ステータスの最高峰との呼び声も高いアメリカンエキスプレスクレジットカード。会員ならではの特典の豊富さが魅力のクレジットカードですが、あまりメリットが感じられないと思った時にはすぐさま解約の手続きを行いましょう。
この記事では、法人クレジットカードの解約方法、また、解約する前に確認しておかなければならないこと、再契約する際に注意する点について、分かりやすく説明しています。解約前にぜひ一読ください。
アメリカンエキスプレス法人クレジットを解約する方法
アメリカンエキスプレスクレジットカードには一般カードとビジネスカード、提携カードなどの種類があります。ビジネスカードはいわゆる法人クレジットカードのことになり、法人・個人事業主におすすめのクレジットカードとなっています。
そのビジネスカードを解約するには、どのような解約方法があるのでしょうか。
ネットから解約する方法
パソコン、スマートフォンの普及にともない、クレジットカードの入会、申し込みはネットを利用した便利なものとなっています。しかし、クレジットカードの解約に関してはほとんどのクレジットカード会社では受付を行っておりません。
それは、アメリカンエキスプレスビジネスカードの解約も同様。申し込みはネットから行えますが、解約については電話のみの対応となっており、インターネットからは行えませんので、ご注意ください。
ちなみに、公式サイトにはアメリカンエキスプレスビジネスカード会員様専用窓口として、0120-941760の案内が掲載されております。受付時間は9:00~17:00、土日祝はお休みとなっています。
その他のビジネスカードのお問い合わせに関しては、公式サイト内お問い合わせ窓口にて、ご確認ください。
コールセンターから解約する方法
アメリカンエキスプレスビジネスカードの解約は、まず、お手元にアメリカンエキスプレスビジネスカードを用意し、カードの裏面に記載されている連絡先を確認しましょう。
一般的にほとんどのクレジットカードの裏面には、そのクレジットカード会社の連絡先が記載されています。アメリカンエキスプレスビジネスカードの裏面に記載されている連絡先に電話を入れ「解約したい」と伝えますと、解約手続きを行うコールセンターの連絡先を案内してくれますので、メモに残しましょう。
あとは、そのコールセンターに電話をかけて、再び、解約する旨を伝えるだけです。
解約に必要な費用は?
アメリカンエキスプレスビジネスカードの解約に関する手数料についてですが、一般クレジットカード同様、解約に必要な費用は基本的には発生しません。
不安な場合は、アメリカンエキスプレスカードの公式サイト、また、問い合わせ先へ連絡を入れ、解約手数料が発生するか否かを問い合わせることをおすすめします。
お急ぎの場合はアメリカンエキスプレスビジネスカードの裏面に記載されている連絡先に電話を入れ、問い合わせてみてはいかがでしょう。
解約する前に行っておくべき作業
アメリカンエキスプレスビジネスカードを解約する前に確認しておくべき作業があります。忘れずに確認し、スムーズに解約手続きを行いましょう。
ポイントを確認する
昨今、どんなクレジットカードにも利用するたびに貯まるポイントがあります。そのポイントがクレジットカードの魅力の一つでもありますが、解約する前にはそのポイントを確認しておきましょう。
すべてのポイントを使い切った後で解約の手続きを行うことをおすすめします。
利用歴を確認
もう一点注意すべきことがあります。それは、利用歴の確認です。解約しようと思っているアメリカンエキスプレスビジネスカードをスマートフォンやネット利用料、水道光熱費などの毎月引き落とされる項目の自動引き落とし先に指定していませんか?
自動引き落とし先に指定している場合は別のクレジットカードに変更しておきましょう。
また、以前利用した時のリボ払い、分割払いは残っていませんか?
解約すると、これらの支払いが一括での支払いになります。一括で支払える場合は問題ありませんが、金額が大きくなってしまう場合は、リボ払い、分割払いが完済できるタイミングで解約手続きを行うことをおすすめします。
ETCカードと家族カードについて
アメリカンエキスプレスビジネスカードを解約する際、ETCカード、家族カードを付帯する方も少なくありませんが、解約と同時にそのETCカード、家族カードも同時に解約となります。
ご家族が解約を知らずに利用してしまった際、その支払いが一括での支払いとなってしまう恐れがあるため、解約前にETCカード、家族カードの利用歴を確認し、回収しておきましょう。
新しい法人クレジットカードの作成
アメリカンエキスプレスビジネスカードのみを利用していた場合、解約する前に新しい法人クレジットカードを作成しておかなければなりません。
法人クレジットカードと聞けば、株式会社、有限会社などの法人株をもっている経営者でなければ入会できないようなイメージがありますが、自営業、個人事業主でも問題なく作成できますので、安心してください。もちろん、起業したばかりの経営者でもOKです。
新しい法人クレジットカードを作成する際、選ぶポイントは、年会費、月会費、ポイント還元率、利用先などになります。コスパの良い、使い勝手の良い法人クレジットカードを選び、作成しておきましょう。
アメックスの再契約について
アメリカンエキスプレスビジネスカードに限らず、クレジットカード会社は再契約を嫌う傾向にあります。その理由を説明します。
解約時のデメリット
利用者のもっとも大きなデメリットは、審査に通りにくくなることです。解約し、再び、同じ法人クレジットカードに申し込みを行っても、クレジットカード会社があなたを要注意人物とみなす恐れがあるからです。
例えば、その法人クレジットカードが申込み者に入会記念として、商品券やポイントを付ける約束をしていたとしましょう。契約してすぐ解約すれば、その記念品目当てに申込んだものと判断される可能性が高くなります。
クレジットカード会社は信用第一です。信用できないと判断したお客さまにはしばらくの間、入会を拒否する場合もありますので、解約は慎重に行う必要があります。
しばらく再契約できないって本当?
日本には、
- 日本信用情報機構(JICC)
- シーアイシー
- 全国銀行個人信用情報センター
の3つの信用機関があることをご存知でしょうか。
クレジットカード会社と信販会社が主に利用するのは、シーアイシーになります。ですが、この3つの信用機関はCRINというネットワークでつながっているため、法人クレジットカードを解約した場合、3つの機関で情報が管理されることになります。
このことから、審査が厳しくなりその分、作成・発行されにくくなるというわけです。
まとめ
アメリカンエキスプレスビジネスカードの解約方法について説明しました。
解約はクレジットカードの裏面に記載されている連絡先に電話をかけることで解約できますが、ポイント、利用履歴などを解約前に確認してから手続きを行うことをおすすめします。