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「法人向けクレジットカードは後払いだから使い過ぎる心配がある」
「業績や信用がなくても作れる法人向けVisaカードを探している」
経費をカードで支払いたい人には、クレジットカードに対して不便に感じることもあるはず。審査や後払いがない法人向けのカードとしてVisaビジネスデビットがあります。
Visaビジネスデビットは15歳以上の事業主や法人なら誰でも発行できて、年会費無料で使えるデビットカードです。利用したらすぐに口座から料金が引き落とされて、経費を管理しやすいのが魅力。
GMOあおぞらネット銀行が提供するVisaビジネスデビットを詳しく紹介します。
GMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビットとは
VisaビジネスデビットはGMOあおぞらネット銀行が発行するVisaデビット付キャッシュカードです。日本国内に住んでいる15歳以上の個人事業主や法人であれば、カードを利用できます。
発行する方法はGMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設して、キャッシュカードを受け取ることです。開設時に受け取るキャッシュカードにVisaデビットの機能が付いています。
法人での利用であれば、Visaビジネスデビットを追加で発行することが可能です。カードを追加で発行するには、GMOあおぞらネット銀行のホームページから申し込む必要があります。
Visaビジネスデビットを利用できるお店はVisa加盟店だけです。商品を購入する際にカードの1回払いで支払うことを伝えることで、事業費をVisaビジネスデビットで決済できます。
GMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビットの特徴
Visaビジネスデビットは年会費や新規発行手数料が無料であり、カードの保有コストがありません。ただし、カードを追加で発行する場合や再発行する場合は1枚につき税込1,080円かかります。
国内だけでなく海外のVisa加盟店でも、Visaビジネスデビットを利用することが可能です。海外でVisaビジネスデビットを使った場合は3.02%の利用手数料が発生します。
海外のATMに「Visa」や「PLUS」といったマークが付いている場合、Visaビジネスデビットで現地通貨を引き出せます。海外ATMを利用した際の手数料は3.02%です。
GMOあおぞらネット銀行はセブン銀行とイオン銀行に対応していて、それぞれのATMで入出金できます。入金や残高照会は無料ですが、無料回数を超えると出金には108円の手数料がかかるものです。
Visaビジネスデビットを使うために入金するのであれば、手数料を気にせずATMを利用できます。ATMからの出金限度額は初期状態で1日50万円であり、最大200万円まで上限を増やすことが可能です。
メリット
VIsaビジネスデビットにはカードをタッチするだけで決済できる機能があります。買い物時にカードを手渡す必要がなく、決済時に暗証番号やサインが不要なのがメリットです。
タッチ決済を利用するにはタッチ決済に対応したVisa加盟店でショッピングする必要があります。料金の支払い時にVisaカードでの支払いを伝えることで、リーダーにタッチして支払えるのです。
カードを手渡したり挿入したりしなくても料金を支払えるため、利用者にとってスムーズに決済できるのがメリット。Visaビジネスデビットには他にも5つのメリットがあります。
- 信用がなくてもカードを作れる
- 利用した金額の1%がキャッシュバック
- 法人顧客のデビットカード利用は広告費が最も多い
- 年会費や発行手数料が無料
- 限度額をカード毎に制限できる
- Visaビジネスオファーを利用できる
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
信用がなくてもカードを作れる
法人向けのクレジットカードを作れない人でも、Visaビジネスデビットであれば発行できます。カードの発行時に審査されないから、業績や信用に問題があってもカードを持てるのです。
審査がない理由はVisaビジネスデビットでは銀行口座に入っている資金以上の支払いが不可能だから。カードを利用したらすぐに口座から引き落とされるので、信用がなくても問題ないのです。
クレジットカードの場合は料金の支払いをカード会社が立て替えて、後日に利用者の口座から代金を引き落とします。利用者に信頼があることでクレジットカードは発行されるのです。
Visaビジネスデビットではカード会社が代金を立て替えませんし、銀行口座にお金がなければ利用できません。お金が返ってこないリスクがないから、審査なしでカードを発行しているのです。
利用した金額の1%がキャッシュバック
Visaビジネスデビットにはカードの利用額に対して1%キャッシュバックされるキャンペーンがあります。還元率1%で使えるから大半の法人向けクレジットカードよりもお得です。
売上確定情報から対象の取引が集計されて、毎月21日に前月分の利用額に対してキャッシュバックされます。手数料の支払いや海外ATMで現地通貨を取り出した場合はキャッシュバック対象外です。
1日に500万円までVisaビジネスデビットを利用できるから、高額な経費を支払いつつ多額のキャッシュバックを狙えます。少しでも経費を削減したい法人や事業主にキャッシュバックは便利ですね。
法人顧客のデビットカード利用は広告費が最も多い
先ほど紹介したキャッシュバックで1%が還元されるというメリットから、広告運用に利用する方が半数以上占めています。
広告運用はやり方次第でもありますが、大きな金額が動きやすく、広告運用で収益を上げ続けられれば、このキャッシュバックも実質的な利益として計算できますね。
広告運用を積極的に行っていれば月数百万円、数千万円のお金が動くこともあります。
キャッシュバックの上限もないため、特に大きく運用している経営者にとっては大きなメリットになりますね。
年会費や発行手数料が無料
大半の法人向けクレジットカードでは年会費が有料ですが、Visaビジネスデビットであれば年会費は無料です。カードを発行するための手数料も必要なく、保有コストを減らせるメリットがあります。
セブン銀行やイオン銀行での入金にかかる手数料も発生しないため、カードを利用するためのコストもありません。カードの保有コストや利用コストがないから、無駄な経費を抑えられます。
追加カードを発行した場合は1枚につき1,080円の発行手数料がかかりますが、年会費は追加カードも無料です。手数料をできるだけ支払いたくない人にVisaビジネスデビットは最適ですね。
限度額をカード毎に制限できる
Visaビジネスデビットの利用限度額は口座に入金されている残高までです。GMOあおぞら銀行ネット銀行のホームページで手続きすることで、以下の範囲で利用限度額を設定できます。
- 国内や海外のショッピング:1日あたり1,000円から500万円
- 海外ATMから現地通貨を引き出し:1日あたり1,000円から100万円
カードを追加で発行して従業員に持たせる場合、不正利用を防ぐために上限額をカード毎に制限することが可能です。例えば以下のように限度額を設定することで、無駄に経費が増えることを防げます。
- 代表取締役が保有する本カード:1日あたり50万円
- 役員が保有する追加カード:1日あたり20万円
- 社員が保有する追加カード:1日あたり5万円
法人で利用するためにカードを追加発行するときは、不正利用を防ぐために上限額を設定しておきましょう。
Visaビジネスオファーを利用できる
Visaビジネスデビットを持っている法人や事業主であれば、Visaビジネスオファーによる優待を受けられます。各種優待サービスを利用することで経費を削減することが可能です。
実際にVisaビジネスオファーにより受けられる優待サービスの一例は以下の通り。
- Yahoo!プロモーション広告:新規申し込みで広告費用5,000円分プレゼント
- ハローストレージ:1ヶ月分の利用料金相当額が無料
- ワシントンホテル・ホテルグレイスリー:宿泊料金から10%割引
- 印刷サイト「スプリント」:プリントサービスを5%割引
- ブラザーダイレクトクラブ:全商品が10%割引
優待サービスの詳細や利用方法はVisaビジネスオファーのホームページからログインすることで確認できます。経費削減に役立つ優待を利用できるのもVisaビジネスデビットの強みです。
デメリット
1%の高い還元率でキャッシュバックを受け取れて、年会費無料で利用できるのがVisaビジネスデビットのメリットです。さまざまなメリットがある一方でVisaビジネスデビットにはデメリットもあります。
カードを検討している人が特に気をつけるべきポイントは以下の3つです。
- 一部の店舗では利用できない
- 1回払いしか選べない
- GMOあおぞらネット銀行の口座が必要
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
一部の店舗では利用できない
Visaビジネスデビットはクレジットカードとは違って、一部のお店やサービスでは利用できません。例えば以下のようなVisa加盟店で利用すると、決済できないことがあるのです。
- Visaに加盟しているガソリンスタンド
- 渡航している航空機における機内での販売
- 有料道路での料金所
- スマホやネット回線を提供する通信プロバイダ
これらの他にもデビットカードに対応していないお店はあり、Visaビジネスデビットでは料金を支払えないので注意しましょう。
1回払いしか選べない
Visaビジネスデビットでは支払い時に1回払いしか選べず、分割払いやリボ払いは不可能です。複数回にわけて経費を支払いたくても、デビットカードだから支払いを後回しにできません。
もし高額な事業費を分割して支払いたい場合は、金融機関からビジネスローンを借りて決済口座に入金することを勧めます。カードで一括払いしておき、ローンを返済することで分割払いを実現することが可能です。
GMOあおぞらネット銀行の口座が必要
法人向けクレジットカードでは引き落とし口座を指定できますが、Visaビジネスデビットでは決済口座をGMOあおぞらネット銀行の法人口座しか選べません。
Visaデビット機能がキャッシュカードに紐づけられているから、GMOあおぞらネット銀行の口座がなければVisaビジネスデビットを利用できないのです。
利用する銀行口座が増えるため管理が面倒になるデメリットがあります。クレジットカードとは違って、新しく銀行口座を作る必要があるのがVisaビジネスデビットの欠点ですね。
GMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビットカードの評判・口コミ
「GMOあおぞら銀行に興味があるけど、利用者の評判が気になる」と思う人もいるはず。実際にインターネットで利用者の声をまとめると、以下のような評判や口コミがあります。
- 利用者に対するユーザーインターフェースやセキュリティが良い
引用:https://twitter.com/block_chan/status/1025776135135584256 - 他の銀行とは目的別口座の使い勝手がちがって便利
引用:https://twitter.com/oharu_a/status/1029170000219656192 - セキュリティに重視したカードが面白い
引用:https://twitter.com/dot_nitrog/status/1037319671517573120
利用者がサービスを使いやすいよう工夫されていて、セキュリティも整っているのがGMOあおぞらネット銀行の評判です。ネット銀行に不安がある人でも問題なく利用できます。
GMOあおぞらネット銀行Visaビジネスデビットカードは審査不要?
「Visaビジネスデビットは本当に審査がないのか?」と疑う人もいるはず。実際にVisaデビット付キャッシュカードの商品概要説明書を確認すると、以下のお客様が利用できることが分かります。
- 日本国内に住んでいる15歳以上の個人または個人事業主
- 日本で法律に基づいて法人を設立したお客様
説明書には審査によってカードを発行できない可能性が記載されていないため、審査不要でカードを発行できるのです。法人または個人事業主であれば、誰でもVisaビジネスデビットを利用できます。
申し込みに必要な書類
Visaビジネスデビットを発行するにはGMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設することが必要です。法人口座の開設にはいくつかの書類を用意して、銀行に提出する手続きがあります。
法人のお客様が法人口座を開設する場合、必要な確認書類は以下の通りです。
- 履歴事項全部証明書または登記簿謄本
- 印鑑証明書
- ホームページのアドレスまたは会社案内パンフレット
- 法人番号指定通知書または法人番号印刷書類
- 取引担当者の本人確認書類
個人事業主が法人口座を開設する場合、必要な確認書類は以下の通りです。
- 開業届書または確定申告書
- (上記の書類がない場合)納税証明書または行政機関発行の許認可証
- ホームページのアドレスまたは事業案内パンフレット
法人口座の開設にはさまざまな書類が必要になります。開設する際は余裕をもって手続きを進めることがオススメです。
まとめ
Visaビジネスデビットは法人や事業主であれば誰でも使えるデビットカードです。Visa加盟店でカードを利用できて、利用した金額の1%がキャッシュバックされます。
カードの年会費や新規発行手数料は無料であり、Visaビジネスオファーにより優待を受けられるのが魅力です。事業費をカードで支払って経費を削減したい人にVIsaビジネスデビットを勧めます。