入できる商品を登録可能」などの点も他のガソリンカードにない魅力です。

TRUST&FLEXのメリット・デメリット、他のカードとの比較について見ていきましょう。

TRUST&FLEXの特徴

「事業所別・車両別の利用明細が確認できる」「車両毎に購入できる商品を登録可能」など経費管理を楽にしてくれるのが特徴です。

とくに事業所別・車両別の利用明細が確認できるのは他のガソリンカードにはあまりないメリットです。経費を見える化に大きく貢献してくれるはずです。

また車両別で購入できる商品を登録可能な点もひとつポイントです。多くの従業員に持たせるガソリンカードだからこそ、こうした機能はとても重要です。

しかし、便利なTRUST&FLEXにも「ETCカードが付けられない」などいくつかデメリットが存在します。

TRUST&FLEXのメリット、デメリットを一つずつチェックしていきましょう。

メリット

TRUST&FLEXのメリットは以下の5点です。

  • 年会費無料で発行できる
  • 全国の出光・昭和シェルのSSで利用可能
  • 事業所別・車両別の利用明細が確認できる
  • 契約価格で給油ができる
  • 車両毎に購入できる商品を登録可能

メリットをそれぞれ見ていきましょう。

全国の出光・昭和シェルのSSで利用可能

全国の出光・昭和シェルのSSで利用可能なのも、TRUST&FLEXの便利な点です。

2018年4月1日より出光、昭和シェルの共同事業として、法人カードの相互乗り入れが開始されました。TRUST&FLEXは、出光の出光Bizカード/トラスト、フレックスカードが一つになった新カードです。

出光のSSだけでなく、昭和シェルでのSSでも同じように利用することができます。

また出光と昭和シェルは、2019年4月1日経営統合し「出光昭和シェル」となっています。SSブランドとしては、当面「出光」「昭和シェル」それぞれの名前で残ることになります。統合により今後もますます便利になることに期待が持てます。

出光昭和シェルのSSの店舗数は、2019年5月現在で約6500か所と国内第2位となっています。事業所の近くにSSがある場合はもちろん、出先で給油が必要な場合でも店舗が見つけやすいでしょう。

ガソリンカード選びで見落としてはならないのがやはり「店舗数の多さ」です。ガソリン代の値引きがあって、安く給油ができるカードであっても、店舗数が少ないガソリンカードだとどうしても、出先で給油先を探すのに時間がかかり、ガソリンの消費も多くなってしまいます。

ガソリンカード選びでは、値引きの有無と合わせて、店舗数にも注目するのが大切です。その点で、TRUST&FLEXは安心して利用することができるでしょう。

契約価格で給油ができる

TRUST&FLEXなら、販売店との間で取り決めた契約価格で給油が可能です。

契約価格での給油は必ずしも安くなるというものではありません。とくに石油価格が急落した時などは、普通の給油より契約価格の方が高くなったりもします。この点には注意しておく必要があるでしょう。

ただ契約価格での給油なら、経費の見通しが立てやすくなます。経費の管理が楽になるはずです。

事業所別・車両別の利用明細が確認できる

TRUST&FLEXでは、営業所別や支店別など事業所ごとの利用明細を確認することができます。支払いについては本社の銀行口座一つにまとめることができます。非常に合理的なシステムです。事業所別で、経費をどれくらい利用したのかを正確に把握することができるでしょう。

車両別の利用明細も確認できるのも便利な点です。各車両ごとにどのくらいの経費を使ったのかがすぐに分かります。

もし無駄な出費や不正な利用があった場合には、すぐに発見できるでしょう。とくに営業車の数が多い時には、頼もしい存在となるはずです。

車両毎に購入できる商品を登録可能

TRUST&FLEXでは、車両別に給油のみ、洗車のみ、バッテリー交換のみなど利用用途を限定して登録しておくことが可能です。

従業員にクレジット機能のあるガソリンカードを持たせるのは不安という事業主の方も多いと思います。ガソリンスタンド内の利用に限定したガソリンカードであれば安心して持たせることができるでしょう。

TRUST&FLEX以外のガソリンカードでも。ガソリンスタンド内の利用に限定されたSS専用カードを発行しているのものはいくつかありますが、利用用途まで登録しておくことができるカードとなると中々ありません。

ガソリン外の経費管理を楽にしたいけど、不正利用などが心配と考えている方にとっては、「車両毎に購入できる商品を登録可能」という機能は安心材料となるはずです。

デメリット

経費管理を楽にしてくれる便利なTRUST&FLEXですが、申し込み前に確認しておきたいデメリットがいくつかあります。

デメリットは以下の2点です。

  • ETCカードは付けられない
  • ガソリン代の直接の値引きはない

TRUST&FLEXのデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

ETCカードは付けられない

TRUST&FLEXにはETCカードを付けることはできません。高速代も含めて、精算を楽にしたいと考えているならこの点はデメリットです。

出光の法人向けカードの「出光Bizカード/プラス」であれば、ETCカードがつけられます。こちらは「契約価格での給油」「事業所別・車両別の利用明細」など同等の機能を持った出光の法人向けカードです。

ただしこちらのカードに関しては、昭和シェルのSSで利用することはできません。この点を許容できるのであれば、出光Bizカード/プラスを検討してみるのも良いでしょう。

ガソリン代の直接の値引きはない

TRUST&FLEXはガソリンカードですが、ガソリン代の直接の値引きはありません。

TRUST&FLEXでできるのはあくまで契約価格での給油です。通常のガソリン代からの値引きはなしです。

ですが、TRUST&FLEXにはガソリン代の値引きはありません。値引きによる節約を考えている人にはTRUST&FLEXは適さないでしょう。

ガソリン代の直接値引きがあるカードとしては、シナジーJCB法人カードがあります。こちらのカードは、一般カードではリッターあたり最大で7円、ゴールドカードではリッターあたりで最大10円の値引きがあります。ガソリン代の値引きを重視するならこちらのカードがおすすめです。

TRUST&FLEXは、「事業所別・車両別の明細が見れる」「契約価格で給油できる」など経費管理を効率化する上では優れたカードです。値引きよりも、経費管理という点を重視する事業主の方は、TRUST&FLEXを検討してみると良いでしょう。

法人カード選びとしてTRUST&FLEXを比較

「初めて法人カードを利用するから、ほかの法人カードとも比較したうえで慎重に選びたい」と考えていると方も多いのではないでしょうか。

とくにガソリンカード選びの場合は、他のSSブランドのカードとも比較して、どちらが最適なのかを選びたいと考えている事業主の方も多いはずです。

TRUST&FLEXと他の法人向けカードの比較を見ていきましょう。

初めてのカード選びとして比較

初めての法人カードで、TRUST&FLEX以外でおすすめは「ETC/JCB法人ゴールドカード」です。こちらはクレジット機能付きの法人カードです。

TRUST&FLEXにはない、ETC/JCB法人ゴールドカードのメリットは以下の点です。

  • ETC一体型のカードである
  • ETC専用カードを追加発行できる
  • 付帯保険、優待特典などが充実

ETC/JCB法人ゴールドカードはガソリンカードではありませんが、高速代の精算に便利な法人向けカードです。

ETCカードをもととなる法人カードに付帯させることができるだけでなく、ETC専用カードを追加で発行できます。追加のETC専用カードは、無料で何枚でも発行可能なので、各営業車に1枚ずつ発行することも可能です。

クレジット機能付きのカードを従業員に持たせることが不安な方もETC専用カードであれば安心して持たせることができるでしょう。

また、ETC/JCB法人ゴールドカードはガソリンスタンド専用カードではなく、基本的には法人向けクレジットカードですので、保険や優待などが付帯しています。

付帯保険は海外傷害保険が最高で1億円など充実の内容で、出張の多い事業主の方には特に便利に利用できるはずです。空港ラウンジの無料利用も可能なので、出張の際には合わせて利用していくことができるでしょう。

ETC/JCB法人ゴールドカードにはポイント還元も付いていますので、ガソリンカードではありませんが、給油の度にポイントもたまります。

このようにガソリン代の経費管理が主な目的の場合でも、ガソリンカードではなくクレジット機能付きの法人カードを選ぶことも選択肢の一つです。

一方で、TRUST&FLEXのメリットはやはりガソリン代の経費管理に特化している点です。事業所別、車両別の明細書が見れたり、契約価格での給油が可能な点はETC/JCB法人ゴールドカードにはないメリットです。

以上まとめると

  • クレジット機能付きのカードに魅力を感じる
  • ETCカードがあった方が便利

といった人はETC/JCB法人ゴールドカードを検討してみると良いでしょう。

また、

  • 事業所別、車両別の明細書が見れる
  • 契約価格での給油が可能

などの点にメリットを見出す人はTRUST&FLEXを検討すると良いでしょう。

コスモコーポレートJCBカード/ゴールドカードと比較

コスモ石油の法人向けガソリンカード「コスモコーポレートJCBカード」とも比較してみましょう。事業所の近くに出光や昭和シェルのSSだけでなく、コスモ石油のSSもあるという方は、コスモコーポレートJCBカードも検討してみると良いです。

コスモコーポレートJCBカードならではのメリットは以下の点です。

  • ETCカードを発行できる
  • Oki Dokiポイントプログラムが利用できる

コスモコーポレートJCBカードはクレジット機能付きのカードです。Oki Dokiポイントプログラムによるポイント還元がある点は、TRUST&FLEXにはないメリットです。上記の2点にに魅力を感じるのであればコスモコーポレートJCBカードがおすすめです。

一方で、TRUST&FLEXのメリットは経費管理に優れていることです。とくに事業所別・車両別の利用明細が確認できる点は、ほかにないメリットです。

コスモ石油の店舗数が全国約2,800店舗であるのに対し、出光、昭和シェルの店舗数は全国6,500店舗あります。店舗数の多さもひとつポイントになるでしょう。

「経費管理の機能の充実」「店舗数が多い」などの点にメリットを感じるなら、TRUST&FLEXを選びましょう。

TRUST&FLEXの基本情報データ

基本データは以下の通りです。

・年会費:0円
・還元率:還元なし
・国際ブランド:なし
・利用可能枠:会員ごとに設定
・追加発行できるカード:なし
・締め日:10日・15日・20日・25日・月末から選択
・申込資格:法人または個人事業主

まとめ

TRUST&FLEXなら、「事業所別・車両別の利用明細が確認できる」「車両毎に購入できる商品を登録可能」などガソリン代の経費管理を効率化できます。

出光、昭和シェルでの法人カードの相互乗り入れにより、便利に利用できるようになったガソリンカードです。社有車のガソリン代の精算をガソリンカードで楽にしたいと考えている事業主の方は、TRUST&FLEXを検討してみると良いですね。

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