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2019.05.04
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三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersのメリット・デメリットと詳細

従来は中小規模企業向けに提案されたビジネスカードであり、「三井住友ビジネスクラシック(一般)カード」のメリットに加え、支払い方法を柔軟に選択することが可能になり、決済口座の選定やお支払い日の変更、キャッシングサービスの有無、貯めたマイレージ・ポイントの移行に至るまで、ビジネスをされる方にとっては、非常にの良いビジネスカードになっています。

三井住友カード独自の法人向けサービスの提供や、福利厚生代行サービス、ポイントプログラムまで幅広いサービスラインナップが揃っています。

一般ビジネスカードと比較したときに、若干付帯保険の内容に欠けるものの、比較的審査が通りやすく、設立してすぐの法人や個人事業主の方にも発行されやすいカードになっています。

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersを法人カードとして利用することによるメリットやデメリット、さらには他社のビジネスカードとの比較についても解説していますので、自分にあったビジネスカードを見つけてみてはいかがでしょうか。

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの特徴

三井住友ビジネスクラシックカードforOwnersは、日本で初めて「VISAカード」として国内のみならず国外でも使える「住友VISAカード」を発行し、CMなどでもよく耳にする「三井住友カード株式会社」が発行した法人用のクレジットカードになります。

三井住友ビジネスクラシックカードforOwners公式ページ

そのためカードの種類はとても豊富で、クラシックカード for Ownersの他にも「ゴールドカード」、「プラチナカード」を選ぶことが可能です。

また会社の応じて、中小規模向けであれば「三井住友ビジネスカード」、大企業向けであれば「三井住友コーポレートカード」が用意されているなど、利用者の用途によってビジネスカードを使い分けることが出来ます。

個人向けクレジットカードとして、長い歴史と実績を持つ三井住友カードのビジネスカードになるため、提携機関やサービス内容の幅広さ、ポイントプログラムの充実さには定評があります。

またビジネスカードとしての位置付けであるにも関わらず、決済口座を法人口座だけでなく、本人の個人名義口座でも決済を行えることができる点や、支払い方法においても1回払いに限らず分割・リボ・ボーナス一括払いなどと多彩な支払い方法に対応できるため、設立間もない法人又は個人事業主でもキャッシュフローの管理がしやすく、おすすめのビジネスカードと言えます。

しかし、これからビジネスカードを選ばれる方にとっては、これらと類似したサービスを提供するビジネスカードや、自身の事業とよりマッチングしたビジネスカードがあるのではないかと悩まれる方も多いのではないでしょうか。

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの良し悪しを知っていただくためにも、ビジネスカードとしての、メリット・デメリットについてより具体的に解説していますので、どんな内容を含んでいるのか見ていきましょう。

メリット

先述しました通り、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersは、設立して間もない法人や個人事業主に適したビジネスカードであると言えます。

その際たる理由として挙げられるのが、個人用クレジットカードと同様に、本人確認書類(運転免許証等)だけで申し込みが行える点にあります。

通常の場合、ビジネスカードに申し込むとなると、「設立から何年以上経つか」、「登記簿謄本の有無」、「決算書などの財務状況」、「黒字経営であるか」、「過去の返済履歴は問題ないか」など、多くの審査基準が設定されている場合が多数を占めています。

しかし、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの場合は、登記簿謄本や決算書などは不要で、申し込む個人の使用情報が問題なければ審査に通る可能性が高い、難易度の低いビジネスカードと言えます。

もちろん三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersのメリットはこれだけではありません。

ビジネスカードとして選ぶことで得られるメリットは以下の通りになります。

年会費を無料にすることができる

インターネットでの申し込みをすることで、初年度の年会費は無料にすることが出来ますが、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの場合、翌年度の年会費を無料にする方法があるのです。

それは「マイ・ペイすリボ」というサービスに登録、又は前年度に1回以上カードを利用することで、年会費を無料にすることが可能です。

「マイ・ペイすリボ」とは、ショッピング1回払いの利用金額分が自動的にリボ払いになる支払い方法になります。マイ・ペイすリボ設定金額は、最低お支払金額5,000円から設定することが可能です。

この他にも、「カード利用代金WEB明細書サービス」に申し込むことで、年会費を500円割引することもできます。

臨機応変に「支払い方法」・「決済口座」・「締め日、支払日」を変更できる

これまでのビジネスカードは、支払い方法はショッピング1回払いのみ、決済口座も法人名義口座のみの登録、締め日や支払日においてもクレジット会社が設定した日程のみなどと、使う側の融通が利かない、利便性の悪いカードであることが多く、そこが多くの人にとってのデメリットとして挙げられていました。

しかし、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersについては、それらの項目に対して臨機応変に対応することが可能となってきます。支払い方法も1回だけでなく、分割・リボ払い・ボーナス一括など多様になっており、締め日支払日についても、15日締めの翌月10日払い、又は月末締めの翌月26日払いに選択することが可能なため、ビジネスに沿った決済をすることができます。

サービス内容の充実

この他にも三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの場合は、日常で活用することのできるポイントプログラムや、ビジネスサービスが用意されています。

下記に列挙して起きましたので参考にしてみてください。

  • 「VISAビジネスグルメオファー」…VISA法人カード会員限定で、全国で人気レストランが利用可能
  • 「ポイントUPモール」…Amazonや楽天市場などのネットショップに掲載された商品を、ポイントUPモールを経由して購入することで、通常より多くのポイントが付与されます。当サービスを経由することで、ポイントが最大で20倍獲得できます。
  • 「ココイコ!」…事前に特定のお店にチェックを入れておき、当該カードを買い物に使うだけで、ポイントやキャッシュバックが行われるサービスになりめます。
  • 「ワールドプレゼント」…カードの利用金額に応じてもらえるポイントを貯め、そのポイントを景品や他社ポイントに移行することができるサービス。

そのほかにも、「ベネフィットステーション(福利厚生代行サービス)」、「ビジネスサポートサービス」、「航空券チケットレス発見サービス」など、法人だけでなく一個人として利用する上でも格段にクレジットカードが活用しやすくなります。

デメリット

これまで三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersのメリットについて挙げてきましたが、他のビジネスカードと比較した時に欠点も存在します。

主な三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersのデメリットは下記の通りになります。

海外保険しか付帯されていない

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersには旅行傷害保険が付帯しているものの、海外のみで国内保険は付帯していません。

ショッピング補償も年間100万円までであれば補償対象になるものの、こちらも海外での利用のみが対象となっています。

そのため、仕事で国内を回られる人にとっては保険範囲の対象外となるため、デメリットに挙げられます。

また海外旅行傷害保険についても「利用付帯」となるので、海外での仕事が決まった際に、いずれかの場面で当該カードを利用するようにしましょう。

(場合によっては)利用限度額が低い

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの場合、利用限度額は10万円から150万円と設定されていますが、上限金額いっぱいまで審査が通るとは限りません。

そのためビジネスや事業内容によっては、審査通過後設定された金額が低いと思われる方も少なくはありません。

以前より利用限度額の上限が拡大されたとはいえ、審査内容によってはそれらの恩恵が受けられない場合があります。

もし利用可能枠を大きく確保されたい方は、利用枠の大きいビジネスカードを選ぶようにしましょう。

還元率が低い

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersを一般の加盟店で利用すると、1000円(税込)つき、1ポイントが付与されます。

この1ポイントは5円相当になるので、単純計算で三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの還元率は0.5%と算出できます。

「マイ・ペイすリボ」や「ポイントUPモール」や「ココイコ!」の活用、三井住友カードのポイントプログラム「ワールドプレゼント」を使えば還元率を高めることはできますが、高還元率と言われる「楽天ビジネスカード」などと比べると、やや還元率で劣るのはデメリットかもしれません。

しかし、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの場合、ポイントの有効期限が1年というカードが多い中で、2年と設定されているため、ポイントを失効することなく有効に貯め続けられるという点においてはメリットと言えます。

法人カード選びとして三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersを比較

メリットとデメリットをお伝えすることで、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの良し悪しは十分に理解できたと思います。

しかし、「他のカードの様々な条件と加味したうえで、利用するビジネスカードを検討したい」と思われる人も多いと思います。

そこで下記では、他社のビジネスカードと三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersを比較して、「初めてのカード選び」・「同じランクでのカード選び」とに分類して、比較・解説していきます。

初めてのカード選びとして比較

初めてビジネスカードを選ばれる際は、「審査基準」・「年会費」・「付帯サービスの内容」の3点を重要視して、カードを選ばれることをおすすめします。

ビジネスカードとしての第一歩を踏み出すためには、まずは審査に通らないと使えませんし、付帯サービスが少ないと不便なため、

これらの基準を一律でクリアしたビジネスカードを選ぶようにしましょう。

今回おすすめするビジネスカードは下記の2点になります。

  • オリコEX Gold for Bizカード
  • JCB一般法人カード

オリコEX Gold for Bizカードは、年会費が初年度はかからず、審査基準も低く、入会申込書と本人確認書類だけで発行することが可能な法人カードになります。そのため、開業や設立間もない法人や個人事業主でも、オリコEX Gold for Bizカードであれば、ステータスを維持しながら、コストパフォーマンスを維持することも可能です。

またクレジットブランドもVISAか MasterCardから選択することができ、支払い方法も5通りから選択可能、利用限度額も10万から300万と幅広いため、多くの人のニーズに対応することができます。

付帯されているサービス内容においても、「空港ラウンジサービス」や「国内外旅行の傷害保険」が付いており、この他にも「オリコビジネスサポートプラン」や「福利厚生サービス」が含まれているなど、利便性に優れたビジネスカードだと言えます。

JCB一般法人カードは、年会費が1250円と設定されていますが、現在であれば入会特典により年会費無料でビジネスカードを発行することが可能になります。

また発行がJCBになるので、使い勝手や信頼性、加盟店における心配がなく、ビジネスを行う上ではなに不自由ないビジネスカードであると言えます。

JCB一般法人カードは、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersと同じく、一般カードとして位置付けられていますが、国内外の旅行に対して最高3000万円の傷害保険やショッピング保険100万円が付与されるなど、保険における適応範囲が広く、安心してビジネスカードとしては利用することができます。

ステータス、年会費等の同レベルカードと比較

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersは、付属サービスの充実さや年会費1,250円+税でありながらコストパフォーマンスに長けていることが特徴的なビジネスカードになります。

同じようなステータスを誇り、使い勝手の良いおすすめのビジネスカードは下記の2点になります。

  • 楽天ビジネスカード
  • P-one Business MasterCard

楽天ビジネスカードは、年会費2,160円で加入することができる法人カードになります。ETCカードの発行手数料・年会費共に無料、さらに基本の還元率が1.0%と法人カードでは高い還元率で推移しています。

P-one Business MasterCardは、カードを利用することで年会費を無料にすることができるビジネスカードになります。

ステータスにおいても国際ブランドである「MasterCard」が付与されており、ショッピング・キャッシングともに利用可能枠は300万円と高い水準を誇っています。

ビジネスの上で役に立つ「紛失・盗難保障」、「購入商品安心保険」、「赤字決算でも申し込み可能」と、比較的審査のハードルは低いものの、開業してすぐの経営者や個人事業主の人には強い味方となる一枚となっています。

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの基本情報データ

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersの基本データは以下の通りです。

  • 年会費:1,250円(税別) *2名から1枚につき400円(税別)
    インターネット入会をすることで、初年度年会費無料
  • 還元率:約0.5%
  • 国際ブランド:VISA
  • 利用限度額:10万円〜150万円
  • キャッシングリボ:0〜50万円(実質年率15.0%/担保・保証人不要)
  • 海外キャッシュサービス:0〜50万円(実質年率18.0%/担保・保証人不要)
  • お支払い方法:1回払い・2回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス一括払い
  • 決済口座:(法人代表者の方) 法人口座、もしくはお申し込みされたご本人の個人名義口座
    (個人事業主の方) 個人事業主(屋号)名口座、又はお申し込みされたご本人の個人名義口座
  • 海外旅行傷害保険:最高2000万円(国内旅行傷害保険は付帯なし)
    (事前に旅費などを当該カードでクレジット決済することが前提条件とはなりますが、海外旅行中の傷害や疾病にかかった治療時には最高50万円、救援者費用として100万円、所持品の破損・盗難時などには最高15万円を補償)
  • ショッピング補償:年間100万円まで(海外でのご利用のみ対象)
  • 追加発行できるカード:ETCカード(初年度年会費無料 / 年会費500円+税(ただし、2年目以降は前年度に1回以上ETC利用のご請求があれば翌年度無料)
    三井住友カードiD(iD機能専用のカードを発行可)
    Apple Pay(iPhone7やApple Watch2へ設定するとすぐにiD利用可能)
    プラスEX(年会費1000円+税/東海道新幹線のネット予約&チケットレスサービス)
    PiTaPa(年会費無料/タッチ&ゴーで電車・バス,ショッピング・グルメ等に使える後払いカード)
    WAON(年会費無料・発行手数料300円)
  • 締め日:毎月15日 / 月末締め
  • 支払日:翌月10日払い / 翌月26日払い
  • 申込条件:満20歳以上の法人代表者、又は個人事業主の方
  • ポイント有効期限:2年

まとめ

今回は、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersについて余すことなく情報をお伝えさせていただきました。

再三お伝えした通り、当該カードはコストパフォーマンスに優れており、サービス内容も申し分ありません。またいくつかデメリットについても列挙させて頂きましたが、デメリットが少ない点、ビジネスを行ううえで致命傷にならない点も加点ポイントになります。

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersについては、信用履歴を作っていくことで、ゴールド・プラチナへとランクアップさせることもでき、より高待遇なサービスを受けることも可能となります。

是非、新たにビジネスを始められる方や、ビジネスをカードの申し込みを検討させている方は、審査が比較的通りやすい三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersにしてみてはいかがでしょうか。

三井住友ビジネスクラシックカードforOwners公式ページ

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