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2019.04.25
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加盟店で違う!コスモコーポレートカードの締め日と支払日とは?

「事業で社用車をよく使うため、従業員向けに給油専用カードを発行したい」と考える人もいるはず。コスモコーポレートカードはコスモ石油でのみ使えるハウスカードを発行できる便利な法人カードです。

本カードとハウスカードを同時に発行することで、経営者が本カードを利用して従業員が給油専用のカードを利用することが可能。カードを利用するお店によって締め日と支払日は異なります。

加盟店によって違うコスモコーポレートカードの締め日と支払日を詳しく見ていきましょう。

コスモカードの締め日と支払日は2種類

JCBが発行するコスモコーポレートカードの締め日と支払日は2種類あります。

締め日:毎月15日。支払日:翌月10日
締め日:毎月末日。支払日:翌々月10日

コスモコーポレートカードには一般法人カードとゴールド法人カードがありますが、締め日と支払日はどちらも同じです。ハウスカードの場合は締め日が毎月月末、支払日が翌々月10日のみになります。

締め日と支払日が2種類ある理由はカードを利用できるお店によって決済情報の取り扱いが異なるからです。カードを利用する店舗で利用金額の請求が早まることもあります。

「思ったよりも料金の請求が早くて、資金練りが厳しい」とならないよう注意しましょう。コスモコーポレートカードではコスモ石油SSとJCB加盟店で締め日と支払日がわかれています。

コスモ石油SSで利用した場合

日本全国にあるコスモ石油サービスステーションでカードを利用した場合、毎月末日に利用金額を締め切り、翌々月10日にコスモ石油で利用した金額が登録口座から引き落とされます。

締め日と支払日の間が長いため、コスモコーポレートカードを利用することで最大70日間の支払い猶予を得られます。2ヶ月以上も支払い猶予があれば、事業の資金練りは楽になるはず。

例えば4月1日にコスモ石油SSで社用車にガソリンを給油して、コスモコーポレートカードで料金を支払うとします。その場合は利用金額は4月30日に締め切られて、6月10日に口座から料金分が引き落とされるのです。

事業で利用する社用車の数が多くてコストがかかる法人でも、コスモコーポレートカードがあれば資金に余裕を持てます。コスモ石油SSでカードを利用すると支払い猶予が長くなるのが特徴です。

JCB加盟店で利用した場合

コスモコーポレートカードの一般カードやゴールドカードであれば、JCB加盟店での料金支払いに使えます。カードをJCB加盟店で使った場合、毎月15日に利用分を締め切り、翌月10日に利用分が口座から引き落とされるのです。

JCB加盟店を利用した場合の最大支払い猶予は55日間であり、コスモ石油SSで利用した場合より15日間短いのがデメリット。給油以外での事業費決済では料金の支払いが早まるため注意しましょう。

例えば4月16日にJCB加盟店で備品をカードで購入した場合、6月10日に登録している法人口座から備品の料金が引き落とされます。毎月16日から月末までの支払いであれば、利用分の引き落とし日は同じです。

もしコスモコーポレートカードのハウスカードのみを発行している場合、JCB加盟店で利用できないので締め日が毎月末日に固定されます。

コスモコーポレートカードの支払いについて

コスモコーポレートカードではカードの種類によって利用できる支払い方法が変わります。コスモコーポレートハウスカードの場合、支払い方法はショッピング1回払いのみです。

もしハウスカードでリボ払いや分割払いを希望しても、1回払いしか選べないため注意しましょう。一般カードやゴールドカードであっても、コスモ石油SSで利用する場合は1回払いでの支払いになります。

JCB加盟店でコスモコーポレートカードの一般カードやゴールドカードを利用する場合、JCBが定めている支払い方法を選ぶことが可能です。カード利用者が選べる支払い方法は以下の5つ。

  • ショッピング1回払い
  • ショッピング2回払い
  • ボーナス1回払い
  • ショッピング分割払い
  • ショッピングリボ払い

それぞれの支払い方法を簡単に解説します。

ショッピング1回払い

クレジットカードを利用する大半の人が選ぶ支払い方法がショッピング1回払いです。カードを利用した金額を1回で支払えて、手数料が発生しないメリットが1回払いにはあります。

カードによってはショッピング1回払いしか選べないため注意しましょう。コスモコーポレートカードの場合はハウスカードとETCカードの利用金額は1回払いで請求されます。

JCB加盟店でコスモコーポレートカードの一般カードやゴールドカードを利用する場合、1回払い以外の支払い方法を選ぶことが可能です。

ショッピング2回払い

店舗でのカード支払い時にショッピング2回払いを希望することで、請求を2回に分けられます。2回払いを利用する手数料は無料であり、無駄なコストを支払うことなく支払い猶予を延ばすことが可能です。

例えば4月16日に100万円の備品をカードにより2回払いで購入するとします。その場合は6月15日と7月15日に50万円ずつ口座から引き落とされて、支払い期間が86日間まで増えるのです。

2回払いを利用できる限度枠はカードによって決められてあり、最大限度額は300万円。「手数料を支払わずに分割支払いを利用したい」人にショッピング2回払いはオススメです。

ボーナス1回払い

コスモコーポレートカードは法人向けカードですが、夏か冬のボーナス月に利用金額を支払うボーナス1回払いを利用できます。ボーナス1回払いを利用できる期間や支払日は以下の通りです。

  • 夏のボーナス支払い:利用期間は12月16日から6月15日:支払日は8月10日
  • 冬のボーナス支払い:利用期間は7月16日から11月15日:支払日は1月10日

ボーナス1回払いの最大支払い猶予は237日間であり、利用者への手数料はありません。利用可能枠はカードによって変わり、ボーナス1回払いの最大限度額は300万円です。

利用期間外の場合はボーナス1回払いを選べず、他の支払い方法を選択することが必要です。カードでボーナス払いをしたい人は利用期間に注意しましょう。

ショッピング分割払い

分割払いに対応しているJCB加盟店でカードを利用する場合、分割回数を選んで分割払いすることが可能です。分割回数は3回、5回、6回、10回、12回、15回、18回、20回、24回から選べます。

分割払いでは利用金額に対して決められた手数料率がかかり、支払い時に元金と利息額が引き落とされる仕組みです。

例えば5月1日に12万円の備品を3回払いで購入した場合、手数料率が18%だと以下の金額が口座から引き落とされます。

  • 6月10日に引き落とされる金額:40,742円。未払い分は80,796円
  • 7月10日に引き落とされる金額:41,003円。未払い分は41,004円
  • 8月10日に引き落とされる金額:41,004円。未払い分は41,619円

キャッシュフローが厳しくて返済しにくい時に分割払いを利用することがオススメです。

ショッピングリボ払い

利用者があらかじめ請求額を決めておき、毎月請求額と手数料を支払うことでカードを利用できるのがリボ払いです。高額な支払いがあっても請求額が高額にならないメリットがあります。

例えば5月1日に5万円の備品をリボ払いで購入して、毎月の支払額を1万円に設定します。手数料率が15%であり定額コースの場合、支払いスケジュールは以下の通りです。

  • 6月10日に引き落とされる金額:10,534円
  • 7月10日に引き落とされる金額:10,493円
  • 8月10日に引き落とされる金額:10.382円
  • 9月10日に引き落とされる金額:10,254円
  • 10月10日に引き落とされる金額:10,123円

どんなにカードを利用しても請求額が一定になるメリットがあるため、資金練りに余裕がない法人にリボ払いを勧めます。

締め日と支払日における注意点

クレジット機能のあるコスモコーポレートカードを利用する場合、締め日や支払日に注意することが必要です。間違った認識でカードを利用すると、損害金や信用リスクが発生する場合があります。

事業費決済でカードを利用する人が注意すべきポイントは以下の3つです。

  • ETCカードの締め日と支払日は異なる
  • データの送信が遅れると請求日も遅れる
  • 支払日までに入金しないと遅延損害金が発生

それぞれの注意点を詳しく解説します。

ETCカードの締め日と支払日は異なる

コスモコーポレートカードでETCスルーカードNを発行して利用した場合、ETCの利用金額はコスモ石油SSと同じように請求されます。ETCカードの締め日は毎月末日であり、支払日は翌々月10日です。

JCB加盟店の利用とETCの利用では締め日と支払日が異なるため、料金の請求日が異なることに注意しましょう。

データの送信が遅れると請求日も遅れる

カードの利用日はお店が決済データを送信した日であり、決済データの送信が遅れると請求日も遅れます。例えば4月15日に備品を購入した場合、決済データの遅れにより5月10日に備品費用が請求されないこともあるのです。

締め日ギリギリにカードを利用すると、利用金額の請求が遅れる可能性があることを知っておきましょう。

支払日までに入金しないと遅延損害金が発生

カードの支払日までに請求額分の資金を入金していない場合、利用者に対して遅延損害金が発生します。遅延損害金は支払日から入金が完了する日まで発生し、支払いが遅れるほど損害金は高くなるのです。

支払いが遅れて無駄な手数料が発生することを防ぐために、支払日の前日には利用金額を入金しておくことを勧めます。

滞納すると信用リスクにつながる

法人カードの支払いを滞納した場合、利用者の信用が落ちるデメリットがあります。信用がなくなるとカードの利用可能枠が減ったり、利用停止処分されたりするので注意しましょう。

カード会社は金融機関と信用情報を共有しているため、滞納すると融資の面でも不利になります。資金を調達しやすくするために、支払いの滞納は防ぐべきですね。

支払いが遅れそうなときは?

「口座に資金が少なくて支払いが遅れそう」と悩む事業主も中にはいるはず。滞納を防ぐためには以下の3つの方法を活用することがオススメです。

  • 1回払いをあとから変更する
  • 法人口座を1つにまとめる
  • 金融機関から資金を借りる

それぞれの方法を簡単に解説します。

1回払いをあとから変更する

コスモコーポレートカードをJCB加盟店で利用した人であれば、ショッピング1回払いをあとから変更できます。MyJCBで1回払いを変更締切日までに変更することで、最長6カ月先まで支払い猶予を作れるのです。

数カ月の支払い猶予があればその間に事業活動して資金を用意することは可能です。あとから変更できる支払い方法は1回払いのみであり、分割払いやリボ払いは変更できないため注意しましょう。

法人口座を1つにまとめる

法人によっては利用用途に合わせて複数の法人口座を持っている人もいるはず。カードの支払い滞納を防ぐには利用する法人口座を1つにまとめて、資金を集めることがオススメです。

法人カードの支払い口座と売り上げの入金口座を1つにまとめることで、管理が楽になり滞納を防ぎやすくなります。利用する法人口座を1つにすれば、経費の処理も効率化できるのです。

複数の法人口座を持っているとまとめるのは面倒かもしれません。ですが法人口座を減らすだけで今後の作業が楽になるため、使用する法人口座の数を減らすことは重要です。

金融機関から資金を借りる

法人カードは事業費決済に利用しているため、事業費の支払いが遅れそうになったらビジネスローンを検討することがオススメです。金融機関から資金を融資されれば、支払いの滞納を防げます。

借りたビジネスローンは後で返済する必要がありますが、支払い猶予を延ばせるから資金練りが楽になるのがメリットです。多額のビジネスローンを借り入れることで事業で使える資金を増やすことも可能。

信用情報が傷つくことを防ぐために、カードの支払いが遅れそうなときは資金を借りることを検討しましょう。

まとめ

コスモコーポレートカードの締め日と支払日は利用する店舗によって異なります。JCB加盟店での利用では毎月15日が締め日となり、翌月10日が支払日になるのです。

コスモ石油SSやETCカードを利用した場合、締め日は毎月末日となり支払日は翌々月10日になります。締め日と支払日に注意して法人カードを利用しましょう。

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