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2019.05.14
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スマートexで使える法人クレジットカードはある?特徴と注意点も

法人代表者にとって、経費の支払いのために利用する法人クレジットカード選びはとても大切なポイントです。クレジットカードを使用するタイミングは様々ありますが、出張のための新幹線チケットネット予約サービスである「スマートEX」もそのひとつです。

しかしスマートEXを利用したくても、自分の持つ法人クレジットカードが利用できるかどうかわからず困ってしまうこともあります。

そこでこの記事では、スマートEXで使える法人クレジットや、スマートEXの特徴、注意点についてご紹介していきます。

スマートexの特徴

スマートEXは、東海道・山陽新幹線のネット予約サービスです。年会費は無料で、支払いを行うクレジットカードと交通系ICカードを登録さえすれば、利用が開始できます。

スマートEXの魅力は、手持ちのスマートフォンやパソコンで簡単に新幹線の予約が出来ることです。スマートEX以外で新幹線の予約を行うには、JRの駅にある「みどりの窓口」に行く、券売機で予約する、旅行会社のカウンターで予約する、という方法しかなく、どれも駅や旅行会社まで出向かなくてはなりません。

それに対してスマートEXなら、スマートフォンやパソコンで予約が出来るため、忙しい仕事の合間に簡単に予約を済ませることが可能です。予約変更も何度でも手数料無料で、列車の発車直前まで行えるため、出張中の急な予定変更などにもすぐ対応できます。

スマートEXの登録方法は?

スマートEXを利用するには、まずスマートフォンまたはパソコンでスマートEXの会員登録画面にアクセスします。スマートEXホームページ(https://smart-ex.jp/)の上部にある「会員登録」をクリックし、メールアドレスを入力します。

登録したメールアドレスに「会員登録メール」が届きますから、そこに記載されているURLにアクセスし、規約をチェックしてから「同意する」を押します。

「お客様情報入力」画面で「氏名」「電話番号」「生年月日」「ログインパスワード」「クレジットカード」「交通系ICカード」「メールアドレス」を入力し、確認ボタンを押します。登録したメールアドレスに会員IDが記載されたメールが届けば会員登録完了です。

早めの予約で料金がお得になる

スマートEXでは乗車日の1カ月前から予約が可能です。さらに3日前までに予約をすれば料金がお得になる「EX早得」などのサービスもあります。

例えば東京~岡山の普通車指定席の場合、大人1名片道あたり平日14,400円で、通常よりも2,940円安くなります。出張の予定が決まれば予約を入れておき、予定が変わった場合は手数料無料で変更することも可能なのも魅力です。

交通系ICカードはなくても利用できる

スマートEXでは、支払いを行うクレジットカードと交通系ICカードを登録します。

クレジットカードは支払いに、交通系ICカードは乗車時のチケット代わりに利用します。利用できる交通系ICカードは、全国相互利用対象となる10種類のカードです。具体的には、以下の10種類になります。

  • Kitaca
  • PASMO
  • Suica
  • manaca
  • TOICA
  • PiTaPa
  • ICOCA
  • はやかけん
  • nimoca
  • SUGOCA

モバイルSuica、Apple PayのSuicaも交通系ICカードとして利用できます。

交通系ICカードを持っていない場合は、スマートEXを利用できないのでしょうか?

実は交通系ICカードを持っていなくても、スマートEXは利用できます。交通系ICカードの登録は任意となっており、会員登録後に登録、変更、削除を行うこともできます。

交通系ICカードを登録していない場合は、予約時に登録していたクレジットカードで事前に指定席券売機などで切符を発券して乗車ができます。

しかしスマートEXの魅力のひとつである、スマートフォンやPCで新幹線を予約し、券売機に並ばずそのままスムーズに乗車できるというメリットは、切符を発券する手間があると満喫することはできません。できれば交通系ICカードやモバイルSuicaを登録して、スムーズな乗車を実現したいものです。

エクスプレス予約との違いは?

東海道・山陽新幹線のインターネット予約には、エクスプレス予約もあります。エクスプレス予約とスマートEXの違いはどのような点になるのでしょうか?

スマートEXもエクスプレス予約も、東海道・山陽新幹線の東京から博多間で利用できるインターネット予約サービスです。スマートフォン、パソコンから予約でき、何度でも手数料無料で予約変更が可能という点は同じです。

違いは年会費と利用するカードです。スマートEXは年会費無料で、手持ちのクレジットカードと交通系ICカードを登録して利用開始できます。

それに対してエクスプレス予約は、対象となるクレジットカードに新たに入会し、専用のICカードが配布されて利用します。

クレジットカードに入会するため、年会費1,080円が必要となるのです。エクスプレス予約の対象となるのは「JR東海エクスプレス・カード」「J-WESTカード エクスプレス」などです。

エクスプレス予約は年会費が必要な分、料金が会員価格になるサービスがあります。スマートEXでの利用額は駅窓口での販売額とほぼ同じ価格で、通常期、閑散期、繁忙期、列車種別によって価格が変わります。

それに対してエクスプレス予約では1年中同額のお得な会員価格となり、例えば東京~新大阪ののぞみ号普通車指定席なら、おとな片道1名あたり通常よりも1,080円お得な13,370円で乗車できます。

利用の回数に応じてポイントが貯まり、ポイントを使ってグリーン車に乗車できるポイント特典があるのもエクスプレス予約だけです。

しかしエクスプレス予約では対象カードを申込し、そのカードでの支払いを行わなくてはなりません。手持ちの法人クレジットカードは利用できないため、出張経費をまとめたい方、手持ちの法人クレジットカードで支払いをまとめてポイントやキャッシュバックを受けたい方にはスマートEXがよいでしょう。

スマートexで使えるクレジットカード一覧

スマートEXで使えるクレジットカードは以下のようになります。

  • VISA
  • マスターカード
  • JCB
  • アメリカンエクスプレス
  • ダイナーズクラブ
  • J-WESTカード ベーシック

法人クレジットカードの決済ブランドが、VISAを始めとする5種類であれば登録・利用することができます。カード会社がオリコカードやライフカードなどこの5種類以外であっても、国際カードブランドがVISAやマスターカードなどこの5種類となっていれば利用が可能です。

この5種類以外の国際カードブランドを利用している法人クレジットカードは、日本国内で申し込みを行う場合はほとんどありません。ほぼすべての法人クレジットカードが利用可能となります。

おすすめの法人クレジットカード

スマートEXを利用するのにおすすめの法人クレジットカードをご紹介します。

JCBビジネスプラス法人カード

なるべく年会費などの経費は抑えつつ、法人クレジットカードのメリットを受けたいという方におすすめなのがJCBビジネスプラス法人カードです。

一般カードであれば年会費は1,250円と格安で、初年度の年会費は無料です。ETCカードは年会費無料で複数枚発行できるため、車での営業や出張が多い法人の経費精算が楽になります。

新幹線だけでなく飛行機での出張がある場合は、法人専用運賃で国内航空券を予約できるサービスがあるのも魅力となるでしょう。

さらにうれしいのがキャッシュバック制度です。JCBビジネスプラス法人カードではポイント制度ではなく、キャッシュバック制度を採用しているのが大きな特徴ですが、キャッシュバック対象となるのは交通費・出張費なのです。

キャッシュバック方法はまず、JCBビジネスプラス法人カードを月間5万円以上利用します。利用額に応じて翌月のキャッシュバック率が決まります。例えば5月のカード利用総額が60万円の場合、キャッシュバック率は2.0%です。

すると翌月のカード利用金額のうち、交通費・出張経費の利用金額の合計の2%がキャッシュバックされます。交通費・出張経費とは具体的に、JR、高速道路、ガソリンスタンド、タクシー、レンタカー、航空券、宿泊。旅行代理店での利用金額となっており、スマートEXでの利用額も含まれます。

スマートEXでの利用額が多ければ、その分キャッシュバックを受けられるため、かなりのメリットとなるのではないでしょうか。

EX Gold for Biz M

EX Gold for Biz Mは、年会費2,000円で充実した付帯サービスが利用できる法人クレジットカードです。

EX Gold for Biz Mの魅力は、なんといっても初年度無料、翌年から年会費2,000円と格安でありながら、ゴールドカードならではの充実したサービスを受けることができる点にあります。

空港ラウンジサービスは国内主要空港と、ハワイのダニエル・K・イノウエ空港、韓国の仁川国際空港で受けることができ、新幹線だけでなく飛行機での出張が多い法人代表者にとっては大きなメリットです。

またVISAビジネスオファーのようなビジネス向け優待サービスを受けることもできます。

国際カードブランドはVISAとマスターカードから選ぶことが可能で、タッチ決済やコンタクト決済にも対応しているのも便利です。

法人カードでありながら、ポイントプログラムも充実しています。

オリコカードには「暮らスマイル」と「オリコポイント」いう独自のポイント制度があり、貯めたポイントをマイルに換えたり、商品と交換することができます。ビジネスシーンで使える商品も揃っており、現金で経費を支払うよりもお得です。

注意点

スマートEXは5種類の決済ブランドの法人クレジットカードが利用できるとご紹介しましたが、利用できないカードもあります。

それが「エクスプレス予約」に登録したカードです。エクスプレス予約では「J-WESTカード エクスプレス」や「JR東海エクスプレス・法人カード」などが登録・利用できます。しかしエクスプレス予約で利用しているカードはスマートEXでは利用できません。

またサイズの小さいミニカード、実物がないバーチャルカードでは、スマートEXの切符が受け取れないないなど一部サービスが利用できない場合があります。

チャージ方法や使い方

スマートEXの使い方は、最初にスマートEXのサイトにアクセスし、ログインします。

予約を選択し、乗車日、出発時刻または到着時刻、乗車駅と降車駅、利用人数を指定すると、予約できる候補が表示されます。空席表示を見ながら希望の列車を選択し、座席位置を選択すると予約内容の確認画面になります。

問題がなければ「OK 予約する(購入)」を選ぶと完了です。登録してあるメールアドレスに予約内容が送信されるので、間違いがないか確認しておきましょう。

乗車方法はICカード利用と切符受け取りがある

交通系ICカードを登録してあり、会員一人で利用する場合はICカードを改札にかざすだけで乗車が可能です。切符を発券する必要はありません。

交通系ICカードを登録していない場合や、2名以上で予約した場合、会員以外の1名が利用する場合は、切符を受け取ってから乗車する必要があります。

切符を発券するには、東海道・山陽新幹線各駅にある「EX」表示がある指定席券売機、受け取り専用機、JR東海・JR西日本の主な駅の窓口です。受け取りには予約に使ったクレジットカードとEXログイン時のパスワードが必要なので、忘れずに持って行きましょう。

登録した交通系ICカードだけでは切符の受け取りはできません。必ずクレジットカードを持って行ってください。

切符を発券する場合、指定席券売機に予約時に利用した決済クレジットカードを挿入します。そのためバーチャルカードなど実物がないクレジットカードや、通常のサイズと異なるミニカードなどでは切符の受け取りはできません。合わせて注意しておきましょう。

まとめ

スマートEXで使える法人クレジットカードや、特徴や注意点についてご紹介しました。スマートEXは、新幹線を利用する機会がある法人であればぜひ登録しておきたいサービスです。

年会費などは無料ですから、法人クレジットカードをお持ちであればまずは登録してみましょう。

スマートEXを利用する際、交通系ICカードの登録は必須ではありません。しかし切符を受け取らず、ネットだけで予約から乗車までを完了できるスムーズさは、交通系ICカードがなくては満喫できません。

全国ほとんどの交通系ICカードが利用できますし、カード発行が必要ないモバイルSuicaでも利用できますから、ぜひ交通系ICカードと共に利用することをおすすめします。

スマートEXに法人クレジットカードと交通系ICカードを組み合わせて、スムーズでお得な出張ライフを試してみてください。

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