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2019.04.09
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三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersの良し悪しと詳細

会社経営をする人や個人事業主であれば、誰しもが「コストパフォーマンスに優れたビジネスカードを所有しておきたい」、「ビジネスを円滑に進めるために利便性に優れた法人カードを申し込みたい」と思われるのではないでしょうか?

そこで今回おすすめするビジネスカードが「三井住友ビジネスゴールドカード for Owners」になります。

従来の三井住友カードとしてのメリットを受けられることはもちろんですが、ゴールドカード会員としての特典やサービスを享受できます。

さらには、簡単に申し込みが行える点に始まり、多様な支払い方法や、ポイントサービス、キャッシングサービスを利用できるなど、ビジネスゴールドカードを一枚保有したいという人にはおすすめのカードと言えます。

三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersを利用することによるメリットやデメリット、さらには他社ビジネスカードとの比較や、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersとの違いについても解説してありますので、参考にしてみてください。

三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersの特徴

三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersは、1980年に日本初の「VISA」カードとして国内外共通「住友VISAカード」を発行したクレジットカード業界のリーディングカンパニーでもある「三井住友カード株式会社」が発行する”法人代表者の方・個人事業主の方向け”のゴールドビジネスカードになります。

三井住友ビジネスゴールドカード for Owners

個人向けクレジットカードとしての機能を備えているとともに、国際的なクレジットブランドでもあるVISAのブランド性と、ゴールドカードにも関わらず、コストパフォーマンスに優れている点や、会社の経理や事務処理の軽減、経費の削減や支出の可視化など、ビジネスを行ううえで、魅力あるビジネスゴールドカードとなっています。

さらには年会費(10,000円+税)をお得にできる特典や優遇制度、国内外でのキャッシングサービス、多彩なビジネスサポートサービス、ポイントプログラムなど、非常に使い勝手も良く、設立してすぐの法人や個人事業主でも扱いやすい有益なビジネスカードと言えます。

しかし現在ビジネスカードは普通・ゴールドはもちろんですが、プラチナなども合わせると、数多くの会社があらゆる種類やサービスを提供するカードを次々と発行しています。

そのため、多くの人は三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersと他社のゴールドカードまたは一般カードで悩まれていることと思います。

以降の内容では、三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersのメリット・デメリットをより具体的な内容とともに解説していきます。

メリット

三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersは比較的グレードの高いビジネスカードになりますので、年会費も10,000円+税と比較的高額になります。

この文章だけ見るとデメリットになりかねませんが、年会費は初年度無料、翌年以降は優遇サービスを活用することで、年会費を半額以下の4000円まで引き下げることが可能です。

その方法としては以下の2点のサービスに申し込む、または利用することで可能となります。

  • 「マイ・ペイすリボ」に登録。

登録した年はそれだけで年会費が半額になります。翌年以降は、前年度に一回以上ビジネスカードを利用していれば半額にすることが可能となります。

  • 「カード利用代金WEB明細書サービス」に申し込む。

申し込みを行うことで年会費を1000円割引することができます。

「支払い方法」・「決済口座」・「締め日、支払日」を変更できる

従来のビジネスカードは、支払い方法や決済口座、締め日や支払日においても申し込み時点から定められており、自己都合では変更することができず、融通の利かない、設立間もない法人や個人事業主には、使い勝手の悪いカードになりがちなデメリットがあります。

しかし、三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersについては、これらの期日を臨機応変に選択することが可能となっています。

支払い方法も5つの方法から選択できたり、支払日についても、「15日締めの翌月10日払い」又は「月末締めの翌月26日払い」を選ぶことができる、決済口座も法人口座、又は個人名義口座へと選択可能になるなど、最も重要な支払いの部分をフレキシブルに対応できる点は大きなメリットと言えます。

多彩なポイントプログラム・サービス内容の充実

ここまで挙げてきたメリットだけでも十分に優れているビジネスカードと言えますが、三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersの場合は、まだまだ沢山のポイントプログラムやサービス内容を使うことができます。

享受できるメリットを下記に列挙しておきましたので参考にしてみてください。

  • 「VISAビジネスグルメオファー」…VISA法人カード会員限定で、全国の人気レストランが優待特典付きで利用可能
  • 「ポイントUPモール」…Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、7netショッピングなどに掲載された商品を、ポイントUPモールを経由して購入することで、通常より多くのポイントが付与されます。ポイントUPモールを活用することで、ポイントが最大で20倍獲得できます。
  • 「ココイコ!」…特定の店舗に来店前にチェックを入れておき、三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersで買い物をするだけで、ポイントやキャッシュバックされるサービス。使えるショップの中には、高島屋、東急百貨店、東急ハンズ、洋服の青山、ビックカメラなど、多種多様な店舗が対象となっています。
  • 「ワールドプレゼント」…カードの利用金額に応じてもらえるポイントを貯めて、素敵な商品や景品と交換することや、他社のポイントプログラムにポイントを移行することができるサービス。
  • 「ベネフィットステーション(福利厚生代行サービス)」…約90万の優待サービスを、月額320円/一人当たりで導入することができます。

その他にも、「ビジネスサポートサービス」(オフィス用品・クラウド会計ソフト・引越し業者・レンタカー・海外への宅配などの優待)や「空港ラウンジサービス」、「ドクターコール」、「国内ゴルフエントリーサービス」、「航空券チケットレス発見サービス」などに至るまで、ビジネスを効率良く進めるサービスにとどまらず、日常生活を円滑にまわすためのサービスも備わっている点がメリットとして挙げられる要因の一つになります。

デメリット

続いて解説していくのは、三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersの内容におけるデメリットの部分になります。

年会費が高額

先ほどメリットの部分で述べました通り、年会費優遇サービスを利用すれば半額以下まで年会費を抑えることができます。しかし、割引を利用するには、「マイ・ペイすリボ」や「カード利用代金WEB明細書サービス」に申し込む必要があります。

手続きの煩雑さから申し込みを行わなかったり、これらのサービスを利用されない場合には、年会費である10,000円が費用としてかかってきます。

一般的にゴールドカードのステータスを維持しようとすると、年会費が高額になることからこの点には注意が必要です。

選択肢の多さが仇となる

これもメリットの裏返しとなる項目ですが、分割払いやリボ払いなど多彩な支払い方法は計画的な返済を行える場合に関しては、ビジネスを進めていく上でも有利に働きます。

しかし、それが単なる先送りによる支払いとなってしまっては、デメリットにしかなりません。

なぜなら、これらの支払い方法には金利分の返済額が上乗せされたり、支払いが遅延することで信用問題にも発展しかねません。

経費の精算を合理化させ経費の削減につなげることが、本来のビジネスカードの役割になりますので、ビジネスカードを利用することで自分の首が回らなくならないよう注視しながら使うように心がけましょう。

法人カード選びとして三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersを比較

これまでは、三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersをメインに解説してきましたが、ここからは他社のクレジットカードの中から、比較的にビジネスカードとしての条件が近いカードと比較して解説していこうと思います。

初めてのカード選びとして比較

初めてのビジネスカードを選ぶ上では下記の項目が重要となります。

「年会費の有無」
「申し込み審査の通りやすさ」
「付帯サービスの内容の充実さ」

一般的に起業当初は、資金繰りや支払い金額のばらつきなどにより、自転車操業や金策に奔走するなど、「あっという間に支払日が来てしまった」ということは日常茶飯事です。

そのため初めて作るビジネスカードは、自身のビジネスに沿ったカード又は、使い勝手の良いカードを選ぶことがおすすめです。

これらの条件を満たしたカードは下記の2点になります。

  • JCB一般法人カード
  • ライフカードビジネス

JCB一般法人カードは、年会費が1250円と設定されていますが、現在では入会特典により年会費無料で作ることができるビジネスカードになります。

日本発のクレジットカード会社でもあるため、加盟店の多さやコストパフォーマンスもさることながら、国内における信頼性は抜群です。

JCB一般法人カードは、JCBにおけるビジネスカードの中で、最も安価な位置付けとして提供されていますが、国内外の旅行に対して最高3000万円の傷害保険やショッピング保険100万円が付帯されるなど、同ランクのビジネスカードと比較すると、最も安全性に優れたビジネスカードと言えます。

しかし、利用限度額が10万円から100万円と他社と比べての低く設定しているため、大きな利用可能枠を必要とされる方には他のカードをおすすめします。

ライフカードビジネスは「MasterCard・JCB・VISA」の3種類から選ぶことが可能で、ショッピング枠が10〜500万円と他社と比較しても高い利用枠を誇っています。

ただし三井住友ビジネスゴールドカード for OwnersやJCB一般法人カードと異なり、空港ラウンジサービスやポイントサービス、付帯保険がないため、サービス内容はデメリットと言わざるを得ません。

ステータス、年会費等の同レベルカードと比較

初めてのカードとは対照的に、ステータスや年会費等でカード選びを判断した場合は、当然ながら比較対象も異なってきます。

今回は、三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersと同レベルのステータスや年会費を誇るビジネスカードを2点紹介させていただきます。

  • JCBゴールド法人カード
  • EX Gold for Bizカード

JCBゴールド法人カードは、年会費がオンライン入会のみ初年度無料、国内外旅行に対する傷害保険はそれぞれ1億円と5000万円補償、その他にも国内外航空機遅延保険や、ショッピングガード保険に至るまで手厚い内容のビジネスカードになります。

ビジネスをサポートする内容としても、「JCB福利厚生倶楽部RELO CLUB」や「ソリマチ(クラウド会計システム)」、「インターネット航空券予約サービス」と多種多様なサービスを取り揃えています。またポイントプログラムとしても、「Oki Dokiランド」や「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」と、ポイント優遇サービスも充実しています。

しかし、申し込みの際は、登記簿謄本や本人確認書類、決算書などの財務諸表が必要になりますので、申し込み基準は三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersより高いと言えます。

EX Gold for Bizカードは、オリコのビジネス向け最上位カードに位置しているビジネスカードになります。

従来のビジネスカードのサービスに加えて、「MasterCardビジネスアシスト」や「ご融資金利優遇サービス」、「クラウド会計ソフト”freee”の提供」、「MasterCard T&E Saving」と、他社にはないビジネスに特化したサービスが充実しています。

その他にも「空港ラウンジサービス」や「盗難・紛失保険」、国内外の旅行保険に至るまで、経理作業の効率化や合理化を図る上では重宝するビジネスカードです。

三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersと比較

最後に紹介するのは、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersとの違いになります。

一般的にはステータスや、利用可能金額が異なる程度に思われがちですが、その他にはどのような点が違うのか、いくつかの点から比較してまとめてありますので、参考にしてみてください。

ビジネスの幅を広げることが可能!

クラシックカードとゴールドカードを比較した際に、最も異なってくる点はやはり利用限度額や保険の対象となる範囲が拡大される点にあります。

利用限度額もクラシックカードが10〜150万円なのに対し、ゴールドカードであれば50〜300万円と2倍以上の開きがあります。クラシックカードの付帯保険については、国内旅行傷害保険がそもそも付帯されていません。

申し込みを行う前は、「これくらい付いていなくても」と思われるかもしれませんが、その万が一や緊急に追い込まれたり、痛い目を見るのがビジネスになります。

一般的にビジネスカードのステータスが上がるにつれて、年会費も上がる傾向にありますが、「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、万が一に備えておきたい人や、今後ビジネスを拡大させたい人にはゴールドカードをおすすめします。

付帯サービスの有無を確認する!

続いて比較するのは付帯サービスの有無になります。

一般的にビジネスカードのサービスとして喜ばれる内容は、「ポイントの還元率」、「保険内容」、「法人向けサービス」、「空港ラウンジサービス」などが挙げられます。

近年ではこれらのサービスが、三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersと同等の位置付けとなる一般カードにも備わっている場合が多いですが、果たしてこれだけのサービスを使い切ることができるのでしょうか。

先ほども説明した通り、「備えあれば憂いなし」だとは思いますが、サービス内容が増えると、比例する形で年会費も高くなってしまいます。

開業してすぐや、設立間もない法人や個人事業主の場合は、サービス内容の有無に目を向けるだけでなく、「審査が通りやすいか」、「年会費は抑えられるか」など直近の業務に影響するかどうかでビジネスカードを選ぶことをおすすめします。

三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersの基本情報データ

三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersの基本データは以下の通りです。

  • 年会費:10,000円(税別) *パートナー会員1名につき2,000円(税別)
    [インターネットによる入会で初年度年会費無料、2年目以降は条件付き(特典やサービスに申し込むこと)で年会費を無料又は割引することが可能]
  • 還元率:約0.5%
    (入会初年度は、国内でのショッピング利用で基本ポイント1.5倍、海外でのショッピング利用で基本ポイントが2倍)
  • 国際ブランド:VISA
  • カード利用枠:50万円〜300万円
  • キャッシングリボ:0〜50万円(実質年率18.0%)
  • 海外キャッシュサービス:0〜50万円(実質年率18.0%)
  • お支払い方法:1回払い・2回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス一括払い
  • 決済口座:(法人代表者の方) 法人口座、もしくはお申し込みされたご本人の個人名義口座
    (個人事業主の方) 個人事業主(屋号)名口座、又はお申し込みされたご本人の個人名義口座
  • 海外旅行傷害保険:最高5000万円(内訳:自動付帯分1,000万円・利用付帯分4,000万円)
    (傷害死亡・後遺障害補償、事前の旅費などの当該カードでのクレジット決済有無によって最高補償金額が異なります。保険の特徴としては、海外旅行中の傷害治療や疾病治療に最高300万円、救援者費用に500万円、携行品の破損・盗難などの損害を年間50万円まで補償)
  • 国内旅行傷害保険:最高5000万円(利用付帯)
    (海外旅行傷害保険と同様で、事前の旅費などを当該カードで決済するかの有無によって最高補償金額が異なります。国内旅行の保険の特徴としては、国内旅行中の搭乗中の事故や、宿泊施設の火災・事故が該当。これらによる怪我の手術費や治療費、入院や通院費などの損害を補償。)
  • ショッピング補償:年間300万円まで(国内・海外でのご利用が対象)
  • 追加発行できるカード:
    ETCカード(年会費初年度無料・翌年以降は1年間に1回以上ETCを利用の請求があれば翌年度も無料)
    三井住友カードiD(iD機能専用のカードを発行可)
    Apple Pay(iPhone7やApple Watch2へ設定するとすぐにiD利用可能)
    プラスEX(年会費1000円+税/東海道新幹線のネット予約&チケットレスサービス)・PiTaPa(年会費無料)
    WAON(年会費無料・発行手数料300円)
  • 締め日:毎月15日締め / 月末締め
  • 支払日:翌月10日払い / 翌月26日払い
  • 申込条件:満20歳以上の法人代表者の方、個人事業主の方
  • ポイント有効期限:3年

まとめ

今回は三井住友ビジネスゴールドカード for Ownersに付いてまとめてきましたが、比較的年会費が高額になるゴールドカードともなると、ビジネスにおけるサービス内容もとても充実しています。

ビジネスにおける優待サービスに始まり、ポイント還元サービス、旅行保険の付帯に至るまで申し分ない内容となっています。

しかしサービスの充実に伴う形で、年会費があがることや、審査基準が厳しくなるということも起こりますので、ご自身のビジネスにあったクレジットカードを選ぶようにしましょう。

三井住友ビジネスゴールドカード for Owners

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