日本で事業をやっている方であれば、JCBの法人カードを作っている方も多いのではないでしょうか。しかし、世の中にはJCBが提供している法人カード以外にもたくさんの種類がありそれぞれがビジネスをする上で有益なサービスを提供しています。
もしもあなたがJCB法人カードを保有していて、今後新たにより魅力的な法人カードに移行する時には現在使っているJCB法人カードを解約することも出てくると思います。その他にもJCB法人カードの年会費等が理由で純粋に解約される方もいるはずです。
今回はその時に知っておくべきJCB法人カードの解約方法を解説していきます。加えて、解約を実際にする前及び後に注意すべき点をいくつか挙げていきます。これらを知った上で円滑にJCB法人カードを解約しましょう。
JCB法人カードの解約方法
JCBの一般のカードでは主にインターネット上及び自動音声の電話での解約が可能です。
しかし、JCB法人カードではやや違った方法で解約する必要があるのでそれについて説明していきます。
また、法人カードの契約者本人が死亡してしまった場合もカードの解約を行わなければいけません。
その時の手順はやや複雑なので、そちらについても解説していきます。
JCB法人カードの基本的な解約方法
法人カードは、そのカードを用意して裏面にあるカード発行会社まで契約者本人が問い合わせることによって解約することができます。
逆にいうと、この方法以外に基本的には解約方法がないので留意しましょう。
一般カードに比べて、その点では不便ですがそれほど丁重に扱われているということを意味していると理解しましょう。
この解約方法において最も注意しなければいけない点は契約者本人が問い合わせなければいけないことです。
法人カードでは、契約者本人以外に使用者を追加できるといった機能があります。しかし、その追加した使用者に仕事が忙しいなどの理由で解約を代わりにやってもらうといったことはできません。なので、しっかりと自分で責任を持って解約をしましょう。
契約者が死亡してしまった場合
法人カードにおいても契約者本人が亡くなってしまった場合は解約の手続きをしなければいけません。
この場合においても基本的な解約方法と同様に、法人カード自体を用意した上でカード裏面にあるカード発行会社まで連絡する必要があります。
ただ、この時にはいくつか注意点があります。
それについてJCBの「よくあるご質問」の一部に分かりやすい図があったため、そちらを引用させていただきます。
上記において解約時に関係がある場合はしっかりと表を見ながら正しい対応をして解約手続きを済ませましょう。
【JCB法人カードの解約方法】
- そのカードを用意して裏面にあるカード発行会社まで契約者本人が問い合わせる
- 法人カードにおいても契約者本人が亡くなってしまった場合は、基本的な解約方法と同様に、法人カード自体を用意した上でカード裏面にあるカード発行会社まで連絡する
JCB法人カードの解約前後における知っておくべきこと
上記までにJCB法人カードを解約する時の方法及び注意点を説明しました。しかし、実際はより良く解約をするために事前に知っておくべきこと、解約後における知っておくべきことがあります。
ここではそれらに関わる主に4つのことを説明していきます。
退会手続き完了通知はない
解約を申請した後、実際に解約がしっかりと完了したかどうかを確認する通知書は基本的には送付されていません。
もしも本当に解約が完了したかどうかを確認するためには、JCB変更受付デスクに連絡をする必要があります。
通知書の送付に関してもJCB変更受付デスクに問い合わせなければいけません。
JCB受付デスクへの連絡の電話番号及び受付時間を以下に載せます。
電話番号 … 0120-800-962 (無料)
スマホ・携帯電話の方 … 0570-00-5552 (有料)
受付時間 … 9:00AM~5:00PM(日・祝・年末年始休)
利用残高があっても退会が可能
もしも解約をしたいと思った時にまだ利用残高があっても解約をすることはできます。
もちろん利用残高がなかったことにはなりません。
しっかりと決められた支払い日に登録した口座から自動引き落としがされます。
なので、JCB法人カードを解約したと同時にお使いの登録している口座も解約してしまうと支払いの延滞になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
もし延滞してしまった場合は、発行会社がJCBの時には自身の口座から再度振替をするか、JCBの口座に直接入金しなければいけません。
また、発行会社がJCB以外の場合はカードの裏面にあるカード発行会社に連絡をすることで対応してもらえます。
どちらにしても信用問題になるので、絶対に避けましょう。
ETCスルーカードNも自動に解約される
JCB法人カードを解約すると、それに付随しているETCスルーカードNも自動的に解約されますので注意しましょう。
稀にETCカードを車に挿しっぱなしにして、使っているという方がいらっしゃいます。
その場合にJCB法人カードを解約してしまうとそのETCカードは使えなくなってしまいます。そして、高速道路で周りに迷惑をかけてしまう可能性があります。
そういったことを防ぐためにもしっかりとこの注意点を把握しましょう。
ちなみに、ETCスルーカードNのみを解約することはできます。
その場合には法人カードの一般的な解約方法と同様に、カードの裏面に書かれているカード発行会社に連絡を入れましょう。
年会費を請求されたら、解約しても取り消しできない。
JCB法人カードを解約した時に、すでに年会費を請求されていた場合は取り消しをすることができません。加えて、返金もすることができないので注意しましょう。
これに対応するためには事前に年会費の支払い月と適用期間を把握して、その日が来る前に解約手続きを完了する必要があります。
年会費の支払い月と適用期間に関しては以下のリンクから確認できるので、解約前に一度確認することをおすすめします。
→年会費支払い月・適用期間早見表(公式ページ)
また、年会費が発生する時を事前に通知してくれるといったサービスは行っていないのでよりしっかりと読者の方自身が把握している必要があります。
【JCB法人カードの解約の前後における知っておくべきこと】
- 退会手続き完了通知はない
- 利用残高があっても退会が可能
- ETCスルーカードNも自動に解約される
- 年会費を請求されたら、解約しても取り消しできない
まとめ
ここまででJCB法人カードの解約方法について及びそれにあたり知っておくべきことの解説をしてきました。
法人カードは一般カードに比べて、やはり厳重に管理されていることが分かったと思います。
JCBの法人カードについては基本的にはどのカードにおいても今回の記事でご紹介したような点に注意していただければ問題なくスムーズに解約をすることができます。
今読者の方がJCB法人カードを使っていたとしても、JCBだけでもとても多くの種類がある中でVISAやMasterCardでも多様な法人カードが存在します。
もし、読者の方が今使っているカードよりも優れたカードに乗り換えたり、単純に解約する時は今回の記事は非常に役立つと思います。
そして、読者の方が行っている事業がより良い方向に進んでいくことを願っています。