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2019.04.05
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法人カード・JALカードの締め日と支払日|VISA・MASTERに違いはある?

日本航空(JAL)の子会社である株式会社JALカードが発行するビジネスカードの中に「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」という2種類のカードがあります。

会社経営や個人事業主の人で、出張や通勤などでJALを頻繁に利用されている人なら、今後1枚は持っておいて損はないビジネスカードだと思います。

さらに「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」ともに、「VISA」と「MasterCard」という世界的に信頼のあるブランドが付与されているため、現時点で既にJALの法人カードを活用し、ビジネスされている人も多いのではないでしょうか?

しかし、そんな魅力的なビジネスカードを活用していく上で、最も神経を注ぐポイントが、クレジットカードの締め日と支払日を把握することではないでしょうか。

今回は、JAL法人カードにおける締め日や支払日について解説していきます。

締め日や支払日の日程についての基本的な情報から、日にちを確認する方法、変更する方法はあるのか、また締め日と支払日における注意点についてまとめてあります。

「法人カード/JALカード」の「締め日」と「支払日」とは?

まずはじめに解説していくのは、JAL法人カードにおける「締め日」と「支払日」について解説していきます。計画性を持ってビジネスカードを利用するには、締め日と支払日を正しく理解しておく必要があります。

またJAL法人カードでは「VISA」と「MasterCard」を選択することができますので、そのあたりについてもまとめてありますので、参考にしてみてください。

JAL法人カードの締め日と支払日はいつ?

「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」の締め日と支払日ついて簡潔にお伝えすると下記の通りになります。

「締め日」…毎月15日
「支払日」…翌月の10日

※支払いまでは、最長で「56日間」の支払い猶予がうまれることになります。

ビジネス(法人)カードにおける「締め日」と「支払日」では休日の扱い方が異なります。

はじめに「締め日」ですが、クレジットカードの請求金額が確定する日にちのことを指しています。そのため、JAL法人カードの締め日を指す場合は、毎月15日のことであり、仮にその日が土日祝日であっても締め日自体に影響が出ることはありません。

もちろん翌営業日などに、日にちがずれ込むことなく請求金額が確定されます。ただし後述するように、締め日が多少ずれ込む可能性もありますので注意が必要です。

※翌営業日とは、金融機関が次に営業をする日にちを指しています。

次に「支払日」ですが、これは締め日に確定した金額が指定した法人口座から引き落とされる日にちのことを指しています。

そのため締め日とは異なり、支払日が土日祝日の場合は、「支払日は翌月の10日」と記載されていても、提携金融機関との関係上、翌営業日に引き落としがかかるようになります。

例えば、支払日が「3月10日・日曜日」の場合、翌営業日に変動するため、正式な支払日になるのは「3月11日・月曜日」という形になります。

仮に10日が土曜日の場合であれば、「10日・土曜日」・「11日・日曜日」は引き落としが行われることはありませんので、支払日として口座から引き落とされるのは「12日・月曜日」となります。(仮に月曜日も祝日の場合は、翌営業日の火曜日が支払日になります)

JAL法人カードの年間「締め日・支払日一覧表」

先述してきました内容を、下記の図にわかりやすくまとめてありますので、是非参考にしてください。

左欄には「カードの利用期日と締め日」を記載してあり、右欄には「指定法人口座から締め日に確定した金額が引き落とされる日にち(支払日)」を記載してあります。

締め日(利用期日) 支払日(引き落とし日)
12/16〜1/15 2/10
1/16〜2/15 3/10
2/16〜3/15 4/10
9/16〜10/15 11/10
10/16〜11/15 12/10
11/16〜12/15 翌年1/10

JALカードの締め日がズレる可能性はあるのか?

基本的には、先述しましたように「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」ともに、毎月15日を締め日の目安と考えて良いでしょう。

ただし、ごく稀にJAL法人カードで利用した金額分の明細が、来月以降にずれ込んでいるといった事例も存在しています。

なぜこのようなことが起こるかというと、JAL法人カードを利用したお店(加盟店)から各カード会社へ送られる「売上票」や「払込票」の到着日によっては、請求や払い戻し等が翌月以降にずれ込む可能性があるからです。

具体的な日にちの挙げますと、4月15日にJAL法人カードを利用した明細は、本来であれば「4月15日が締め日となり、翌月5月10日の支払い」となるところが、加盟店等からの伝票の到達日によっては「来月の5月15日での締め日に繰り越され、翌々月の6月10日の支払い」になるというズレが生じる場合があるということです。

また近年多くの方々が利用するAmazonなどの通販、インターネットを介した買い物をされる場合も、ご購入日と明細書に記載されたご利用日が異なるケースも見受けられますので注意が必要になります。

お支払い金額に相違が生まれぬように、お支払い日の約10日前に送付される「ご利用代金明細書」をご確認されるか、「法人カード/JALカード普通カード」、又は「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」、それぞれの会員専用ページにログインされて、振り込みすべき金額をお確かめの上、支払日の前営業日までに自身で指定した法人口座へのご入金をしておくことをおすすめします。

ただし、JAL法人カードの締め日がズレる可能性については、あくまで一例として挙げさせていただきましたので、加盟店によって利用情報が反映されるスピードに多少のタイムラグがある程度に認識されておくと良いかと思います。

JAL法人カードにおける「VISA」・「MasterCard」の相違点はあるのか?

結論からお話しさせていただくと、「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」ともに、どちらのクレジットカードブランドを付与したとしても、締め日や支払日における違いはありません

ただし、JALカード全体では種類が多く、カードの種類によっては締め日や支払日が異なるは場合がございます。

しかし今回の記事内で紹介するJAL法人カードにおきましては、同じ日程になるため、上記で記した期日を守るようにしてください。

「法人カード/JALカード」の締め日や支払日を確認する方法とは?

続いて紹介するのが、JAL法人カードの締め日や支払日を確認する方法になります。

「ご利用代金明細書での案内」

JAL法人カードの締め日は毎月15日となっているため、ここで確定した利用明細が毎月20〜23日頃に確定してきます。

そのため紙ベースでの利用明細は、毎月20〜23日以降の確定後に郵送される流れになります。

「DC Webサービス」

月々の利用明細については、紙ベースだけでなく、Web上でも見ることは可能です。

「DCカード」のWebサービスである「DC Webサービス」に登録することで、項目の1つである「ご利用代金明細照会(速報・確定)」で確認することができます。

また「DC@メールお支払金額サービス」で、毎月の請求金額が確定した際に、Eメールにて請求確定のお知らせを通知することも可能です。

「法人カード/JALカード」の締め日や支払日を変更するには?

次に解説していくのは、JAL法人カードの締め日や支払日を変更するための方法になります。

「支払日を会社の経営状況に合わせてコントロールしたい」という経営者や個人事業主も多くいると思われます。

下記の内容を参考にしてみてください。

「締め日や支払日を変更することはできない」

「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」ともに、締め日や支払日を変更することはできません

そのため、JAL法人カードを利用するは際は、締め日は毎月15日締め切り、支払日は翌月10日(10日が土日祝日の場合は、翌営業日)に指定口座から自動振替で引き落としがかかると理解した上でJAL法人カードを利用するようにしましょう。

「法人カード/JALカード」の締め日や支払日における注意点とは?

冒頭よりお伝えしてきた通り、JAL法人カードを使用する場合は、締め日や支払日に注意しておくことが大変重要となります。

ビジネスカードもクレジットカードの一種であるため、支払い期日を過ぎてしまうと、利用制限がかかったり、利用限度額の減少、最悪の場合、カード利用の停止、同時に組織の信用問題につながる恐れも出てきます。

そのため、毎月の支払金額と支払日については把握することを心がけ、しっかりとお金が引き落とされる状況を作るよう心がけましょう。

ここでは、締め日や支払日における注意点やポイントをについて、いくつか大切な点を下記に列挙してあります。

「支払日が土日祝日の場合は、翌営業日に変更される」

再三お伝えしてきましたように、締め日と支払日では日にちの概念が多少異なります。

特に支払日においては、支払日が土日祝日と重なった場合は、翌営業日に支払いが変更となります。

ただし、支払日が変更させるからといって、それと並行して指定口座に入金する日をずらすようなことは決してしないでください

「利用限度額が回復するのは、締め日ではなく支払日」

よくこの部分を混同して認識している人も多いですが、ビジネスカードの利用限度額が回復するのは「締め日」ではなく、「支払日」になります。

そのため、JAL法人カードにおいても、利用限度額が回復するのは、支払日のため利用頻度をコントロールするよう心がけましょう。

「口座へ入金するタイミングは、最低でも”支払日の2日前”」

よく他のサイトでは、口座内の残高が支払金額に及ばない場合、入金するタイミングとして「支払日の前日または当日でも問題ない」などと書かれていますが、最低でも2日前には入金を済ませておきましょう。

支払いの遅延は信用を悪化させますので、経営する人においては命取りになりかねません。

またJAL法人カードの引き落とし時間についても、各金融機関によって引き落としの時間帯や回数は異なります。

そのため「当日でも問題ない」などとたかをくくってはいけませんし、間に合うかどうかの判断を自分自身で行わないようにしましょう。

引き落とし時間が気になる方がいましたら、ご利用の金融機関で引き落としの時間帯を確認しておきましょう。

「支払日に遅れたとしてもすぐに指定口座に入金をする」

「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」では、支払日以降も「毎営業日」口座引き落としを行なっているため、支払いに遅延したからといって支払いを行わないということは決してしないでください。

また指定した金融機関によっては、毎営業日口座引き落としの対象とならない金融機関もありますので注意が必要です。

毎営業日口座引き落としを実施している金融機関

みずほ銀行 ・三井住友銀行 ・三菱UFJ銀行 ・埼玉りそな銀行 ・りそな銀行 ・青森銀行 ・池田泉州銀行 ・伊予銀行 ・岩手銀行 ・紀陽銀行 ・滋賀銀行 ・親和銀行 ・富山第一銀行 ・南都銀行 ・八十二銀行 ・百十四銀行 ・広島銀行 ・福井銀行 ・北洋銀行 ・みなと銀行 ・山形銀行 ・山口銀行 ・山梨中央銀行 ・横浜銀行

上記以外の金融機関、又は支払い口座が未設定の場合

こちらの場合、支払いが終了していない旨の手紙が送付されるため、そこに記載された案内方法に従って手続きを行うようにしてください。

また支払いが遅れてしまい急がれる方は、「三菱UFJニコス 東京管理部(03-5489-3330)」に連絡するようにしましょう。

「残高不足が発覚した場合は、早急にカード会社へ連絡して次の指示を仰ぐ」

ビジネスカードの支払いの遅延は、再三お伝えしている通り致命的なミスに繋がりかねません。

出来ることなら残高不足や、支払い不可などの事態は避けたいところですが、当日の引き落としが行われないなどに直面した場合は、早急にカード会社の指示を仰ぐことをおすすめします。JAL法人カードの場合は、「三菱UFJニコス 東京管理部(03-5489-3330)」へ問い合わせを行うようにしましょう。

まとめ

今回はJAL法人カードの締め日と支払日について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

指定した金融機関によっては毎営業日引き落としがかかるため、仮に入金を忘れてしまった場合でも、素早く対応すれば最小限に損失を抑えることが可能です。

ただしビジネスカードの場合、支払いの遅延はご法度とも言える行為になります。

そのため、今回の記事で記述してきました通り、締め日と支払日を守って、「法人カード/JALカード普通カード」・「法人カード/JALカードCLUB-Aカード」を正しく使うよう心がけましょう。

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