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2019.04.30
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カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードの良し悪しと全知識

「伊藤忠エネクスSSのガソリンカードとして利用できる」ことが特徴のカーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カード。

「専用のハウスカードを何枚でも発行できる」「高還元率のキャッシュバックがある」など魅力の多いガソリンカードです。

とくにキャッシュバックは出張旅費・交通費の最大3%とかなりの好条件です。伊藤忠エネクスSSは数が多くないですが、近くにあるならぜひ利用したいカードです。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードのメリット・デメリット、他のカードとの比較について見ていきましょう。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードの特徴

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードなら、ハウスカード、ETCカードを何枚でも発行できます。ガソリン代、高速代などの経費管理を楽にしてくれるはずです。これらの交通費にもキャッシュバックがつくのもポイントです。

一方で、伊藤忠エネクスSSが少ないことなどはデメリットとなります。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードのメリット・デメリットをそれぞれ確認していきましょう。

メリット

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードのメリットは以下の4点です。

  • 伊藤忠エネクスSS専用「ハウスカード」を発行できる
  • 出張旅費・交通費の最大3%をキャッシュバック
  • 「ETCカード」を何枚でも追加発行できる
  • 充実のJCB法人カードサービスを利用できる

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードのメリットをそれぞれ見ていきましょう。

伊藤忠エネクスSS専用「ハウスカード」を発行できる

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードなら、伊藤忠エネクスSS専用の「ハウスカード」を何枚でも追加で発行できます。ハウスカードには年会費などの費用は一切かかりません。

事業主の中には「従業員のガソリン代の清算用にクレジットカードを持たせたいけど、使い込みなどの不正利用が心配」という方も多いと思います。そんな事業主の方にハウスカードがおすすめです。

ハウスカードにはクレジット機能がありません。伊藤忠エネクスSS内の給油の支払いにのみ利用できます。安心して従業員に持たせることができます。

ハウスカードは何枚でも発行できます。営業でガソリン代の清算が必要な従業員が多数いる場合でも対応できます。営業車の一台一台にカードを発行することも可能です。ガソリン代の清算がかなり楽になるでしょう。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ドのハウスカードはじつは単体での発行も可能です。一般カードを発行しなくてもハウスカードだけでも発行することもできます。

ただしハウスカード単体での発行の場合には、利用可能枠は50万円となります。

一方、一般カードと合わせて発行した場合には、ハウスカードの方も一般カードの利用可能枠内で利用でき、最大で100万円の利用可能枠を設定できます。

50万円を超える利用可能枠が必要な場合には、一般カードと合わせてハウスカードを発行すると良いでしょう。

出張旅費・交通費の最大3%をキャッシュバック

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードでは、出張旅費・交通費の最大3%がキャッシュバックされます。

出張旅費・交通費限定ではありますが、還元率3%となるとかなりインパクトが大きいですよね。しかも一般カードでこの還元率です。

キャッシュバックの仕組みは以下の通り。

  • 前月のカード利用額に応じてキャッシュバック率が決定
  • 出張旅費・交通費の最大3%をキャッシュバック

キャッシュバック率は利用額に応じて以下の通りです。

100万円以上:3.0%
80万円以上~100万円未満:2.5%
60万円以上~80万円未満:2.0%
40万円以上~60万円未満:1.5%
20万円以上~40万円未満:1.0%
5万円以上~20万円未満:0.5%
5万円未満:0%

3%の利率を得るには100万円のカード利用が必要ですが、法人カードとして事業に使うことを考えると設定額を超えるのは難しくないでしょう。

キャッシュバックは出張旅費・交通費に適用されます。交通費にはガソリン代や高速代も含まれます。カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードにはガソリン購入時の直接値引きはありませんが、キャッシュバックで還元を受けられるわけです。

ガソリン代の精算を楽にしてくれるだけでなく、経費の節約に貢献してくれるのは嬉しいところです。

注意したいのは、キャッシュバックはハウスカード単体で発行した場合には対象外という点です。キャッシュバックを受けたいなら、一般カードと合わせてハウスカードの発行を行いましょう。

「ETCカード」を何枚でも追加発行できる

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードは、ETCカードを追加発行できます。ETC専用ICカードは何枚でも無料で発行できますので、従業員一人一人に持たせることも可能です。

従業員が高速道路を利用することが多い場合には、営業車の各車両に発行しておけば清算がぐっと楽になるでしょう。ハウスカードと合わせてETCカードも各従業員に発行しておけば、かなり経費管理が楽になるはずです。

充実のJCB法人カードサービスを利用できる

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードではJCB法人カードならではの便利なサービスを利用することができます。

一例をあげると以下のようなサービスがあります。

▼オンライン上で明細を確認できる。
 「MyJCB」「JCB E-Co明細」

▼オンライン予約でき、チケットレス国内出張が可能
 「JCB.ANA@desk」など

便利なのが「JCB E-Co明細」で、こちらはETCカードの金額・走行日・利用区間・をオンラインで確認できる法人専用サービスです。高速代の経費管理に役立ってくれるはずです。

また「JCB.ANA@desk」も便利です。こちらは法人向けの航空券予約サービスです。オンラインから予約ができます。急な出張にも対応できるのもポイントです。また搭乗日が利用明細に記載されるので、出張管理にも便利です。

デメリット

ガソリンカードとして便利なカーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードですが、デメリットもいくつかあります。合わせて確認しておきましょう。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードのデメリットは以下の2点です。

伊藤忠エネクスのガソリンスタンドが少ない
付帯保険がついていない

伊藤忠エネクスのガソリンスタンドが少ない

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードは、伊藤忠エネクスのガソリンスタンドが少ないという点はデメリットです。

ハウスカードとして利用を考えているなら、やはり事業所の近くに伊藤忠エネクスが近くにあるのが大前提となります。伊藤忠エネクスがない場合には、他のはガソリンカードを検討すると良いでしょう。

付帯保険がついていない

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードには付帯保険が一切ありません。旅行傷害保険、ショッピング保険含め、一切の付帯保険がありません。

一般カードでも付帯保険が付く場合もあるので、この点はデメリットとなるでしょう。

法人カード選びとしてカーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードを比較

大切な法人カード選びだから、他の法人カードとも比較して慎重に決めたいと考えている事業主の方も多いと思います。

とくに他のガソリンカードとの比較も気になるところだと思います。

  • 初めてのカード選びとして比較
  • 他の法人向けガソリンカードと比較

をそれぞれ見ていきましょう。

初めてのカード選びとして比較

初めての法人カードおすすめなのが「ライフカードビジネスライト」です。

ライフカードビジネスライトならではのメリットは「年会費無料」という点です。まずは法人カードを一枚発行してみたいという事業主の方にはぴったりのカードです。審査も比較的通りやすいカードなので、初めてでも申し込みしやすいのが魅力です。

一方で、カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードは「ハウスカードが発行できる」などガソリンカードとして便利に利用できる点がメリットです。ガソリンカードが欲しいという明確な意思がある方は、カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードを選ぶと良いでしょう。

他の法人向けガソリンカードと比較

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードを、他の法人向けガソリンカードとも比較してみましょう。

他のガソリンカードでおすすめなのが、

  • ENEOS BUSINESS
  • シナジーJCB法人カード

の2つです。それおぞれ比較を見てきましょう。

ENEOS BUSINESSと比較

法人向けガソリンカードとして有名なのは「ENEOS BUSINESS」です。店舗数最多のENEOSのガソリンカードであることが特徴です。ENEOSのガソリンスタンドで契約価格にて給油を行うことが可能です。

ENEOS BUSINESSならではのメリットは以下の通りです。

  • 店舗数最多のENEOSのガソリンカードである
  • ENEOSで契約価格にて給油が可能

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードにはガソリン代の直接の値引きはないので、「契約価格」での給油にはメリットを感じる方も多いでしょう。

ただし、注意したいのがガソリン代における契約価格というものです。じつは契約価格の給油は必ずしも安くなるわけではありません。

契約価格は入会したSSを運営しているカード発券店との間で取り決めで決まります。そしてこの契約価格が全国のENEOSで適用されることになります。

基本的には契約価格の方が普通の給油価格よりも安くなりますが、契約価格の方が高くなることも可能性としてはあり得ます。特に契約後に全国の給油の価格が下落した場合には、契約価格の方が高くなってしまうことが多いです。

このあたりはENEOS BUSINESSを契約する前によく確認しておく必要があるでしょう。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードについてはガソリン代の値引きはありませんが、キャッシュバックがあるのでかならず還元を受けられます。

とくに最大3%の還元は一般カードとしてはかなり高水準です。このあたりはENEOS BUSINESSと比べて大きなメリットをいえます。

以上まとめると、「ENEOSで利用したい」「契約価格で給油したい」という人は【ENEOS BUSINESS」がおすすめです。

また、「伊藤忠エネクスSSで利用したい」「キャッシュバックに魅力を感じる」などの点ににメリットを感じる人は「カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カード」を契約すると良いでしょう。

シナジーJCB法人カードと比較

ガソリンカードとしてもう一つおすすめなのが「シナジーJCB法人カード」です。

一般カード、ゴールドカードの2種類から選ぶことができます。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ドは一般カードのみなので、ゴールドカードがあることはひとつポイントとなります。ゴールドカードならではの充実した優待サービスや、手厚い付帯保険を利用したい人はシナジーJCB法人カードがおすすめです。

またシナジーJCB法人カードは今後はENEOSでも利用可能になります。こちらは「ESSO」「Mobil」「ゼネラル」のガソリンカードでしたが、JXグループと東燃ゼネラルグループの経営統合に伴い、全国のENEOSで利用可能になります。

いままではENEOSUの法人向けガソリンカードと言えばENEOS BUSINESSでしたが、この度シナジーJCB法人カードなども仲間に加わります。一気にシナジーJCB法人カードの魅力が高まりました。

また、シナジーJCB法人カードではガソリン代の直接値引きがあります。一般カードでリッター最大7円引き、ゴールドカードでリッター最大10円引きです。このあたりもエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードにはないメリットといえるでしょう。

一方でエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードならではの魅力は、ハウスカードが発行できることです。

ガソリンスタンド内の支払いに限定したカードを、各従業員に持たせることができるのは、シナジーJCB法人カードにはないメリットです。

また「伊藤忠エネクスSSで利用したい」というのであれば迷わずエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードを選ぶのが良いでしょう。

以上まとめると

  • ENEOSで利用できる
  • ガソリン代の直接値引きがある

などの点に魅力を感じるならシナジーJCB法人カードがおすすめです。

また、

  • 伊藤忠エネクスSSで利用できる
  • ハウスカードを発行できる

などの点ににメリットを感じる人は「カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カード」を契約すると良いでしょう。

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードの基本情報データ

カーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードの基本データは以下の通りです。

・年会費:1250円
・還元率:出張旅費・交通費の最大3%(上限15,000円)
・国際ブランド:JCB
・利用可能枠:10万~100万円
・国内旅行傷害保険:なし
・海外旅行傷害保険:なし
・国内・海外渡航便遅延保険:なし
・ショッピング保険:なし
・追加発行できるカード:ETCカード、ハウスカード
・締め日:毎月15日
・支払日:翌月10日
・申込資格:法人または個人事業主

まとめ

「専用のハウスカードを何枚でも発行できる」「高還元率のキャッシュバックがある」などガソリンカードとして魅力が詰まったカーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カード。

法人向けのガソリンカードの利用を考えていて、近くに伊藤忠エネクスのガソリンスタンドがあるのなら、ぜひカーエネクスパートナーズJCBカ-ド/一般カードを検討すると良いですね。

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