空港ラウンジを活用できる、JCBのゴールド法人カード、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード、三井住友VISAゴールドカード、オリコのオリコビジネスカードGoldの法人カード4枚を比較していきます。
これらのカードにはそれぞれ、航空機遅延保険、空港での充実したサービス、海外での移動が便利になるプログラム、個々人の利用明細がわかる機能も付帯しているのです。
出張や事業運営において役立てられるので、カード選びの際には参考にしてみてください。
会員の特典として空港ラウンジを利用できる法人カード4選
空港ラウンジを利用できる法人カードには、JCBのゴールド法人カード、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード、三井住友VISAゴールドカード、オリコのオリコビジネスカードGoldがあります。
JCBゴールド法人カードがあれば年中無休で空港ラウンジを使える
JCBのゴールド法人カードがあれば、空港ラウンジを年中無休で利用できます。
また、国内の主要空港とハワイ・ホノルルの国際空港内のラウンジも無料なので、出張の際にはいつでも立ち寄れますよ。
ここではドリンクサービスがあったり、新聞や雑誌が読めたりするので、忙しいビジネスマンでも出発前にゆったりと寛げるでしょう。
年会費が安くない分航空機遅延保険が充実している
JCBのゴールド法人カードの年会費は税別で10,000円かかりますが、その分国内外の航空機遅延保険各種が充実しています。このカードがあれば補償がなされるので、出張が多い事業者は持っていると安心できるでしょう。
航空機遅延保険の内容としては、以下が含まれます。
- 乗継遅延費用保険金(客室料・食事代)
- 出航遅延費用等保険金(食事代)
- 寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等)
- 寄託手荷物紛失費用保険金(衣類購入費等)
このような保険が付帯しているので、飛行機が遅れてしまい、飲食費がかかったり宿泊することになったりしても補償してもらえますよ。
国土交通省によると、平成29年度の航空会社12社における遅延便は計82,758と、全体で11.30%に及びます[注1]。
また、欠航については9,677便あり、1.30%の割合で発生したのです。
このカードがあれば、出張中に遅延や欠航が発生しても、余計な出費がかさむことはありません。
[注1]国土交通省:平成29年度 定時就航率・輸送実績に関する情報 1.特定本邦航空運送事業者に係る情報[pdf]
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードがれば同伴者が1人無料になる
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード(アメックスビジネスゴールド)があれば、同伴者も1人に限り無料です。ですので、アメックスビジネスゴールドを持たない人と出張することになっても安心でしょう。
ただし、無料になる条件として、同伴者は利用当日の搭乗券を持っていること、それが同伴者の名義であることが必要です。
要件が満たされれば、カード会員本人と同様に国内外30の空港ラウンジを無料で利用できますよ。
アメックスビジネスゴールドは空港でのサービスが充実している
アメックスビジネスゴールドは、空港でのサービスが充実しています。無料のポーターサービスや手荷物宅配サービス、手荷物ホテル当日宅配サービスなどがあります。ですので、身軽に商談へ向かえるなど出張の際に役立てられるでしょう。
無料のポーターサービスでは専任のスタッフが、出発の際に空港の駅改札口やバス停からカウンター、帰国の際にはロビーから駅改札口やバス停までと荷物を運んでくれます(成田国際空港と関西国際空港で実施)。
手荷物宅配サービスでは、出発時には自宅から空港、帰国時には空港から自宅までと、スーツケース1つを無料で配送してもらうことが可能です(羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で実施)。
三井住友VISAゴールドカードで利用できる各空港ラウンジは内容が豊富
三井住友ゴールドカードがあれば、国内28の空港ラウンジを無料で利用できます。そして、その特徴としては、営業時間やサービス内容、インターネット環境がラウンジによって異なることです。
例えば、羽田空港の第1旅客ターミナルビルのエアポートラウンジでは、有料でシャワーを利用できますが、1つ上の階のラウンジではこのサービスは提供されていません。
他の空港のラウンジでは、ターミナルによってコピー・FAX、新聞・雑誌の閲覧、マッサージ機を利用できるなどのサービスがあることもあります。
年会費が永年無料で「ハーツGoldプラス・リワーズ」へ入会できる
三井住友VISAゴールドカードがあれば「ハーツGoldプラス・リワーズ」へ年会費が永年無料で入会できるので、海外出張が多い事業者にはおすすめです。
ハーツGoldプラス・リワーズの会員になると、海外において現地語でのやり取りや書類の手続きをすることなくレンタカーを使えますよ。
また、主要空港の営業所では会員専用のパーキングが用意されているので、カウンターに寄らなくても出発できるのです。
事前に申し込んでおけば、海外での移動もスムーズになるでしょう。
オリコビジネスカードGoldはリーズナブルな年会費が魅力
オリコのオリコビジネスカードGoldがあれば空港ラウンジサービスを無料で利用できます。
初年度の年会費は無料で次年度には会費が発生しますが、税別でたったの2,000円です。
このカードは年会費がリーズナブルでありがなら、無料のラウンジサービスが付帯されているのです。
空港ラウンジは国内の主要17の空港とハワイ・ホノルル、韓国の仁川で利用できますよ。
オリコビジネスカードGoldには個々人の利用明細がわかるサービスも付帯
オリコビジネスカードGoldには、個々人の利用明細がわかるサービスが付帯しています。ですので、事業全体と個人が使った金額の両方を確認でき、経費の管理や経費の使途の透明化に役立てられるのです。
明細ではカードの利用日や利用先、使った金額、手数料などがカードごとに確認できます。
ですので、追加カードの限度枚数である20枚を発行したとしても、経費が適正に使われているかのチェックがしやすくなるでしょう。
1ヵ月分の明細が郵送されてきますが、オリコポイントゲートウェイという会員向けサイトに登録すれば、web上でもそれらを確認できますよ。
空港ラウンジの活用方法
空港ラウンジには、仕事の準備や確認をする、「S-MART PICK UP」サービスを使って自分の時間を確保するといった活用が可能です。
集中して仕事の準備や確認ができる
空港ラウンジにはコピーやFAX、ノートパソコンやタブレットを広げられるデスクが備え付けられていることが少なくありません。ですので、現地に到着する前に仕事の準備や確認などに集中して取り掛かれるでしょう。
一方で、空港の待合室やロビーは仕事に最適な備品が少なく、人通りも多く騒がしい環境にあります。
比較的落ち着いている環境の空港ラウンジであれば、そのようなことで煩わされることはないでしょう。
お土産を選ぶ時間は仕事や息抜きに使える!「S-MART PICK UP」サービス
羽田空港にはS-MART PICK UPという手土産を事前に予約できるwebサービスがあります。このサービスを使えばお土産を選ぶ手間が省け、待ち時間を仕事や息抜きに使えるのです。
また、選んだ商品は空港ラウンジで受け取れるので、ラウンジから一旦離れる必要もありませんよ。
S-MART PICK UPの公式サイトでは、お土産が人気商品や贈答用、コンシェルジュのおすすめなどがカテゴリー化されて掲載されています。ですので、取引先に最適な手土産、会社への差し入れを選ぶ際にも便利ですよ。
法人カードに付帯している空港ラウンジ利用サービスは得だらけ!
ラウンジが利用できると、フライトの時間まで仕事がしやすい環境下で過ごせる快適さを得られます。
ご紹介してきた法人カードは、どれも空港ラウンジが利用できるサービスが付帯されています。ご自分のニーズに合わせてカードを選んでみて下さい。