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2019.05.18
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MUFGカード ビジネスのメリット・デメリットと詳細まとめ

MUFGカード ビジネスは、三菱UFJフィナンシャル・グループが発行している法人クレジットカードです。三菱UFJといえばメガバンクとして知られており、知名度の高さがありますし、法人向けにも融資などを行っているので、既にお世話になっている法人もあるのではないでしょうか?

MUFGカード ビジネスは、メガバンクが発行しているクレジットカードらしく、さまざまなメリットがあるカードとなっています。では、具体的にはどのようなクレジットカードなのでしょうか?

ここでは、MUFGカード ビジネスの特徴などを紹介します。

MUFGカード ビジネスの特徴

MUFGカード ビジネスは、2008年7月16日から新規の申込受付を開始したMUFGカードの法人向けカードとなります。既にクレジットカードの発行を行っていたDC、UFJなどの各クレジットカードのプロパーカードの新規申込受付を終了して、MUFGカードへの統合が進んでいます。

よって、今から発行する際にはMUFGカードが主な選択肢となっていくことを意味しています。そんなMUFGカード ビジネスですが、メリットとデメリットがあるカードとなっています。

ここでは、メリットとデメリットについて詳しく解説します。

メリット

MUFGカード ビジネスは、三菱UFJフィナンシャル・グループが発行しているカードであり、それに起因したメリットが多数あるカードとして知られています。主に、以下のようなメリットがあるカードとなっています。

国際ブランドを選べる!

通常の法人クレジットカードの場合、使用できる国際ブランドは一つに限られるのが定番です。主な国際ブランドとしてはVISAとMasterCardがありますが、互いに使える店舗が微妙に異なるので、どちらも使用したいというニーズがあるのが実情です。

どちらかを選択することが出きると良いですし、両方のカードを持てるとなおさら便利ですよね。実は、MUFGカード ビジネスはVISAとMasterCardの両方のカードを発行することができます。

年会費はアップしてしまいますが、国内外でカードを使い分けるなどを行うことで、より利便性が高まることは間違いありません!このように、両方のカードを発行できるという点が、MUFGカード ビジネスの特色であります。

ポイント制度が魅力的!

クレジットカードを利用するメリットの一つに、ポイント還元があります。ただお買い物するだけでポイントとしてバックされるのですから、ぜひとも有効活用したいですが、法人クレジットカードではポイント制度がないカードがあるのも事実です。

MUFGカード ビジネスでは、グローバルPLUSというポイント制度があり、1年間のショッピングご利用金額に応じて獲得ポイントを優遇する特別なサービスがあります。通常、1,000円に1ポイントのグローバルポイントが付与されますが、1ポイントが5円相当なので0.4%の還元率となります。

これだけならさほどメリットに感じないのですが、グローバルPLUSの場合は1年間のショッピングのご利用金額に応じて、翌1年間で以下のように獲得ポイントを優遇してもらえます。

ステージ 1年間のショッピング利用金額 優遇内容
PLUS10 50万円以上100万円未満 基本ポイントの10%分を加算
PLUS20 100万円以上 基本ポイントの20%分を加算

例えば、前年で100万円以上のカード利用があ+った場合は、PLUS20となります。そして、翌年10,000ポイントを獲得したとすると、その20%分の2,000ポイントがボーナスで付与されるということになります。

還元率に換算すると、0.4%が最大0.48%までアップさせることができます。これはありがたいサービスですし、法人向けのクレジットカードであれば100万円以上の利用もすぐに達成することができますよね。

グローバルポイントの有効期限はポイント獲得から2年間と長めに設定されていますし、さまざまなものに交換することが可能です。主な交換先としては、以下があります。

  • 商品カタログ
  • マックカード商品券
  • スターバックスカード
  • おこめギフト券
  • Ponta
  • au WALLET
  • nanaco
  • Rポイント
  • dポイント

いつも使用しているポイント制度に交換できるのも魅力的ですね。

POINT名人で更にポイントゲット!

通常使いでもグローバルポイントを貯めることができますが、MUFGカード ビジネスではPOINT名人というサービスで更にポイントを貯めることができます。POINT名人とは、三菱UFJニコスが運営する業界最大級のネット通販のポータルサイトであり、楽天市場やAmazonなどの大手ショッピングモールから、じゃらんや一休.comなどの旅行サービスまで、ビジネスシーンでも使用できるところが揃っています。

POINT名人を経由して買い物したり旅行の予約を行うと、利用したサービスのポイントと二重取りできる点も魅力的です。特集などもあり、今のトレンドもしっかりと抑えることができるのも良いですね。

プラグインが用意されており、普段使用するWebブラウザに登録すると、利用するサービスがPOINT名人に対応しているかどうかもひと目でチェックできるので、ポイントを逃すこともありませんよ。

飛行機のオンライン予約が可能!

頻繁に飛行機を使用して出張に出かける事が多い法人にとって、移動費がかなりネックになってくるものです。そんな時に役に立つのが、MUFGカード ビジネスの航空券のオンライン予約サービスです。

MUFGカード ビジネスでは、以下のオンライン予約サービスが提供されています。

  • ねっと JAL ONLINE
  • ANA@desk

これで、国内旅行は概ね賄うことができますし、この2つのサービスでは単にオンラインで予約できるだけでなく、法人価格での予約が可能な点が魅力的です。また、オンライン予約ならではの特典として、シートのランクアップやタッチ&ゴーなどのチェックイン操作も容易できるサービスも受けることができるのが良いですね。

経理管理という点でも、発券状況が簡単に確認できたり搭乗済の請求データを日次または月次で確認できます。更に、明細のCSVダウンロードも利用できるのも魅力的です。

追加カードに枚数制限がない!

法人クレジットカードでは、個人別にカードを付与して経費管理させたくなりますが、従業員が多いと全員にカードを渡すことができるかどうかが焦点となります。そもそも、追加カードの発行枚数に制限があるクレジットカードもありますが、MUFGカード ビジネスの場合は無制限で追加カードを発行することができます。

もちろん、その分だけ年会費がかかってしまいますが、全員にカードを付与したい法人にとってはとてもありがたいものです。

ビジネスサポートサービスが利用可能!

MUFGカード ビジネスでは、一般カードでは利用できないビジネスサポートサービスも利用可能です。例えば、三菱UFJニコスギフトカードやタクシーチケットを購入することができます。

特にタクシーカードは、出張などでは欠かせないアイテムですが、カードで購入できる点が魅力的です。また、三菱UFJニコスギフトカードも景品などで利用可能ですし、社員への記念品などで利用できるので、とてもありがたいサービスと言えます。

海外アシスタンスサービスも利用できる!

海外に出張に出かけると、トラブルが発生した場合にうまく対処できるかどうか心配になりますよね。特に、現地の言葉がしゃべれないとなおさらで、相談できる連絡先があるととても便利なものです。

そこで、MUFGカード ビジネスでは海外アシスタンスサービスが利用できます。ハローデスクというサービス名で、ホテルや航空券などの手配からパスポートやカードの紛失・盗難において、サポートを受けることができます。

他にも、急な病気や事故や怪我、現地のレストランやホテルに関する情報の提供などにおいて、気軽にハローデスクに相談することが可能です。類似のサービスとして、ゴルフデスクがあり全国の1,000か所以上の提携ゴルフコースの予約代行を無料で行ってもらえるものもあり、ビジネスシーンで役に立つこと間違いありません!

電子マネーにチャージできる!

法人クレジットカードでは、電子マネーにチャージできるカードであるかどうかが最近は注目されるポイントとなっています。MUFGカード ビジネスでは、Suicaと楽天Edyへのチャージを行うことができます。

特に、Suicaへチャージできることは大きく、交通費の管理も容易に行うことができますね。

デメリット

MUFGカード ビジネスは、メリットも多いのですがデメリットもあるカードとして知られています。主なデメリットは以下の項目となります。

旅行保険がない

ハローデスクがあって海外でのサポートを受けることができる反面、MUFGカード ビジネスでは国内だけでなく海外でも旅行保険がついていません。海外は、日本のように保険制度が充実していないので、一度入院や手術すると高額な医療費を払わなければなりません。

他の法人クレジットカードでは、海外旅行保険があって手厚くサポートしてもらえるものもありますが、その点でMUFGカード ビジネスは若干物足りなさを感じます。

ショッピングがない

国内や海外の旅行保険がないだけでなく、MUFGカード ビジネスではショッピング保険も付いてません。海外でショッピングして盗難にあったりした場合、ショッピング保険があれば一定額まで補償してもらえるのですが、残念ながら付帯していません。

ETCカードの発行手数料がかかる

自動車を使用して出張や営業活動などをされる場合、ETCカードは必須となりますよね。MUFGカード ビジネスではETCカードも追加で発行することができるのですが、手数料として1,000円がかかります。

年会費はかかりませんが、枚数が増えると手数料だけでも負担がかかってしまいますので、少し残念に感じますね。

法人カード選びとしてMUFGカード ビジネスを比較

MUFGカード ビジネスの他にも、多くの法人カードが存在しています。では、他の法人クレジットカードと比較すると、どのような違いがあるのでしょうか?

初めてのカード選びとして比較

MUFGカード ビジネスを初めての法人クレジットカードとして発行したい場合、気になるのが審査です。MUFGカード ビジネスでは、黒字決算のある法人(また個人事業主)が申し込み可のであり、若干ハードルが高い印象があります。

また、審査自体も少し厳しめに設定されているので、発行に苦労するのは間違いありません。MUFGカード ビジネスと同等レベルの法人クレジットカードとしては、次が該当します。

  • ビュー法人カード
  • アメリカンエキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカンエキスプレスカード

また、利用限度額が高めの方がありがたいのですが、MUFGカード ビジネスは最高でも80万円と若干物足りなく、初めての法人クレジットカードとして選択するには少しさみしい内容となっています。

ステータス、年会費等の同レベルカードと比較

MUFGカード ビジネスは、メガバンクが発行している法人クレジットカードとなります。また、VISAとMasterCardの2枚持ちができるなど、ステータスとしては一般カードではありますが非常に高いものがあります。

MUFGカード ビジネスと同レベルのステータスがある法人カードには、以下があります。

  • ビュー法人カード
  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
  • ダイナースクラブビジネスカード

MUFGカード ビジネスの年会費は、VISAもしくはMasterCardの一方を発行する場合は1,250円、両方を発行する場合は1,500円がかかります。2枚でも1,500円というのはお得感が強い印象がありますね。

ステータスが同等なカードと比較すると、ビュー法人カードと同等レベルですが、他のカードは10,000円を超えるので、圧倒的にリーズナブルな印象があります。

MUFGカード ビジネスの基本情報データ

MUFGカード ビジネスの基本情報を紹介します。

・年会費:1,250円(VISA、MasterCardの両方を発行する場合は1,500円)
・還元率:0.4%~0.48%
・国際ブランド:VISA、MasterCard
・利用限度額:40万~80万円
・海外旅行傷害保険:なし
・国内旅行傷害保険:なし
・追加発行できるカード:ETC、追加カード
・締め日:15日
・支払日:10日
・申込条件:黒字決算の法人(団体・個人事業主を含む)

まとめ

MUFGカード ビジネスでは、VISA、MasterCardの両方のカードを発行できる珍しいカードとなっています。また、利用金額に応じて翌年のポイント還元率がアップする点も魅力的です。

利用限度額が80万円と低めで、海外旅行傷害保険がない点は物足りないですが、ステータス性が高く持っているだけで自慢したくなる法人クレジットカードです。

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