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2019.04.03
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SBS Executive Business Cardの締め日と支払日とは?

分割払いやリボ払いを法人カードで利用でき、謄本や決算書がなくても申し込めるのがSBS Executive Business Cardです。開業して間もない個人事業主や法人でも発行できるのが特徴。

支払い猶予は最大56日間と長く、事業での資金練りが楽になることがメリットです。ですが年会費が一般的な法人カードよりも高額であり、締め日を変更できないデメリットもあります。

法人カードとして利用することを検討している経営者も中にはいるはず。三井住友カードが提供するSBS Executive Cardの締め日と支払日を解説します。

SBS Executive Business Cardの支払いについて

法人向けカードであるSBS Executive Business Cardでは毎月末日が締め日であり、支払日は翌月26日です。カードランクはCLASSICとGOLDの2種類あり、どちらも同じ締め日と支払日になります。

SBS Executive Business Cardは三井住友ビジネスカード for OwnersにSBS機能を加えたカードであり、三井住友ビジネスカード for Ownersでは締め日が毎月15日と毎月末日の2種類です。

機能を加えていますがSBS Executive Business Cardでは毎月15日の締め日を選べないので注意しましょう。支払いスケジュールを調整したい人には三井住友ビジネスカードのほうが最適です。

毎月末日が締め日であることで、支払い猶予が毎月15日締めよりも1日長くなるのがメリット。少しでもカードの利用金額引き落としを延ばしたい人にはSBS Executive Business Cardがオススメです。

締め日とは?

カードで利用した合計の金額を集計して、翌月の支払日に引き落とす金額を確定するのが締め日です。SBS Executive Business Cardでは毎月末日に利用金額を確定しています。

例えば3月10日に備品を購入するためにカードを利用した場合、購入金額が確定するのは3月31日です。3月中に利用した金額が3月31日に集計されて、4月26日に確定した金額が引き落とされます。

カードの利用日はカード会社に決済データが登録された日によって変わるのが特徴。もし3月31日にカードを利用しても、決済データが4月1日に送信されれば引き落としが遅れるのです。

カード払いは利用分が反映されるまでに時間がかかり、利用金額の処理が遅れればその分支払いを延ばせます。法人カードを利用することで経費の支払いを後にできるのがメリットです。

支払日とは?

締め日に確定した利用金額を実際にカード利用者の登録口座から引き落とすのが支払日。SBS Executive Business Cardの場合は一般的に法人口座や屋号入り銀行口座から利用金額を毎月26日に支払います。

もし支払日が土日祝日で銀行がお休みの場合、支払日は翌営業日まで変動します。5月26日が日曜日の場合、翌営業日の5月27日に4月分のカード利用金額が引き落とされるのです。

支払日が休日でも引き落とし期間が短くなることはなく、むしろ支払日が後になることで支払い猶予が延びることがメリット。金額が引き落とされる時間は金融機関によって違います。

引き落とされる時間の後に資金を入金しても、支払いできずカードの利用が停止されるので注意しましょう。支払日の前日には利用金額分の資金を口座に入金しておくことがオススメです。

支払いの猶予期間

SBS Executive Business Cardは月末締めの翌月26日払いであり、支払い猶予は最大56日間です。支払い猶予が長いため資金練りに苦労しにくく、経営が安定するのがメリット。

法人カードを持っていない場合、経費を現金ですぐに支払うことが必要です。もし来月に利益が振り込まれることが分かっていても、現金がなければ事業に必要な備品を購入できません。

資金がなくなれば急な出費に耐えられなくなり、経営が破綻する場合もあります。法人カードで支払うことで資金を口座に残せて、資金がなくなってしまうことを防げるのです。

支払い猶予が56日間もあれば、利用金額が引き落とされる前までに難なく資金を用意できます。経費の支払いを延ばすことで資金練りが楽になるのが法人カードの強みです。

SBS Executive Business Cardの決済方法

法人カードを利用して商品やサービスを購入する場合、購入された店舗はカード会社に請求することで料金が支払われます。カード会社は店舗に支払った金額をカード利用者に請求して決済が完了するのです。

SBS Executive Business Cardでは決済方法が複数あります。利用者が選べる方法は次の5つです。

  • 1回払い
  • 2回払い
  • 分割払い
  • リボ払い
  • ボーナス一括払い

それぞれの支払い方法を詳しく解説します。

1回払い

法人カードでは一般的に1回払いで利用金額を支払うことが多いです。1回払いではカード利用者が購入した商品やサービスの金額を分割せずに支払う方法であり、翌月26日に利用金額が引き落とされます。

例えばSBS Executive Business Cardで3月20日に10万円の商品を1回払いで購入した場合、4月26日に口座から10万円が引き落とされるのです。3月中の利用金額を4月の支払日にまとめて支払えるのが1回払いの特徴。

返済を遅らせないことで手数料の発生を防ぎ、利用できる枠をスムーズに増やせるのがメリットです。資金練りに問題がなければ1回払いでカードを利用することを勧めます。

2回払い

カードで利用した金額を半分にわけて、利用金額の負担を手数料なしで軽減できるのが2回払いです。金額が高くて1回払いでは資金練りが厳しい時に2回払いはオススメ。

例えば3月10日に100万円の商品をSBS Executive Business Cardで2回払いするとします。3月末の締め日に2回払いが確定して、4月26日と5月26日に50万円ずつ口座から引き落とされるのです。

注意点は1回払いに比べて2回払いに対応している店舗は少なく、2回払いでカードを利用できない場合があること。どうしても分割して支払いたい人には分割払いやリボ払いが役に立ちます。

分割払い

SBS Executive Business Cardでは3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回の分割払いに対応しています。支払い時に回数を指定することで任意の分割払いを利用することが可能です。

例えば3月1日に90万円の商品を3回の分割払いで購入した場合、利用金額の支払いは以下のようになります。

  • 4月26日に30万円と利息分を登録口座から引き落とし
  • 5月26日に30万円と利息分を登録口座から引き落とし
  • 6月26日に30万円と利息分を登録口座から引き落とし

カード提供元である三井住友カードでは分割払いに手数料を設定していて、支払い回数に合わせて手数料率が決められています。気になる人は「お支払い方法について」を確認しましょう。

登録口座の資金に余裕がないときに分割払いは便利ですが、分割回数が増えるほど金利が高くなるデメリットもあります。手数料に注意して分割払いを活用することがオススメです。

リボ払い

カードで利用した金額をそのまま支払うのではなく、毎月決められた金額を支払うのがリボ払いです。少ない返済金額でカードを上限額まで活用できるのがリボ払いのメリット。

注意点はリボ払いした金額には実質年率15%の手数料がかかることです。例えば3月にリボ払いで支払った金額が10万円の場合、毎月3万円返済すると支払いスケジュールは次のようになります。

  • 4月26日に3万円と手数料を登録口座から引き落とし
  • 5月26日に3万円と手数料を登録口座から引き落とし
  • 6月26日に3万円と手数料を登録口座から引き落とし
  • 7月26日に1万円と手数料を登録口座から引き落とし

返済金額が少なくてカードの利用金額が多いと、手数料が多額になり返済が終わらない可能性もあるのです。資金練りに余裕があれば1回払いや分割払いすることを勧めます。

ボーナス一括払い

ボーナスが発生する月までに支払いを延ばすことで、資金練りに余裕を作れるのがボーナス一括払いです。SBS Executive Business Cardでは以下のスケジュールに従ってボーナス一括払いを利用できます。

  • 夏のボーナス一括払い:12月16日から6月15日までの利用金額を8月26日に支払い
  • 冬のボーナス一括払い:7月16日から11月15日までの利用金額を1月26日に支払い

2回払いと同じくボーナス一括払いも手数料無料で利用できますが、店舗によってはボーナス一括払いで決済できない場合もあるので注意しましょう。

SBS Executive Business Cardの手数料

法人カードであるSBS Executive Business Cardを利用するには各種手数料を支払うことが必要です。事業で利用しているから法人カードの手数料は経費で落とせます。

年会費

カードランクによってSBS Executive Business Cardの年会費は異なります。

  • CLASSIC:年会費は税抜10,000円(追加カードは税抜1,500円。初年度無料)
  • GOLD:年会費は税抜35,000円(追加カードは税抜10,000円。初年度無料)

追加でETCカードを発行した場合、年会費はETCカード1枚につき税抜500円かかります。ただし初年度の年会費は無料であり、前年度に1回以上ETCを利用すれば翌年の年会費も無料です。

分割手数料

三井住友カードが発行するSBS Executive Business Cardの場合、分割払いやリボ払いを選ぶと分割手数料が発生します。各分割払いの実質年率は以下の通りです。

  • 3回払い:実質年率12%:100円あたりの分割手数料は2.01円
  • 5回払い:実質年率13.25%:100円あたりの分割手数料は3.35円
  • 6回払い:実質年率13.75%:100円あたりの分割手数料は4.02円
  • 10回払い:実質年率14.25%:100円あたりの分割手数料は6.7円
  • 12回払い:実質年率14.50%:100円あたりの分割手数料は8.04円
  • 15回払い:実質年率14.75%:100円あたりの分割手数料は10.05円
  • 18回払い:実質年率14.75%:100円あたりの分割手数料は12.06円
  • 20回払い:実質年率14.75%:100円あたりの分割手数料は13.40円
  • 24回払い:実質年率14.75%:100円あたりの分割手数料は16.08円

リボ払いの場合は実質年率15%であり、支払い回数が増えると分割手数料も増える傾向。手数料をなるべく減らしたい人は分割回数を少なくしましょう。

締め日や支払日の注意点

SBS Executive Business Cardを実際に利用する場合、締め日や支払日で注意すべき点がいくつかあります。カードを発行する前に締め日や支払日の注意点を知っておきましょう。

支払いスケジュールは変更できない

支払日が26日のみであるSBS Executive Business Cardでは支払いスケジュールを変更できません。締め日を変更して利用金額の支払いを遅らせることはできないので注意しましょう。

法人カードの支払いスケジュールを変更したい場合はアメックスのビジネスカードや三井住友ビジネスカードがオススメです。SBS Executive Business Cardには複数の締め日がないことを理解しておくことが重要です。

支払いが遅れると損害金が発生する

もし支払日までに口座に資金を入金できないと、返済できなかった金額に対して遅延損害金が発生します。支払日から返済完了日までの期間に応じて追加の手数料を支払うことが必要です。

遅延損害金の金利は年14.6%であり、キャッシングリボの支払いが遅滞した場合は年20%の金利がかかります。金利が高いため返済が長引くと支払う手数料が高額になるものです。

支払いが遅れると遅延損害金だけでなく、金融機関の信用にも影響します。継続的に法人カードを利用するために、支払日の前日までには資金を必ず入金しておきましょう。

まとめ

SBS Executive Business Cardは月末締めの翌月26日払いであり、支払い猶予は最大56日間です。金額が後で引き落とされるから資金を残すことができ、キャッシュフローを改善できます。

支払い方法は1回払いだけでなく、分割払いやリボ払いを利用できるのがメリットです。審査のハードルが低いため、開業して間もない法人や個人事業主にオススメ。

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