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あなたはビジネスカードの中でも、最上位に位置するカードをご存知でしょうか。
通常であれば、創業して間もない法人や個人事業主でも加入しやすいことを謳い、「審査に通りやす」、「年会費も無料または数千円台」なとで保有することができるビジネスカードが一般的になります。
今回紹介するのは、一般的なカードと競合することのないビジネスカード「ラグジュアリーカード」になります。
過去のデータによると、ラグジュアリーカードを保有する属性は、「平均年収2,000万円」、「30〜45歳がボリュームゾーン」、「6割以上が会社経営者」、「全体の約3割が港区・世田谷区・渋谷区に居を構える」など、他社から発行させるビジネスカードとは一線を画してします。
そんなラグジュアリーカードの審査基準はどのような内容なのか、申込書類や審査に落ちやすい人の特徴、審査を通しやすくするポイント、審査の工程や期間と合わせて記載していますので、是非参考にしてみてください。
ラグジュアリーカードの種類
ラグジュアリーカードは、新生銀行グループである「株式会社アプラス」を通じて発行されるMastercardの中でも最上位クラスと位置づけられるステータスを誇るビジネスカードになります。日本国内では2016年より発行開始となっています。
ラグジュアリーカードにはそれぞれランクがあり、ランク(低い)順に「チタンカード」、「ブラックカード」、「ゴールドカード」の3種類が存在します。この3種のカードだけが、Mastercardの中でも最高ランクに位置する「ワールドエリートマスターカード」に属しており、国内では唯一ラグジュアリーカードだけに採用されているのです。
そんな最上位カードであるラグジュアリーカードの審査に関する特徴を各カードランク別にまとめてありますので、参考にしてみてください。
ラグジュアリーカード・チタンの特徴
ラグジュアリーカード・チタンは、年会費50,000円+消費税で利用することができるビジネスカードになります。
ラグジュアリーカード・チタンの審査における特徴ですが、「満20歳以上の法人、団体等の代表者または個人事業主の方に限ります。」と記載されているだけで、具体的な特徴などは明記されていませんが、満20歳の方や学生の方は申し込むことができないと書かれています。
しかし過去にラグジュアリーカードを申し込まれた方の内容を加味すると、「年収は最低でも500〜700万円ほど」や「信用履歴がクリーンな人」なとが審査に通過したと言う声が多く挙がっています。
ラグジュアリーカード・ブラックの特徴
ラグジュアリーカード・ブラックは、年会費100,000円+消費税で利用することのできるビジネスカードになります。
ラグジュアリーカード・ブラックの審査における特徴は、おおよそチタンカードと同じとされています。しかし年会費が2倍に上がっていることを加味すると、それ相応の審査基準が用意されていると考えられています。
しかしラグジュアリーカードの公式サイトなどには審査における具体的な記載はなく、同様の文言が記されているため、チタンカードと同様に年収があり、信用履歴を積み重ねられていれば審査が通りやすいと思われます。
ラグジュアリーカード・ゴールドの特徴
ラグジュアリーカード・ゴールドは、年会費200,000円+消費税で使えるラグジュアリーカードの中で最上級グレードのカートになります。
ラグジュアリーカード・ゴールドは「チタン」や「ブラック」とは異なり「招待制」のビジネスカードになります。そのため審査における明確な特徴や基準は存在しません。あくまでもラグジュアリーカード・チタンやブラックに申し込みを行い、定期的に利用したり、安定的に返済を行い信用を築いていく(クレジットヒストリーを積む)必要があります。
ラグジュアリーカードの公式サイトには、「設立1年目のスタートアップ企業や個人事業主様もぜひ検討ください」と記載されているため、審査基準は高いと言われるものの、創業間もない法人などでも申し込みを行い、審査に通過する可能性があるということになります。
ラグジュアリーカードの審査基準
ラグジュアリーカード(ゴールド・チタン・ブラック)の審査について最初にお伝えしていくのは、ラグジュアリーカードの審査基準になります。
各カードことに所定の審査基準があり、ほぼ例外なく所定の審査に従って合否を決定しています。
そのためここで挙げる審査基準については、「例外なく遵守するべき内容」と割り切って考えてください。
ラグジュアリーカードの審査基準とは?
ラグジュアリーカードの公式サイトには、「満20歳以上の法人、団体等の代表者または個人事業主の方に限ります。」と明記されています。
そのため20歳未満の方および学生の方は申し込みすることができません。またラグジュアリーカードはビジネスカードの一種になるので、申し込まれる方の属性としては、継続的に安定した収入を得ている方や、社会的信用を有する方に審査基準は集約されていきます。
過去にラグジュアリーカードを申し込む際に記入する書類の中に、年収を書く欄があるのですが、その欄に記入されている数値が「2,000万円」と記載された例題があるほどなので、審査基準に年収2,000万円ほど必要となるといった情報も存在します。
ラグジュアリーカードの申込書類
続いて解説していくのは、ラグジュアリーカード(ゴールド・チタン・ブラック)の審査を行う上で必要不可欠となる「申込書類」についてです。
やはりステータスが高いカードとなると求める資格や基準だけでなく、必要となる書類についても厳格さが求められる可能性があります。
以下ではカードのグレードによって違いがあるのか、また共通してどのような書類の提示が求められるのかをまとめてありますので参考にしてみてください。
ラグジュアリーカードを申し込む上で必要となる書類は下記の通りです。
- 本人確認書類(本人限定受取郵便で届けられるため必要)
- 法人名義口座または個人名義口座(屋号付き口座も含む)
※法人代表者の方で共同代表により本人確認名義と異なる口座名義を設定される場合には、登記事項証明書(発行日より6ヶ月以内/コピー可)の提出が必要となります。
ラグジュアリーカードが手元に届くまでの期間としては、一般的には約1〜2週間ほどと言われています。
ラグジュアリーカードの審査落ちする人の特徴
冒頭よりお伝えしている通り、ラグジュアリーカード(ゴールド・チタン・ブラック)は、他社より発行されるビジネスカードとは異なり、求める属性が高いだけに審査落ちする確率が高いカードと言えます。
そのため前提条件として、審査落ちする人の基準や特徴も高いと考えた方が良いでしょう。
信用履歴が築けてない人
今回ラグジュアリーカードを申し込む上で最も重要となる項目が「信用履歴」になります。
ビジネスカードであるため法人や個人事業主での実績が重要であると考える人もいるかもしれませんが、ラグジュアリーカードでは個人の信用履歴の方が大切な要素になります。
特にラグジュアリーカードでは、求められる基準が高いことが予想されるため、過去の返済に遅延が見られたり、他社から借り入れやローンを借りている人などは審査落ちする確率が高くなりますので注意が必要となります。
法人口座を持っていない人
ラグジュアリーカードを持つ上で必要となる要素の中に「法人口座の有無」も関係してきます。理由としてラグジュアリーカードは、「法人口座決済用カード」になるため、法人口座は必要不可欠になります。
そのため、ラグジュアリーカードに申し込む以前に、法人口座を持っていなければラグジュアリーカードに申し込むことはできません。
最低でも年収400〜700万円必要!?
これはあくまでも推測になりますが、審査時に求められる年収が高い傾向があります。
そのため他社であれば年収300万円未満でもビジネスカードがつくれるのに対し、ラグジュアリーカードにおいては、個人用の年収も審査時において必要項目となります。
そのため年収に対して懸念がある人は、一度申し込みを検討した方が良いかもしれません。
ラグジュアリーカードの審査を通しやすくするポイント
ラグジュアリーカード(ゴールド・チタン・ブラック)は他のビジネスカードと比較して、審査基準や申し込み資格が高いことが予想されます。
そのため「クレジットヒストリーにキズがある」、「過去に支払い遅延がある」など、しっかりとした信用履歴が蓄積されていないと落ちる可能性が高まります。
きちんと審査に通過するためにも下記に列挙します内容をしっかり守った上で、ラグジュアリーカードの申し込みを行うようにしてください。
支払いはしっかりと行う
ラグジュアリーカードの審査に通りやすくするには、月々の支払いには遅れないことが絶対条件になります。当たり前と思われるかもしれませんが、コンスタントな返済となると状況によっては難しい方もいるかと思います。
しかしビジネスカードの審査に通りやすくするためには、支払いを期日通りに行う必要があります。なぜなら支払いの遅延や延滞は、信用履歴(クレジットヒストリー)においてカード会社側にあまり良い印象になりません。
事実これらの遅延や延滞が重なることで、事故案件として世間一般でいう「ブラックリスト」に名前が載ってしまいます。
ラグジュアリーカードにとどまらず、ビジネスカードの審査を通したいのであればしっかりと返済を行いましょう。
保有しているカードのステータスを上げておく
ラグジュアリーカードに申し込む前に、現段階で保有しているクレジットカードのステータスやスペックを挙げておくのも一つの手段になります。
一度審査に申し込んで仮に落ちてしまうと、期間を空けて改めて審査に申し込むまでに時間を要してしまいます。しかも一度審査に落ちて再度申し込むとなると、カード会社の印象もよくありません。
審査を通じて初めて自身の実績やクレジットヒストリーを試すのではなく、現在保有しているカードで試すことをおすすめします。
仮にそこで利用限度額の引き上げやカードのランクアップ、インビテーションの案内などができるのであれば、着実に良好な形でクレジットヒストリーが積めているという証拠になります。
そうなればラグジュアリーカードの審査においても通過する可能性が高くなります。
不要な借り入れやローンは行わない
審査を通しやすくするポイントの一つに、不要な借り入れやローンを組まないことがあります。会社や事業を運営していてれば、個人法人問わず借り入れやローンを組む場面もあるかと思います。しかし、できる限り不要な借り入れはおこなわず、自己資金だけで事業に取り組むようにしましょう。
金融機関等からの各種ローンであれば、返済能力を見込まれて審査時にプラスに働くこともありますが、個人で借りることのできるキャッシングなどを複数社から借りているとなると、返済能力に疑問を持たれ審査が通らない場合があります。
そのため過度な借り入れや、返済能力を超える借り入れともなると、審査に落ちる可能性が高まりますので、収支のバランスをコントロールしておくことをおすすめします。
申し込みからカードが届くまで
最後にお伝えしておくのは、ラグジュアリーカード(ゴールド・チタン・ブラック)の審査を申し込んでから実際に発行され手元に届くまでのスケジュールや工程についてまとめておきます。
一般的なビジネスカードと比較して、どの程度審査に時間を要し、どんな工程で申し込みが進行するのかを知っておくことで、申し込む際に、時間に余裕を持ってラグジュアリーカードの申し込みを行うことができます。
ラグジュアリーカード(ゴールド・チタン・ブラック)の申し込みの流れは下記の通りになります。
- インターネット申し込み
- ラグジュアリーカード(アプラス社)による所定の審査
- カードの発行(約2〜3週間ほど、早ければ1週間程度でも発行可能)
まとめ
今回はラグジュアリーカード(ゴールド・チタン・ブラック)のすべてのランクに応じたカードの「特徴」や「審査基準とその内容」、「申込書類」、「審査を通しやすくするポイント」に至るまで、幅広い内容を含めてまとめてきました。
ラグジュアリーカードは、比較的新しいビジネスカードになるため、あまり明確な審査基準や申し込み資格は世に出ていません。
あくまでも推測の域を超えませんが、申し込みを行われた方の内容をみていると、審査基準が高い傾向があり、求められるハードルも高く設定されているようです。
そのため、ラグジュアリーカードの審査に申し込まれる方は着実に実績を作り、クレジットヒストリーが良い状態で臨まれることをおすすめします。